幸せの観覧車。東京大田区にある、蒲田東急プラザ屋上の遊園地プラザランド「かまたえん」が10月にリニューアルしました。同所の最大の目玉は都内唯一の屋上観覧車です。三代目となる今回のリニューアルでは名前を一般公募。それが「幸せの観覧車」です。今日も列ができていました。
蒲田東急プラザは1968年、当時国鉄の蒲田駅ビル(現グランティオ蒲田)西館のとなりに建設されました。
これが現在のグランディオ蒲田(西館)。向かって右隣の白い建物が蒲田東急プラザです。
それまで蒲田は、東口の駅ビルだけでした。
グランディオ蒲田(東館)
西口にも西館と東急プラザができ、直結する東急目蒲線(現多摩川線)池上線蒲田駅も近代化され、大田区の要ともいえる蒲田の街そのものが大きく変わりました。
それまでは、駅ビルのある東口はともかく、西側は戦後のドサクサの延長のような感じではなかったかと思います。あ、これは表現が過ぎたかな。
それはともかく、蒲田東急プラザの屋上遊園地には、初代「お城観覧車」を、89年にはナムコが「グレタの観覧車、フラワーホイール」という2代目の観覧車を設置しました。
『ねとらぼ』より
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1408/07/news055.html
そして、今回が三代目の「幸せの観覧車」です。
二代目と比べるとカラーリングが変わっています。
この観覧車は、都内唯一残っている貴重なものです。
以前は各デパートの定番だった屋上遊園地自体が現在は少なくなり、松坂屋上野店、東武百貨店池袋店、京王百貨店新宿店など僅か。
名物飛行塔でお馴染みだった松屋浅草「プレイランド」も、2010年に閉園になってしまいました。
やはり、ディズニーランドなど行楽地の多様化でしょうか。
しかし、というより「だからこそ」というべきか、唯一残った東急プラザ蒲田の「かまたえん」は、3月に蒲田東急プラザのリニューアルでいったん閉園。グレ太の観覧車フラワーホイールも終了したものの、地域住民の存続を望む声を受けて、リニューアルの復活をすることになったそうです。
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私の記憶では、閉園前からすでに観覧車は動いていなかったと思います。そのまま終わらせるつもりだったんでしょうね。
チケットは1周300円。未就学児1人について16歳以上の保護者1人は無料。
実際に観覧車に乗ってみました。
向こうに見える白い建物がグランディオ蒲田西館。あちらは10階建て。蒲田東急フラザは7階。もちろん住宅の7階よりずっと高いですが。
右端に見えるのがJR蒲田駅です。
西側には東急線蒲田駅と線路が見えます。
上に上がるとカタカタカタと揺れ、スリルがあるところです。
かまたえんには、エコライドという待ち時間ができる遊具もあります。
東急線のカラーリングを施した自分の足でこぐライドで、白い線路を描いた上を走るだけなんですが、東京はこうしたおもちゃで遊べるところが少ないのです。交通公園は小さい三輪車と自転車だけなので、これはいいところに目をつけたなあと思いました。
『風の丘』と名づけたトランポリンもあります。
これも子供には人気がありますね。あいにく画像は曇り空と逆光で暗くなってしまいました。
さらに、様々な催しができるような屋外ステージも作られていました。
かまたえん自体は、リニューアル前に比べると、ゲームや遊具が減ってシンプルになりました。その分、人工芝生を敷いてテーブルや椅子を置き、人がくつろげるようになっています。
かまたえんでは、サイトに屋上ライブカメラによる撮影動画のページを作り、24時間同所をみることができるようになっているので、確認できます。
http://kamata.tokyu-plaza.com/kanransha/live/
リニューアルした大田区のスポットにこれからも注目したいと思います。
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