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血中ブドウ糖抑制サプリはてんかんや糖尿病治療を補助できるか

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血中ブドウ糖を抑制し腸内環境を整えることで、脳障害(てんかん)や糖尿病の改善に役立てるという機能性表示食品が話題になっています。昨今流行の「糖質制限」は、ある種の疾患や障害などでは、その改善に用いられることがあります。



しかし、人間にとって糖分というのは大切なエネルギー源ですから、一方で「やみくもに制限する」ことによる弊害も多々見られるとされ、医学界ではデリケートな問題です。

さて、「ある種の疾患や障害」と書きましたが、「疾患」はご想像の通り、糖尿病です。

そして「障害」は、脳障害のことです。

脳障害でしばしば併発する「てんかん」は、食事治療が試みられることがあります。

脳神経系の医療機関のサイトには、てんかん治療として、小児用に「ケトン食療法」、成人用に「修正アトキンス食療法」「低グリセミック指数食」という食事治療があることが紹介されています。

血中のブドウ糖が低下すると、肝臓がケトンという物質を産生。

脳は糖に代わってケトンをエネルギーとする。

すると、てんかんに対して良い結果が出ている。

だからそれをてんかん治療に使おう。

というのが「ケトン療法」です。

ただし、テレビのいい加減な健康情報番組の「糖質制限」と違うのは、脂肪、たんぱく質、糖質・炭水化物という主要栄養素の比率を一定になるように計算しながら、医師の指導と管理栄養士の管理のもとで施行するものです。

なぜなら、低糖によってケトン体が出すぎると、昏睡状態に陥ってしまうこともあるリスクのある療法だからです。

ですから一応念を押しておきますと、ただの「栄養士」ではなくて「管理栄養士」でなければいけません。

以前ご紹介しましたが、医師の吉田たかよしさんによれば、夜遅くの電車の中は何となく酸っぱいにおいがするが、あれはケトンが出ているから、といいます。

夕食もとらずに残業して、ブドウ糖が減ってケトン体が出ているというのですが、私はてっきり、ちょっと一杯やってきた人の吐く酒の匂いかとおもい、そんなもの吸いたくないからなるべく息をしないようにしようと思ってがんばっていました(笑)

それはともかく、もうひとつの「修正アトキンス食療法」というのは、やはり糖質制限ですが、「ケトン療法」ほどすべての栄養素に厳しくはなく、糖質にやや制限がある以外、カロリー制限はなく、脂質はむしろ多く摂ることが推奨される食事療法です。

「低グリセミック指数食」というのは、「修正アトキンス食療法」より、さらに糖質の摂取量を緩和した食事療法です。

つまり、糖質は制限しますが、「制限」を少なくすることでリスクを減らす治療法が求められているのです

こうした治療法をご存知の方は、改善どころか新たなリスクを生じ得るテキトーな「糖質制限」を、さぞ苦々しく思われていることでしょう。

サプリメントで血中のブドウ糖濃度を抑える


ただし、食事療法というのは、在宅で行う場合は家族の相当な協力が必要です。

そして、どれぐらいの制限で有意な結果が出るのか、どのくらいまでの制限なら医学上許されるのかということを判定するのが大変困難であり、少なくともただ糖分を控えるという簡単な話ではありません。

そこで、家庭でゆるやかに糖の吸収を抑えて血糖値を高くしない機能性表示食品が、糖尿病や脳障害関係者でいくつか取り沙汰されています。

たとえば、難治性のてんかんが後遺症として残っている我が長男がはじめたのは、富士フイルムヘルスケアラボラトリーが発売した、メタバリアSというサプリメントです。

機能性表示食品というのは、「事業者の責任で、科学的根拠を基に商品パッケージに機能性を表示するものとして、消費者庁に届け出られた食品」(消費者庁)です。

メタバリアSの意義と効能は、要約するとこう書かれています。
糖分は体のエネルギー源として必要なもの。 しかし、摂り過ぎは様々な健康リスクを引き起こす恐れがある。 かといって、糖質を抜くだけの「糖質制限」は、腸内環境や体調の乱れにもつながる。 メタバリアSは、サラシア由来のサラシノールが食事から摂取した糖の吸収を抑え、吸収されなかった糖はビフィズス菌の餌にすることで腸内環境も良くなる

