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昭和ミニスカ歌謡大全(文・石橋春海)はミニスカートの芸能人を懐古 [芸能]

昭和ミニスカ歌謡大全(文・石橋春海)はミニスカートの芸能人を枚挙

『昭和ミニスカ歌謡大全』(文・石橋春海)は、『明るいセクシー路線で日本中が元気になった』ミニスカートの芸能人を紹介しています。『昭和の不思議101 隠蔽された昭和アイドル真相解明号』(大洋図書)という昭和を振り返るムックに収録されています。



『昭和の不思議101』(オーシャンブックス)は、未解決事件、都市伝説、猟奇犯罪、戦後GHQの陰謀論、有名人死の真相など…真実が長らく封印されてきた出来事を振り返るムックです。

それにしても、ヘアヌ ードではなく、“たかが”ミニスカでひとつの読み物ができてしまうのは、まさに昭和ですね。

ツイッギーに影響を受けた「ミニスカ」というトレンド


タイトルは、『昭和ミニスカ歌謡大全』。

『明るいセクシー路線で日本中が元気になった』というサブタイトルとともに、1967年にイギリスの人気モデル、ツイッギーが来日してから、日本中の女性が感化され、その流れがどっと歌謡界を席巻したと書かれています。


ツイッギーは当時、「年に1000万ドル(36億円)を稼ぎ出す売れっ子ファッションモデルで「ミニ(スカート)の女王」として日本では若い女性から羨望の的とされ、ツイッギーをイメージしたコンテストが催されるほどの過熱ぶり」(Wikiより)でした。

それまでは、どちらかというとふっくらした女性の方が評価が高かったような気がしますが、ツイッギー以来、「痩身」と「ミニスカート」がトレンドに。

服装の方は流行が変わりましたが、「痩身」の方は、今日まで変わることのない「女性の美」の目指すところとなってしまいました。

『Oh! モーレツ』は時代を表現


そして、本記事では、ミニスカ姿のレコードジャケットやポスターが紹介されています。

ご紹介しましょう。

小川ローザ『Oh! モーレツ』
黛ジュン『恋のハレルヤ』
響かおる『太陽がこわいの』
平山三紀『マンダリンパレス』
加島美沙『ヨコハマの女』
ザ・ピーナッツ『スーパーレアコレクション』
美空ひばり『真赤な太陽』
奥村チヨ『愛の花咲く頃』
ゴールデン・ハーフ『ケ・セラ・セラ』『おんなの弱点教えます』
泉アキ『これが恋かしら』
森山加代子『白い蝶のサンバ』
園まり『あなたのとりこ』
安倍律子『愛のきずな』
小山ルミ『グット,,がまんして!!』
安西マリア『涙の太陽』
ピンクレディ『渚のシンドバッド』
キャンディーズ『危い土曜日』
チコとビーグルス『帰り道は遠かった』
桜田淳子『ミスティー』
麻丘めぐみ『ときめき』
キャンディ・シュー『遠く消えた恋』
小川知子『愛こそいちずに』

どのようなジャケットかご関心のある方は、検索してください。

この中で、ひとつだけレコジャケではなくCMポスターがあります。

小川ローザの『Oh! モーレツ』です。

この方のCMは当時、大変な話題になったのです。


『Oh! モーレツ』といいますが、たんに小川ローザのスカートのめくれ方がモーレツだったわけではなく、高度成長時代には「モーレツ社員」というサラリーマンを形容する決まり文句があったので、それをかけているわけです。

ところで、中に一人、意外な人が含まれていませんか。

昭和の歌姫、美空ひばりさんです。

昭和の歌姫もミニスカートで歌った!


『昭和の歌姫』『演歌の女王』などといわれた美空ひばりさんが、『真っ赤な太陽』という歌を、アイビールックに身を固めた硬派グループサウンズの、ジャッキー吉川とブルーコメッツをバックに従えて歌ったのは1972年のことでした。


最初は難色を示した美空ひばりさんも、当時、飛ぶ鳥を落とす勢いだったジャッキー吉川とブルーコメッツがバックの演奏を担当したことで、すっかりノリノリで、ミニスカートまではいたそうです。

『真赤な太陽』は、140万枚の大ヒット曲となりました。

今の40代の人たちなら、『真っ赤な太陽』といえばリメイクした黛ジュン、20代以下になると、歌名どころか美空ひばりすらも知らないかもしれませんが、ビートたけしが、たまにコントでその歌を歌っていました。

現代では、脚やお尻の形がまるわかりのスキニーパンツを、下半身がもりっとした中年女性まで履いていますし、ミニスカートぐらいで大騒ぎするほどではない、と思われるかも知れませんが、短いスカートを履いている女性がいたら、つい視線はそちらにいってしまうのも確かです。

昭和40年代前半の、そんな「興奮」を記事から感じ取るのも一興です。

昭和の不思議101 隠蔽された昭和アイドル真相解明号 (オーシャンブックス) - 大洋図書
昭和の不思議101 隠蔽された昭和アイドル真相解明号 (オーシャンブックス) - 大洋図書
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赤面症

ツイッギーの隣の方は?
by 赤面症 (2023-10-31 01:46) 

pn

今は学校の制服も短かいじゃん?男子はよく平静保って勉強していられるなと(笑)
by pn (2023-10-31 06:12) 

mm

はぁ~懐かしいぃ~♪ 今ではおばあさんのわたくしも当時ミニスカ履いて会社に通っていました^^
by mm (2023-10-31 06:22) 

Take-Zee

おはようございます!
ひばりさんがミニスカート・・ビックリしました!!

by Take-Zee (2023-10-31 07:56) 

扶侶夢

吉永小百合の「恋の歓び」が入っていないのが唯一問題ですねぇ…。当時はあまりテレビの歌謡ショーに出ていなかったからかな?
by 扶侶夢 (2023-10-31 08:50) 

beny

 黛ジュンさんが一番印象的でした。
好きな歌でレコード買いましたよ。
by beny (2023-10-31 11:36) 

HOLDON

懐かしい~
私の妻、遠い昔きれいな足を見せてくれましたよ。
本人いわく、人に見せたいというよりも自分の容姿を鍛えるつもり、と言っておりました。
by HOLDON (2023-10-31 17:33) 

そらへい

ツィッギーが初来日したのは1967年なんですね。
ニュースを見た覚えがあります。高1の頃ですね。
小川ローザのCMはその二年後だったのですね。
私の回りにもファンがたくさんいました。

by そらへい (2023-10-31 20:25) 

tai-yama

ひばりさんはそこまでミニじゃ無い気も・・・・
生足度で言うならホットパンツも(アムラーですね)。
by tai-yama (2023-10-31 22:52) 

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