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目の不自由な方に対する駅ホームでの声かけ・サポートの基本確認 [障害者]

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『目の不自由な方に対する駅ホームでの声かけ・サポートの基本』という16分50秒の動画が、Facebookでシェアされていました。みなさんは、いざその場になったら、適切なサポートができますか。私は自信がないので動画を鑑賞し、さらにシェアさせていただきます。



目の不自由な方が困っていたら、どうされますか。

私はおろおろして、でも我流で何かして、あとでネットで調べて、「ああ、あれはまずかったのか」と失敗に気づいて後悔するパターンです。

そうならないように、今回、Facebookでシェアされていた、駅ホームでの目の不自由な方に対する声かけサポートを促進するための動画(prefsaitama)をご紹介します。



わずか16分50秒の動画ですから、直接見ていただいたほうがいいのですが、次の基本的に対応だけご紹介します。

白杖使用者への声かけ方法


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まず、白杖使用者への声かけ方法について解説されています。

目の不自由な方は、困った時でも声をかける相手を見つけづらい状況にあるため、立ち止まって困っているようなら、進んで声をかけてもよいそうです。

こんにちは

相手の方に声をかけ、こちらに気づいてもらうことです。

そして介助が必要かどうか相手の意向を確かめます。

動画では、ポイントとして
  1. 相手が話しかけられていることが分かるよう、声かけを行いましょう。
  2. 「何かお困りでしょうか」「お手伝いすることはありますか?」と言ったように声をかけましょう。
  3. 急いでいたり、行き先が違う方向の場合、駅員や他の人の協力を得てもよいでしょう。

と解説されています。

とくに3番目ですね。

線路に降りて、人助けをしたことが問題になっていますが、やはり駅には駅のルールがありますから、自分の善意で完結しないで、自分がどこまで関わってよいかわからない場合は、率直に駅の方に尋ねた方が良いと思います。

介助を希望された場合


声をかけて、介助を希望された場合は、その人にあった介助を行うため、どのような対応が良いかを尋ねてから介助を行います。

どうしたらいいですか

誘導が必要なら、手や衣服を引っぱったり、後ろから押したりするのではなく、ひじか肩を持ってもらい、白杖がひっかからないギリギリの距離、だいたい半歩ぐらい前を歩くようにします。

介助を断られた場合


人や場面にもよりますが、いつも介助を求めているとは限りません。

しかし、介助が必要なかった場合でも、黙ってその場を離れずにひと声かけてからその場を去り、介助を断られても危険がある時は積極的に声をかけ、状況を説明した上で安全なところまで案内することを動画では求めています。

そして、転落などの危険な状況を生み出さないために、歩行を見守ることも。

動画では、ポイントとして、
  1. 介助が必要かどうか確認しましょう。
  2. どのように介助したら良いか確認しましょう
  3. 身長差がある場合には、肩や手首をつかんでもらうと良いでしょう。
  4. 白杖を触らない、手を引っ張らない。後ろから押さないようにしましょう。

と、まとめられています。

手を引っ張らない。後ろから押さない

白杖を触らない

動画はこのほか、エスカレーター、エレベーター、線路案内など、複数の場面の想定が続きます。

あまり多くの例をご紹介しても、忘れてしまったら意味がないのでまた後日の機会として、今回は3つのケースをご紹介しました。



イースター限定のホームパイ


目の話と直接関係はないのですが、4月21日までなので急いでご紹介しますと、不二家34枚イースターホームパイ(バター&ショコラ)は、イースターまでの期間限定で販売されています。

不二家34枚イースターホームパイ(バター&ショコラ)

定番のバター味が20枚(10包)と、限定のショコラ味が14枚(7包)のアソートがそれぞれ小分け包装されています。

それぞれ小分け包装

ホームパイ

イースターとは、英語表記でEaster(復活祭)。

処刑された後、復活したといわれるイエス・キリストを祝うお祭りです。

今年は4月21日がイースターの日(春分の日以降、最初の満月から数えて最初の日曜日)です。

つまり、その4月21日までの期間限定商品が、不二家34枚イースターホームパイ(バター&ショコラ)ということです。

不二家ホームパイ、よく買います。

お好きですか。

何かお手伝いしましょうか 目の不自由な人への手助けブック
何かお手伝いしましょうか 目の不自由な人への手助けブック

イースター ホームパイ (バター&ショコラ)
イースター ホームパイ (バター&ショコラ)

目の見えない人は世界をどう見ているのか (光文社新書)

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  • 作者: 伊藤 亜紗
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2015/04/16
  • メディア: 新書


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犬眉母

どんなときでも適切に
行動できるようにしたいですね。
by 犬眉母 (2019-04-19 02:15) 

末尾ルコ(アルベール)