要するに、メタバリアSを飲むと、自分で糖質を制限しなくても、糖の吸収(血中濃度)を抑えてくれるということです。

私は知らなかったのですが、サラシアというのは、以前から血糖値対策のサプリメントに使われていたようですね。

こうしたサプリメントが、難治性の病気や障害の改善について何らかの補助になるのなら、前向きにそれを使ってみることは悪いことではないでしょう。

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排便回数は「効果あり」だが……


で、我が長男に、さっそく使ってみました。

今のところ、トイレの回数が増えたので、腸内ビフィズス菌が増えているのは間違いなさそうです。

ただ、てんかんが改善されているかどうかは、少し時間を見て集計を取ってみないとわかりません。

それとともに、繰り返し申し上げておきたいのは、いまだに漠然と「糖質制限しましょう」とするいい加減な健康情報番組はもちろん批判すべきですが、その情報を何の検証もなくコピペする健康情報ブログも、著作権に疑義があるだけでなく、糖尿病や脳障害など、糖摂取と改善の問題が切実である人を愚弄すらしているものであるとおもいます。

いいかげんな健康情報のコピペはやめるべきであるし、好意的なコメントを付けて支えてやるのも同罪です。

経過報告はまた、後日の記事でさせていただきたいと思います。

メタバリアS [240粒・袋タイプ]約30日分
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脳神経外科医が教える糖質制限ホントの話

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コメント 11

犬眉母

生活習慣で気をつけたいのは、糖尿病と歯周病ですね。
by 犬眉母 (2019-02-28 02:26) 

末尾ルコ(アルベール)

血中ブドウ糖抑制サプリはてんかんや糖尿病治療を補助できるか・・・母のHbA1cが基準値よりもやや高めで推移しておりますが、80を越えているという年齢も含めて、現在のところ大きな問題は生じないだろうということで、緩やかな食事制限程度に留めております。今のところ糖尿病関係の薬も処方されてないですね。

>テレビのいい加減な健康情報番組の「糖質制限」

このての番組は法律で制限するくらいにならないといけないと思います。ワイドショーや、ましてバラエティー番組で健康情報をおもしろおかしく扱っている番組を目にすると、はらわたが煮えくり返ります。そういう番組へ出演し、ウケ狙いの発言をする医師たちも許し難いところです。あと、サプリ類などもCMも本当に悪質なものが多いですよね。ああいうのに出演しているタレントや出演させる芸能事務者などにも、問題が生じた時には罰則を与えるくらいの法的措置も必要ではないかと。健康医療情報に関する多くの国民の道さも大問題ですが、騙しにかかっている企業やメディアによる悪質な出鱈目情報を放置していてはいけません。

メタバリアSについては初耳です。胃腸は子どもの頃から虚弱気味で、現在夏に向けての体質改善・肉体改造に取り組んでおりますが、その中の大きなテーマの一つが、「胃腸を強くする」ですから、興味ありますね。なにせヤクルトを毎日飲んでも、少なくともわたしの胃腸にはなんら効果を及ぼしませんでした。体質を変えるのは不可能ではないと思いますが、容易でもないですね。

>その情報を何の検証もなくコピペする健康情報ブログ

酷いですね。医療健康情報が直接人間の健康、そして生死に関わることだという点を理解してないのでしょうね。そうしたブログも含め、日本の医療健康情報は「異常」というレベルのものが多く、正していくべきだと常々考えております。わたしの母は医学的知識が乏しく、テレビでやってることをすぐに真に受ける傾向がありまして、わたしがいなければおそらくヘンなものに手を出していた可能性が高いです。そんなことも考えると、出鱈目医療健康情報に対する怒りがますます募ってきます。

