中学生から知っておきたい!悪い大人にお金をだまし取られない全知識(イケダハヤト著) [生活]
中学生から知っておきたい!悪い大人にお金をだまし取られない全知識(イケダハヤト著)は、情報弱者を狙った「ネットの詐欺」解説です。怪しい投資案件、フィッシング、なりすまし、謎のプレゼントなど、サイトやメールを使った詐欺を教えてくれます。
そのメール、開けて大丈夫ですか?
「スマホに謎の着信~国際ワン切り詐欺~」は、「+」で始まる番号のワン切りに出てしまうと、高額な通話料金の請求があり得るといいます。
電話をかけてくる業者は、100人に1人でも折り返してくれれば「もとが取れる」とか。
身に覚えのない国際電話には出ないことだと、本書では注意を促しています。
「メールによるフィッシング詐欺」とは、Amazonやカード会社の差出人名をカタッた、「アカウントを停止する」「停止している」といった脅しメールで、クリックさせるもの。
焦って、そのメールに従ってリンクをクリックし、メールアドレスやパスワードなどを入力してしまったら、個人情報は盗まれてしまいます。
著者は、本物かどうか見分けるポイントとして、ログインしようとしているサイトのURLや、メールアドレスなどは正しいのか、メールの文章は日本語としておかしくないかなどを見ることが大事といいます。
芸能人なりすまし詐欺
芸能人名のメールって来ませんか。
あなたが、芸能関係者や個人的に芸能人との付き合いがあるのなら別ですが、一般のファンに、わざわざ芸能人がメールを出すと思いますか。
……とは思いながらも、ひとまず返信して様子を見ようと思いませんか。
「なにかの間違いでは? でもメールいただけて嬉しかったです。応援しています」
なんて返信してしまいませんか。
それ、ダメです(笑)
それは芸能人なりすまし詐欺です。
本書によると、メールを往復して、親密になってから「あなたとメールしていたことが、事務所にバレてしまいました。ここから先は、事務所後任のサイトで会話しませんか?」と、有料のチャットサービスに誘導されるそうです。
「こちらの手違いでご迷惑をおかけしました。お詫びも兼ねて、サインとグッズを送りますからご住所を……」なんて個人情報まで取りに来るかも知れません。
本書は、そんなメールは「無視」するのみ、としています。
私は、これも、少しケースは違いますが経験があります。
ある日、私はテレビドラマの『あさひが丘の大統領』の再放送を見ていました。
俳優の宮内淳さん70歳が8月14日に亡くなられていたことを先ほど知りました。
— マイティー (@ikegami1974) September 6, 2020
私は太陽にほえろ?のボンボン刑事より、学園ドラマ最終作のあさひが丘の大統領の破天荒教師 ハンソク先生の印象が強いですね。毎週見てましたね。
太陽よりも、裏番組の猪木のプロレスを見てました
ハンソク先生 合掌?? pic.twitter.com/oZ6ImzDZPR
そのとき、生徒役を演じた一人は、蟹江吾郎こと大村波彦さん。
このポスターでは、後列右端で、「◯」を作っている人です。
ドラマを見終わり、パソコンのメールソフトを立ち上げたところ、なんと受信したメールの一つの差出人の名前が「大村波彦」とあったのです。
ドラマを見終わったばかりで、自分もあさひが丘学園の生徒の一人になりきっていた私は、「あれ、どうしたの?カニエ」と、すっかり同級生気取りで、あやうくメールを開けるところでした。
いや、一応、開ける寸前で、「いやいや、あれはドラマだった」と気づいたもので大事には至りませんでした(笑)。
ただ、この話には続きがあって、その後、ツイッターにその経験をツイートしようとすると、なんと、大村波彦さんご自身が、「アカウントを乗っ取られました」とツイートしていました。
たんに「大村波彦」を名乗っただけでなく、そもそも大村波彦さんのツイッターアカウントまでのっとっていたというわけです。
私は一応、大村波彦さんに、こういうメールが来たと報告。
大村波彦さんには、「ご迷惑おかけしました」と謝っていただいたのですが、別に大村波彦さんが謝る話ではなく、やっぱりのっとったやつが悪いんですけどね。
国際ロマンス詐欺
近年、問題になっているのが国際ロマンス詐欺です。
ある日、あなたのSNSのメッセージボックスに、見知らぬ外国人男性から友達申請が来ていました。
不審に思ったあなたが「どうして私?」と質問を送ると、「スズキさんが、あなたのことを教えてくれた」と。
すると、あなたが、わざわざ相手に回答を与えるように、「〇〇のスズキさんですか」と返すと、先方はしめたとばかりに、「そうです。そのスズキさんです」
それでも気づかないあなたは、「なんだ、そうだったんですか」と納得して、その外国人男性との交流が始まります。
そして、いよいよその男性が日本に来ることになったものの、「空港でお金を没収された」とのことで、送金を求められる。
あなたは、騙されてお金を取られる、という段取りです。
本書では、「見知らぬ外国人からの突然のメッセージが来る」「恋愛関係をにおわせる」「高額な送金を依頼される」点が共通しているそうです。
私だったら、わざと存在しない「△△の鈴木さんかな?」とカマをかけてみるのもいいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
法的には合法でもお金は取られる
上記のことは、不法行為によるものですが、世の中には合法的にお金を取られてしまう仕組みもあります。
たとえば、イケダハヤトさんは「リボ払い」を真っ先に挙げています。
要するに、リボ払いは利息が高く付くのですが、情報弱者はそこに気づかず利用してしまうわけです。
リボ払い自体は合法です。
しかし、使う人は高い金利をむしり取られてしまうわけです。
高額の儲かる系情報商材も注意が必要です。
ただちに詐欺というわけではないのですが、「1日僅かな作業で高額収入」とか、おいしい言葉にのらないようにしましょう。
その商材の販売者が、その手法で成功しているのが事実だとしても、その人はきっと、儲かる手法を編み出すために、相当な作業量をこなして苦労をしているはずです。
売られている情報は、しょせん、頑張るためのヒントなり、見本なりの意味しかなく、結局成功できるかどうかは読者の努力次第なのです。
本書によると、合法非合法含めて、いちばん騙されやすいのは50代女性といいます。
ということで、本書は50代女性の方、必見です。
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いちばん騙されやすいのは50代女性
人生に退屈して一花咲かせたいのかな(*^^*)
by 赤面症 (2023-08-31 01:08)
他人ごとではないです
自分も危うくって経験あります
巧妙で分からなかったですね
若い頃、家の電話に「おめでとうございます」って掛かってきたことありますが、いつの時代もサギは横行してますね。
by コーヒーカップ (2023-08-31 02:22)
知恵比べですね。
と言っているのが一番危ないかも。^^;
by よしあき・ギャラリー (2023-08-31 06:18)
そもそも、知り合い以外の人から来たメールは
その場で削除しています。
毎日メールを消すのに時間がかかります^^;
by Rchoose19 (2023-08-31 07:31)
おはようございます!
お金を持っているからオレオレ詐欺にあったり、
強盗にあうんです。
私みたいに無ければなんの心配もいりません (^-^)!
by Take-Zee (2023-08-31 09:56)
いっぷくさん こんばんは
詐欺メールは多いし、ネットにも詐欺が溢れている時代になりましたね。取り締まりは進んでいないので、自分で守るしかなさそうです。
by SORI (2023-08-31 20:48)
心当たりがないメールは開けないのが一番ですね。
SNSで心当たりが無いものもなるべく無視するのが
一番と・・・
by tai-yama (2023-08-31 23:08)