タイピング練習ゲーム。文字通り、キーボードに文字を打ち込むジャンルのネットゲーム(Flash)があります。
キーボード打ち込みの「練習」となると、生産性もなく苦痛かもしれませんが、ゲームとして楽しめれば続けることができるかもしれません。ということで、今日は私がキーボードの練習に、そして気分転換に利用しているオンラインタイピング練習ゲームをご紹介します。
私がパソコンを始めたのは1980年代で、まだwindowsの前のOSであるMS-DOSも十分に普及していない頃でした。
当時、ローマ字入力は少数派で、MS-DOS搭載マシンでパソコン通信をしていた頃は、NTTの通信料を「みかか」なんて呼んでいたものです。
みかか、日本語キーボードでかな入力モードで「N」「T」「T」とタイプすると「み」「か」「か」と入力されることからそう言われました。
つまり、それだけ「かな入力」が主流だったわけです。
また、とくに長文入力をする人はブラインドタッチは禁忌でした。
ハードディスクもなくCPUもメモリも非力な当時は、起動用フロッピーディスクからOSを読み込んで使っていましたが、現在に比べて変換が遅く、またモニターの質も悪かったため、画面を見続けるブラインドタッチは、目に負担がかかったのです。
おそらく日本で初めて、ジャーナリストとしてデータベースを仕事に使った人であろう青木慧さんが、
『追跡ドキュメント IBM欠陥パソコン』(新日本出版社)という書籍で、当時の様子を詳しく書かれています。
で、その当時のユーザーの多くはこんにちまでに、どこかでローマ字入力にかわってるのですが、私はなかなか切り替えが上手くいかず、今も苦しくなるとかな入力に戻しています(笑)
正直なところ、パソコンを使う上でそれは決して有利なことではないですね。
ということで、最近はタイピング練習ツールを利用しているのですが、ネット上にはFlash(Adobe Systems社のWebコンテンツを作成するソフト)を使ったプログラムが公開されています。
次の練習ゲームは、私がよく利用させていただいているものです。
寿司打
http://typing.sakura.ne.jp/sushida/
オンラインタイピング練習ゲームとしてはもっとも有名といっていいでしょう。何しろ、グーグル検索エンジンで第1位で出てきますから、もっとも多くの検索者のアクセスがあるはずです。
内容は、画面のバックに回転寿司が流れてきて、画面中央に打ち込む単語が表示されます。
難易度(寿司のコース)を最初に選択させて
ゲームは始まります
画面のバックと画面中央の単語は一致しません。何のために「寿司」なのかはわかりません(笑)
そして結果は、払ったお金の分だけ食べられたかどうか、という数字で算出されます。もちろん、打ち込みがうまく行けば、コース(金額)以上の寿司を食べたことになります。
皿打
http://neutralx0.net/sarada/
中央に表示されるベーコンエッグを狙って集まって来る小人を、タイピングで撃退して料理を守るゲームです。
どう撃退するかというと、小人についている名前をタイピングできると小人は消えます。
消さないと、小人たちが食べものをずるずる引きずってもっていってしまいます。
こちらも「サラダ」ですが、サラダとは無縁の単語で登場します。
キーボー度チェッカー
http://neutralx0.net/mini03.html
上の2つはゲーム的な要素が強いのですが、これは画面にキーボードが出るのと、打ち間違いもカウントされるのが特徴です。
キーボー度(正しいタイプ数×10-ミスタイプ数×50)という基準で競う簡易ランキング付きです。
日本語いろいろ
http://www.p-game.jp/game21/
プチゲームというゲームサイトの中のコンテンツです。
画面の上に打ち込む単語が、下に表示されるキーボードには、打ち込むキーボードの位置が示されます。基本は、正確に打ち込むことを求める学習ソフトとしての体裁を取りながら、連鎖が続くとボーナスタイムが加算されるゲーム性もあります。
四字熟語や人名など、様々な言葉がでてきます。
難読漢字2
http://www.p-game.jp/game74/
これもプチゲームというゲームサイトの中のコンテンツです。私がおすすめの練習ツールです。
どこがおすすめかというと、漢字の読みを学べることと、もし打ち間違いがあった場合、
上記の他のツールはできないまま次の設問が出てくるのですが、これは、きちんと最後まで入力できるまで次に進めません。
また、他のプログラムは、まさにローマ字の入力ですが、これはパソコンの日本語入力に合わせています。たとえば、「ん」を入力するのに、他は「n」だけでいいのですが、これは「nn」と入力するので、より実用的です。
いずれも、ソフトをダウンロード&インストールするわけでもなく、名前やメールアドレス等を登録する必要もありません。
興味のある方は、上記URLにアクセスすればすぐに利用できます。
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