片腕天才ゴルファー・TommyMorrissey少年の動画を、昨今注目を集めている動画(bouncy/バウンシー)が投稿していました。動画は、TommyMorrissey少年が、ゴルファーとして、障害者として、3つの道を切り開いた様子が描かれていました。
bouncyとは、“新しい概念のプロダクト”を旗印に、最先端のテクノロジーや人を動画で紹介しているサイトです
新しい技術や製品の紹介動画を、よく視聴しているのですが、きょうは、『子供たちに希望の光を与える片腕天才ゴルファー』というタイトルで、TommyMorrissey少年の動画がFacebookのタイムラインに流れてきました。
子供たちに希望の光を与える。片腕天才ゴルファー
生まれつき右腕がないTommyMorrissey少年は、わずか生後14ヶ月の頃からゴルフに興味を持ち始めました。
3歳の頃から、片腕のゴルファー「onearmgolfer」とも呼ばれ、メディアで注目されるところとなりましたが、左だけで100ヤード近く飛ばすことができ、現在(8歳)フロリダでは2位、世界ジュニアゴルフ選手権では7位につけているそうです。
この動画で感じたことは、次の3点です。
“ゴルフは右ききでも左手で打つのが理想”を体現
ゴルフスイングは、よく、右利きの人は“右手を使わない”意識が正しいといわれます。
飛距離は左手が司り、右手は方向性を安定させるために使うのが理想のスイングだからです。
生まれつき右腕がないTommyMorrissey少年が飛距離を伸ばすことは、それを体現したものであり、またフォームが理想のフォームになっていることの証左です。
障害者でも競技者として実績を残しつつある
身体的ハンデがありながら、その身体能力が必要な競技者として実績を積み重ねています。
とりわけ同じ障害がある人にとっての夢や希望となるとおもいます。
他の障害者に物心両面で貢献している
TommyMorrissey少年は、義肢が必要な子供達のためにチャリティー活動も行い、ホンダクラシックケアは、約165万円の資金を援助。
援助したのはホンダクラシックケアですが、要するにTommyMorrissey少年が、ゴルフの腕前でそのお金を動かしたわけです。
資金で送られたバギーに乗っている、重症の障害者に涙しているTommyMorrissey少年のラストが良かったですね。
ここには、精神面だけでなく、物質的にも障害者が障害者を支援する構造があります。
同じ障害者だからこそ必要なものがわかる、ということでしょうか。
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物質的な支援はやはりありがたい
翻って、日本では、金銭的欲求をまるで汚いもののようにとらえ、「報酬よりやり甲斐」などと綺麗事を唱える向きがあり、それがブラック企業を喜ばせている現状があります。
お金と精神は、別個のもの、相反するものとあたまから決めつけるのもどうなんだろうか、と私は思うことがあります。
お金さえあれば、重度の障害者にバギーを寄付できるのです。
お金さえあれば、現実のものとして近づきつつある再生医療も、お金のことを気にせず前向きに検討できます。
ですから、気持ちも大切ですが、物質的な支援はやはりありがたいのではないかと思います。
その意味で、お金のある人は、手元不如意の私なんぞよりも、期待と信頼を得る立場にいるのは当然だと思います。
もちろん、福祉行政は社会として考えていかなければならないことではありますが、だからといって個人的な寄付や慈善事業をためらうこともありません。
日本でも、企業や社会的に成功した人による物質的支援もより積極的にお願いしたいですね。
知的・発達障害者の就労自立支援 (特別支援教育ONEテーマブック)
日本のお金持ちは、宇宙が好きみたいですね。
その分地球の問題に還元したら、人から尊敬されて、
ご自身の事業も、もっとうまくいくかもしれないと
思うのは、勝手な考えかな。
by 犬眉母 (2019-05-26 02:35)