>たしか普通にフラれるのではなく桃さんが身を引く

そうです、そうです!石川さゆりが歌手の道よりも桃さんを選ぼうとするのですが、本人が拒絶するのですね。この回はせんだみつおは出てなくて、森下愛子とのダブルヒロインでした。森下愛子は女優としてのスケール感には欠けますが、とても魅力的でしたね。森下愛子については、実にマイナーなエピソードとなりますが、弟の友人がずっと以前に、「世界に通じる女優は森下愛子だかだ」と言っていたという話を聞かされてまして、その人物がどうしてそう思い込んだかを含め、わたしと弟だけで、いまだにウケるエピソードとなっております。

わたしはいつもお話させていただいているように、母の面倒は「やり切る」覚悟なのですが、毎日しんどいことだらけです。以前まだ教職時代の蓄えや退職金などがあった頃、毎日何度もタクシーを使うとか、とんでもない浪費をしていたこともあり、それこそ税の滞納がかなりあったのです。現在はどうにか税滞納は無くなっておりますが、タクシーには懲り懲りだし、バスの乗降も危険が伴うので、どこへ行くにもたいがい車で送ることにしております。それだけでもけっこうな時間になりますが、80を越すと、いつも体のどこかに不調が出てくるものですよね。そうしたものが「悪化しないように」と、常に気をつかわねばなりません。大変ではありますが、(これも自分を鍛えるため)くらいに無理やりにでも自分に言い聞かせながら、日々を送っております。 RUKO

by 末尾ルコ(アルベール) (2019-02-28 02:56) 

pn

肉ばっか食うための言い訳として糖質制限を持ち出す俺は卑怯者(笑)。
実際は米結構食ってるんだけどね(^_^;)
by pn (2019-02-28 06:18) 

Rinko

糖尿病とてんかんに糖質制限ですか!
一人ひとりの症状に差はあると思いますが、これが効くといいですねー!
by Rinko (2019-02-28 08:19) 

なかちゃん

「ケトン療法」「修正アトキンス食療法」「低グリセミック指数食」の、どれも名前さえも知りませんでした。
まぁそんな状態ですので、いい加減な医療情報でさえもそれらしく書かれていたら信じてしまうかもしれませんね。



by なかちゃん (2019-02-28 12:43) 

よいこ

ケトン体も最近よく耳にする言葉です
でも、アレルギーがあるとサプリに慎重にならざるをえません
by よいこ (2019-02-28 14:05) 

Take-Zee

こんばんは!
いい歳したジイサンですが体重管理は
今でもきちんとしています・・・
 身長176㎝、体重69.8kgです。

by Take-Zee (2019-02-28 18:10) 

☆ミルキーウェイ☆

メタバリア、確かにお通じは良くなりますよね。
でも、糖の吸収を抑えてくれるのかまではわからずに飲むのをやめてしまいました^^;
元々、サプリとかは飲む習慣がないので食事療法で頑張ろうかと思いまして…
一説によると、糖質制限をした人は糖質制限をやめる事によって以前より糖質を吸収しやすい体になるとか…
何が良いのか良くわからないところです^^;
by ☆ミルキーウェイ☆ (2019-02-28 23:37) 

ナベちはる

現状では「効果あり」と言えど、今後はどうなるかは分からないので、経過観察が必要ですね…
by ナベちはる (2019-03-01 00:29) 

扶侶夢

糖尿病と云えば血糖値を抑えるための糖分カットばかりが注目されますが、高血糖の糖尿の怖いのは免疫力が落ちて“合併症を誘発”する事にある訳で、案外忘れられているのが糖分を過剰に拒否するあまり「低血糖」に陥る事なんです。極端に言えばこちらの方が命に関わる危険性・大の様に聞いています。
by 扶侶夢 (2019-03-02 00:54) 

そらへい

私も糖尿病で薬を服用しているのですが
なかなか効果が上がりません。
メタバリアS気になっているのですが
まだ踏み切れずにいます。
by そらへい (2019-03-02 22:05) 

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