ホーンユキさんが、昭和の名作ドラマ『傷だらけの天使』について語ったのは『昭和の不思議101』 （オーシャンブックス） です。未解決事件、都市伝説、戦後GHQの陰謀論などを特集する『2019年夏の男祭号』のインタビューページに掲載されていました。
『2019年夏の男祭号』で、トップのグラビア記事は、『あの女神は今』というインタビュー記事です。
本書が発行された当時、話題になった萩原健一さんの訃報を受け、かつて共演した『傷だらけの天使』について、ホーンユキさんが語っているのです。
『傷だらけの天使』のうち、今や存命なのは、『相棒』の水谷豊さんと、ホーンユキさんだけです。
ホーン・ユキさんは、1970年代に活躍したタレントです。
1970年に、4人組のアイドルグループ『ザ・シュークリーム』のメンバーとしてメディアに登場。
解散後は、女優として実績を重ねました。
入川正則さんと結婚後は、いったん芸能界から退きましたが、2004年に離婚。
2014年から芸能活動を再開しています。
その間、警備会社で働いていたことがマスコミで取り上げられ、話題になりました。
現在は、障碍者支援ボランティアの活動も行っているそうです。
冒頭カラーインタビューで語られる『傷だらけの天使』
『傷だらけの天使』（1974年10月5日～1975年3月29日、東宝・渡辺企画/NTV）は、今も根強いファンの多いテレビ映画です。
このオープニングは、青春ドラマの金字塔ですね。
ロケ地は、もう解体されたと思いますが、東京・代々木にありました。
舞台は、綾部情報社。
探偵事務所です。
「探偵」と一口に言っても、いろいろ得意分野はありますが、綾部情報社は、他の探偵事務所が敬遠するような、危険な案件の調査と後始末を隠密に行います。
登場するスタッフは、所長（岸田今日子）と男性社員（岸田森）、受付嬢（ホーン・ユキ）の3人。
それ以外は、福利厚生も雇用関係もない、仕事があると呼び出される調査員が数名。
何かあっても労災など使わせてもらえず、最悪“殉職”したらそれっきり。
そんな請負調査員が、木暮修（＝オサム、萩原健一）と乾亨（＝アキラ、水谷豊）です。
命をおびやかされるような危険な仕事をさせられ、報酬はほのめかされていた額の何分の1かで、しかも岸田森にピンハネされるという、およそ人間らしい扱いを受けていません。
それでも、全26話中、25話まではなんとか命拾いするのですが、最終回では、アキラ（水谷豊）がバイトで真冬に噴水に入るパフォーマンスで、風邪をこじらせて死んでしまいます。
ホーン・ユキさんが『傷だらけの天使』に出演したのは23歳の時。
綾部情報社の経理担当兼電話受付である浅川京子役を演じました。
セクシーでもあり知的でもある浅川京子を演じる
「この作品は、女優へ軸足を置き始めた私の最初の本格ドラマ出演でした。レギュラーは萩原さんはじめ、岸田今日子さん、岸田森さん、そして、当時はまだ若手の水谷豊さんら個性派揃い。そこへ毎回、緑魔子さん、桃井かおりさんら、さらに一筋縄でいかない演技派がゲストですから、私が立ち向かうなんて無理無理。最初から、なるべく色を出さないようにしていました」
制作は、東宝と渡辺プロの子会社である渡辺企画。
そこで、渡辺プロ所属のホーン・ユキさんは、オーディション無しでキャスティングされたそうです。
やはり、バスト90の若い女性が出演していたら、男性視聴者とすれば、それだけで華があるということか。
当時、放送されていたのは土曜の夜10時。
今なら、その価値観は問題視されるかもしれませんが、当時の価値観ではこのくらいの「お色気」は当たり前のように放送されていました。
なぜ、小暮修や乾亨が、キケンな上に報酬のピンハネまでされても、綾部探偵事務所の仕事を続けたのか。
セクシーでもあり知的でもある浅川京子がいるから、という説得力になりました。
インタビューでは、出演者だけでなく、脚本や監督も大物揃いだったことも回顧され、撮影中のエピソードも打ち明けています。
本作を覚えておられる方は、50代以上でしょうか。
ホーンユキさんは、今もFacebookの昭和関連グループでは時々話題になっていますね。
『昭和の不思議101 2019年夏の男祭号』 （オーシャンブックス）は、AmazonUnlimitedの読み放題リストに含まれています。
ドラマのファン、彼女のファンなら必見のインタビューです。
昭和の不思議101 2019年夏の男祭号 (オーシャンブックス) - 大洋図書
俳優は出演作が残るのでずっと覚えてもらえていいですね
会社員とかは退職したらそれっきり
by 赤面症 (2023-08-13 01:13)
芸能界や役者さんのことは疎くてあまり分かりませんが
髪型が時代を感じさせます。
by コーヒーカップ (2023-08-13 04:36)
傷だらけの天使。覚えていますよ。井上バンドのテーマソングに乗せてスイミンググラスを付けたショーケンと当時は坊やだった水谷豊の少しコミカルなドラマでした。
by 我流麺童 (2023-08-13 06:39)
傷だらけの天使
当時中学生の青春期で親の目を盗みながら見ていました。
学校でも話題の中心だったことを思い出します(^o^)
by KINYAN (2023-08-13 07:21)
こんにちは！
こんな女優さんもいましたね！
入川さんと結婚した人というくらいしか
知りません。
by Take-Zee (2023-08-13 10:41)
ホーンユキ出てたっけか？f^_^;
by pn (2023-08-14 09:08)