このお記事を拝読させていただきながら思い出したのがかつて全国的に跋扈した「タイガーマスク(伊達直人)」現象なる一種のブームでして、児童福祉施設などにランドセルなどを置いておく、あるいは贈る事例が続出したことです。この件についてはいろいろ意見が出たのでしょうが、その多くが匿名によって行われていて、世間的には、「匿名だからこそ素晴らしい」という雰囲気があったと思います。わたしは正直なところ、(寄付するなら、ちゃんと名前を出せばいいのに)と感じておりました。日本では名前を出して寄付や慈善事業を行うと、売名だの何だの言われる傾向があり、事実売名としてやっている人たちもいるのでしょうが、そうしたことを踏まえた上でも、「匿名による寄付が続出」という状況には不気味さを感じました。もし自分のこととして考えてみれば、突然何かが贈られてきて、その贈り主が分からなければ、非常に不気味に感じます。とても受け取る気はしません。だからどうにもあの時期の報道の雰囲気が肌触りが悪かったです。そのような記憶も含め、しっかり名乗って慈善活動をすべきというお考えには大賛成です。
『子供たちに希望の光を与える片腕天才ゴルファー』は素晴らしいですね。ゴルフのことはまったく分かりませんが(藤子不二雄の『プロゴルファー猿』は好きでしたが 笑)、このようなお話はジャンルを超えて多くの人に力と希望を与えてくれますね。特に日本は、(ある条件であれば、あれも無理、これも無理)と最初から何もせずに「諦めろ!」という社会的圧力が強い国ですから、今夜のようなお話はとても嬉しく感じます。「諦めろ!」という社会的雰囲気は身体障害者の方々に対してだけでなく、例えば高卒者、中卒者、あるいは見た目や年齢によって、「あなたの人生はここまでが限界」なんて、勝手に決めつける人たちがとても多いです。日本社会の閉塞感って、そうしたところからも来ているのだと思います。
>気持ちも大切ですが、物質的な支援はやはりありがたい
両方大切なのですよね。なぜか、どちらか一方に傾いてしまう人が多いのですが、その辺りが「日本人は大人になり切れない」と評される一因なのでしょうね。
・・・
>処置することが減った
そうですね。転院してからは転倒の裂傷処置くらいで、後は投薬ですね。食費は高いですよね。現在の病院へ来てからはよく食べてくれ、栄養摂取は問題なくなっているのでまだいいですが、高知赤十字病院の時期はほとんど残しているのに同様の額だったはずです。食事に関してはまだ刻んで柔らかくした献立でして、これがいつ普通食になるのかも大きなポイントです。わたしも本当であれば転院後は手術後病状も安定、リハビルも順調と安心して過ごしたいものですが、これほどまでに「転倒の危険」をいつも意識しなければならないとはさすがに予想外でした。もちろん退院後を視野に入れ、あらゆる研究や努力を惜しまずにやっていきます。
>合計が入院費より少し高いぐらいです。リ
そうなのですね。そうした内容もどんどん具体的に考えていきたいと思います。少なくともまだ1か月以上は入院生活は続くと思いますので、母の精神的ケアは極めて大きな課題です。そして大手術と入院生活で部分的な認知能力は明らかに後退しておりますので、その回復にも努めたいと思っております。 RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2019-05-26 03:01)
片足でスキーする人も凄いと思うけど片腕で100ヤード飛ばすのかぁ、飛ばすのも凄いけどよく球に当てられるなぁ。
by pn (2019-05-26 06:23)
どんな形でも成功を目指して頑張る人は応援者も多くなりますね。そして回りからも多くの人の支援も必要ですね。
by 旅爺さん (2019-05-26 06:32)
私は何年もゴルフをやっていますが、片手で100ヤードも飛ばせる事が出来るんですね@@しかもまだ8歳・・・
これからの活躍を注目したいです!!
by エンジェル (2019-05-26 10:30)
人間の潜在能力は無限であることを、知らされた思いです。それには、悲観せず前向きに考えるという条件が必要ですが、8歳の子供がそれをしていることに驚愕を覚えます。
by レインボーゴブリンズ (2019-05-26 14:32)
こんにちは!
この暑さ、なんとか一段落して欲しいです。
by Take-Zee (2019-05-26 16:21)
腕は、なかなか大変でしょうが、努力されたんですね。
ちなみに私の友人は、ポリオで片足が萎縮してしまって跛行の状態ですが、腕前はシングルプレーヤーです。
by ヨッシーパパ (2019-05-26 19:28)
すばらしい少年ですね。めげずに前向きに努力し、
しかもチャリティーまでしているとは!頭が下がります。
親御さんも偉いと思います。
by coco030705 (2019-05-26 23:29)
自分の生まれ持ったハンデを物ともせずに世界で活躍する、並大抵でない努力を感じます。
by ナベちはる (2019-05-27 00:33)