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仁義なき戦い、ウルトラマンの記念イヤー [芸能]

仁義なき戦い、といえば、実録映画でひとつの時代を作った深作欣二監督の代表作。2013年はその「仁義なき戦い」が公開されてから40年。深作欣二監督の没後10年にあたることで、ブルーレイBOXの発売やオールナイトの一挙上映が行われる、と「東京スポーツ」(1月8日付)のレジャー面記事に書かれています。   

当該記事のタイトルは、「2013年もいろいろあります 周年イベント」。2013年に区切りの出来事として、「仁義なき戦い」のほか、円谷プロ、ケロリン桶、お菓子の(グリコ)プリッツなどが50周年、八景島シーパラダイスが20周年を迎えるとし、広報担当者のコメントや記念行事などを紹介しています。

2013年もいろいろあります 周年イベント

「仁義なき戦い」以前の東映“ヤクザ映画”は、鶴田浩二や高倉健、藤純子らによる様式美や予定調和を基本とした物語でしたが、「仁義なき戦い」は現役のヤクザだった美能幸三氏の手記を飯干晃一氏がノンフィクション小説にまとめ上げたものが原作となった、いわゆる「実録もの」といわれる群像劇です。

仁義なき戦い
映画メインタイトル画面より

東映は、仁義なき戦いのヒット以来、田岡一雄・山口組三代目組長(山口組三代目)、菅谷政雄・菅谷組組長(神戸国際ギャング)、川内弘・川内組組長(北陸代理戦争)など、その世界の実力者を主人公にした実録ヤクザシリーズを5年にわたって作り続けました。

ウルトラマンシリーズは、円谷プロと東宝がうちたてた特撮ドラマの金字塔です。50周年に関係なく、ここ最近は復活イベントがしばしば行われていて、黒部進や森次晃嗣、ひし美ゆり子や桜井浩子らは、メディアで名前を見かけます。

ウルトラマンタロウの篠田三郎だけは、なぜか頑としてその仲間に入ろうとしませんが(笑)

イベントの部分を「東京スポーツ」(1月8日付)から引用します。
東京・池袋の新文芸座では、12日にオールナイトで「仁義なき戦い」5部作を一挙上映(全席均一3000円)。また、12~18日には「深作監督作品ベスト14本」と称して日替わりで深作映画を楽しめる。
 3月21日には東映ビデオから「仁義なき戦い ブルーレイBOX」(税込み3万1920円)が発売予定。「ブルーレイになるのはもちろん初めて。特典がとにかく豪華で、劇場公開時にロビーに張り出されていたカラーの場面写真30枚を完全復刻。また深作監督の没後にNHKで放映され、関係者の貴重な証言を収録したドキュメンタリーDVDもついています」(広報担当者)(中略)
 創立50周年を迎えた円谷プロは今週末から早くもイベントが目白押しだ。12日にはユニークな怪獣や宇宙人が次々登場するドラマ「ウルトラQ」がWOWOWで放送開始(第1話無料放送)。13日は68年に放送され、夢の万能戦艦「MJ号」に乗り込み、悪の組織Qから現代社会を防衛する勇者たちを描いた「マイティジャック」(21日DVD-BOXリリース)のサイン会(東京・科学技術館「スーパーフェスティバル61」内)で、源田隊員を演じた俳優の二瓶正也氏(72)らが参加予定だ。
 4月13、14日には福島県須賀川市で「ウルトラファミリー大集合INすかがわ2013」が実施され、歴代のウルトラマン総勢37ヒーローが登場!
ウルトラマン関連では、それ以外に桜井浩子、ひし美ゆり子の制服姿やオフショットが満載の『ウルトラヒロインズ』(角川書店)が今月25日に、『円谷プロ全怪獣図鑑』(小学館)が3月8日に発売される予定だそうです。

仁義なき戦いは大人を対象にした実録、一方のウルトラマンは子どもを対象にした究極の作り物である特撮。両極端に位置する2作品が同じ年に記念イヤーというのも興味深いですね。

蘇る!仁義なき戦い―公開40年目の真実―(タウンムック)

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2012/02/03
  • メディア: ムック


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su-nya

うちの近くのカトリックの墓地に円谷さんのお墓があるそうです。ファンが訪ねてきてフィギュアをおいていくので、ウルトラマンがいっぱいらしく、子供たちも幼稚園からお墓参り?見学にお散歩で行ったことがあるらしいです。
by su-nya (2013-01-09 04:34) 

utamaroco

あら、いいじゃない。ウルトラマン。
特撮は大人も楽しめる娯楽なのよ。
by utamaroco (2013-01-09 05:03) 

isoshijimi

仁義なき戦いもウルトラマンもそんなにたつのですね。
みんなよく知っている名前、日本で愛され続けているのでしょうね。
by isoshijimi (2013-01-09 05:16) 

pandan

ウルトラマン
子どもの頃観てました。
by pandan (2013-01-09 05:56) 

chima

うちの子は長いことアンパンマン一筋で
ウルトラマンに興味を持ちませんでした
by chima (2013-01-09 07:56) 

サンダーソニア

ウルトラマンって長く続いているんですね。
by サンダーソニア (2013-01-09 07:59) 

川島

おはようございます^^
ウルトラマン、夕方の楽しみでした♪
セブンは内容が考えさせられるような深さと哀愁があったような感じです。
by 川島 (2013-01-09 08:04) 

アニ

昭和40年代後半生まれの自分にとっては「なれるならウルトラマンと仮面ライダーどっち?」という質問で1時間くらい真剣に悩める自信がありますw
by アニ (2013-01-09 10:33) 

ゆりあ

ウルトラQの時代から、テレビで見てました^^;
息子も大好きで、後楽園のウルトラマンフェアとか良く行きました。
その後は、サンシャインだったかな。
私的には、ウルトラマンタロウが一番好きでした^^
by ゆりあ (2013-01-09 12:13) 

ちゃめこ

40年前の仁義なき戦いって、実話だったんですね!
その頃は、警察も丸めこんでしまう位の力があった時代、
普段知る事ができない裏社会の実話シリ-ズを、ちょっぴり観てみたいとも思いました!
by ちゃめこ (2013-01-09 13:58) 

PopLife

友人だった知り合いにマンタロウと呼ばれていた奴の事を
思い出した!何してんだろうか?まだ
追いかえているのかな。因みにウルトラシリーズに関しては
全く思い入れはございません、悪しからず。ではまた、
ありがとうございました。
by PopLife (2013-01-09 15:10) 

yogawa隼

広島県の呉が”仁義なき戦い”で脚光を浴びました。
いやぁ~、ぶち怖い!
by yogawa隼 (2013-01-09 18:35) 

まいなすいおん

仁義なき戦い。
あの独特のメロディーが
たまらなく好きなんですよ(笑)

by まいなすいおん (2013-01-09 20:34) 

這い上がるママ

任侠物やヤンキー物の映画やドラマはいつの時代も人気がありますね。一般市民には恐れられている存在なのにフシギ。

ウルトラシリーズではウルトラセブンが好きです。最終回も、ダンがアンヌ隊員に実は自分がウルトラセブンなのだ、と告げるシーンがイイです。フフフ。
by 這い上がるママ (2013-01-09 21:57) 

irodoriusagi

なんかの記事で読んだんですが、タロウの篠田さんが
平成のウルトラシリーズに素顔で登場しないのは
単なるスケジュールの都合らしいですけど、でも昔の
ウルトラファンとしてはあんまり金儲けの為に思い出を
汚さんでくれと今の円谷プロに言いたいです。
by irodoriusagi (2013-01-10 05:45) 

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