回転寿司はどんな店に行ったらいいのか。地味だけれど役に立つ記事が今週の『週刊大衆』(2014年1月20日号)に出ていました。タイトルは、「知ればもっともっとウマくなる!回転寿司『魅惑の仰天ウンチク100連発!』」。回転寿司はどこだって同じだろ、と決めつける前に目を通しておきたい“豆知識”がいろいろ書かれています。
回転寿司というと、回らない寿司に比べて格落ち感が正直ありますが、実は原価率の高い「お得な外食」(回転寿司評論家←
そういう評論家もいるのか!・米川伸生氏)だそうです。
なぜなら、原価率が高いから。
一般的な外食は30%以下のところが、回転寿司は40~50%なのだそうです。
「某100円すし店の原価で見ると、ウニ80%、マグロ75%、ハマチ65%」で、一方非“なまもの”の玉子、カッパ巻き、ツナ軍艦、バナナなどは20~30%とか。
私は小市民なので、皿の色(値段)でネタを決めることは正直ありますが、原価率という発想はありませんでした。
余談ですが、回転寿司でよく廻っているツナ軍艦。あれ好きな人はいるんでしょうか。
これは、あくまで私の意見ですが、ツナを握り寿司のネタとしては認めたくないのですが……。
まあ私の意見はともかくとして、やはり寿司屋では“なまもの”を食べるべきなのでしょう。
「良質な素材を安価で提供」するための経費節減には、「ハイテク化」。タッチパネルや客層で流すネタを変えるなどのほか、「皿にICチップをつけた商品管理」(スシロー)などで廃棄率を1~2%におさえているといいます。
それにしても、回転寿司は競争が激しい。
私の住む最寄りのJRの駅前には、東口、西口合わせて5軒の回転寿司店があります。
その中でどんな店に入るべきか。
同誌によると「チェックポイント」は、「ガラス張りの店」「おススメのボードが張り出してある」「入り口に灰皿がない」「ネタをレーンに乗せる際、××入りました~!と声を上げて売る努力をする」などと書かれています。
あまりうるさいのも迷惑なんですけどね。
それ以外にも同誌には、「グルメ系回転寿司」「人気回転寿司ネタ」「回転寿司のレーンのシェア1位」「回転寿司が増えている理由」「仰天!まだまだあるあるこんな寿司ネタ」「お持ち帰り寿司を100倍楽しむマル秘裏技」などが紹介されています。
友人・知人と回転寿司に入ったら話せそうなこともあるかもしれません。
関心をもたれたら詳細は同誌でご確認ください。今週号なのでもしかしたら書店に残っているかもしれません。
回転寿司まとめ記事
ところで、私がこの記事に関心を持ったのは、昨今言われている回転寿司の「代用魚」「偽装魚」についてなんですが、残念ながらそれは書かれていませんでした。
高級魚への代用、大衆魚資源枯渇の対策として使用されているとされる代用魚。価格の安い回転寿司についてまとめるなら、この件は避けて通れないですよね。
そこでその回答に近いページをネットで探してみると、「NAVER まとめ」にいくつかありました。よくまとまっていると思った記事のタイトルを転記します。
>>おいしいね!回転寿司で大活躍の偽装魚まとめ
>>なぜ?回転寿司の代用魚が食材偽装問題として騒がれない理由
具体的に、どのネタの代用魚は何という魚か、という話が書かれています。
たとえば、ネギトロに偽装されるアカマンボウなんて、見かけはマグロとは似ても似つかない魚なんですが、中身の味は似ているんでしょうね。
大衆魚のイワシまで代用魚というのは少し驚きましたが、やはり国内の漁獲が減少しているのでしょう。
OKWaveにも同じテーマでいくつかの回答が寄せられています。
>>回転寿司のネタについて。
原価率についても「NAVER まとめ」にありました。
>>【コスパ】1皿100円回転寿司の原価まとめ
『週刊大衆』に書かれているように、「"スシローの原価率は51~52%、くら寿司も50%近い。かっぱ寿司は40%弱。"」「原価率が高くても利益は出る。原価率50%、人件費20%として利益率6%程度と推定」だそうです。
というより、『週刊大衆』の方が、このまとめ記事の後追いというか、記事に若干の取材で裏を取って記事にした感じもします。
いずれにしても、回転寿司はこれからもっと増えそうなビジネスモデルになっているんだな、ということがわかりました。
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