目の不自由な方に対する駅ホームでの声かけ・サポートの基本確認・・・このような知識、情報はいくらでも知っておきたいし、多くの方に知っていただきたいです。とても大切な内容、有難うございます。目の不自由な方だけでなく、身体のどこかが不自由な方々、(介助して差し上げたい)という気持ちはあっても、どうやれば適切かが分からない場合も多いですよね。かえって邪魔になってしまったり、不愉快なお気持ちにさせてしまっては大変ですから、原則的な「求められる対応」は社会で共有していきたいところです。

>「何かお困りでしょうか」「お手伝いすることはありますか?」

ちょっとした言葉の綾で相手を不愉快にさせてしまうこともありますから、「マニュアル」ということではなく、「例」として挙げていただくのはとてもいいですね。こういうフレーズって、普段から頭に入れておかないと、案外出てきませんからね。

>駅員や他の人の協力を得てもよいでしょう。

このような行動パターンも、頭に入れておかねばできない人、多いと思います。必要とされる行動を頭に入れておくのは本当に大事ですね。

介助を断られた場合・・・ここで挙げてくださっている4点は本当に大切ですよね。特に白杖と距離感や関係性はほとんどの人が知らないことだと思いますので、こうした動画がより多くの方に視聴されればいいですね。

イースター限定のホームパイ・・・リーズナブルで美味しいですよね。最近は食べてませんでした。早速スーパーで見てみます。


・・・

>退院も視野に入れて動いたほうがいい、という善意かもしれないですね。

これには後日談がありまして、この叔母は2~3週間の時点でもう母が「退院している」と勘違いしていたのです。もちろんわたしはひとことも「退院」などと言っておりません。わたしの伝え方が悪かったのかもしれませんが、叔母としては(ヘルパーさんに来てもらうのも近いかもしれないから、少しでもきれいにしとけよ)というところだったのだと思います。「退院」と取り違いをした原因は定かではありませんが、手術後2~3週間の時期は記事でも書いているように、大変なことが毎日のように起こっていて、そんな折に「庭のビン缶をどうにかしとか」とか言い出すものだから、カチンと来ました。

>仕事に関係のないところは片付いているかどうか

庭ですからもちろん仕事に関係はありません(笑)。その叔母は善意の人ですからもちろん悪気や嫌味のつもりはなかったのでしょうが、いずれにしてもこのような時期に「もっと体裁よくしましょう」とか、わたしなら言いませんです。

>「みんな」はないだろう

ちょっと考えられない神経の方ですね。わたしでもご縁は切らしていただくのではないかと(笑)。それと、何でもかんでも手垢のついた一般論、お決まりのフレーズを言って悦に入っている人って多いですよね。シンプルなものでは、「男(女)っていうのは、そういうもの」とか言って、何か立派な意見を述べたつもりの人、多いです。

母の現状なのですが、後日詳しく記事にしますけれど、腰痛が大問題になってきました。本日医師の説明を受ける予定ですが、リハビリとの兼ね合いがかなり難しくなるのは間違いないです。もちろんここまで来てますから、必ず克服したいと考えております。 RUKO

by 末尾ルコ(アルベール) (2019-04-19 03:26) 

pn

杖の事は頭になかったなぁ。
by pn (2019-04-19 06:15) 

ヤマカゼ

たまにですけど、地下鉄で席を譲られた事があったので逆に声かけは意外とできます。
by ヤマカゼ (2019-04-19 07:05) 

えくりぷす

目の不自由な方をサポートするのに、ひじを持ってもらうというのは聞いたことがあります。付け焼刃では、実際にその場にいたらお互いに困ってしまうと思うので、しっかりと頭に入れておくことが必要かと思いました。
不二家のホームパイ、最近は食べた覚えがないですが、たまには良いですね。イースター期間限定品、探してみます。
by えくりぷす (2019-04-19 14:38) 

Take-Zee

こんにちは!
町内のマッサージ院のおじさんが
杖を付いて通って来ます。
 横断歩道で見かけると手を添えて
あげます、ちょっと恥ずかしいですが。

by Take-Zee (2019-04-19 15:52) 

ヨッシーパパ

ん?イースター?
なんだか、ピント来ませんね。
古い人間なもので。
by ヨッシーパパ (2019-04-19 19:17) 

さうざんバー

とても参考になりましたが、白い杖の方が困っているのを見たことがありません(^^;)活かせる時が来るといいなぁ~(^^)v
イースターって今なんですね(^^;)ハロウィンのように流行るかな~??
by さうざんバー (2019-04-19 23:46) 

ライス

こんばんは。
通勤で何度か駅で目の不自由な方の対応があったので、
参考になります。
しかし…見て見ぬ人が多いのが悲しいですね。
いつでしたか、目の不自由な方が駅の出口がわからず、
声をかけながら歩いていも誰も声をかけず、
こちらに近づいてきたので、並び列から2歩それて、
説明して戻ろうとしたら戻るところがない(笑)
おかげで、改札まで案内できましたけど(汗)
by ライス (2019-04-22 01:49) 

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