立川談志さん一周忌、どこも書かないエピソード [芸能]
立川談志さんの特集が今週号の複数の週刊誌に出ていました。立川談志さんが亡くなったのは2011年11月21日。今週号の週刊誌でも、1周忌追悼対談や、国会議員時代の写真と弟子による解説記事を目にしました。
立川談誌さんが亡くなったときは、ネットのウェブ掲示板では、「立川」というのは漫談家か、などという書き込みもありましたが、たぶん若い人なんでしょうね。立川談誌さんは先代柳家小さんさんの弟子。相撲でいえば出羽の海一門のようなものです。
先代柳家小さんさんが、自分の弟子に必ずしも「柳家」「小」を名乗らせることにこだわらなかったので、柳家小三冶のように「柳家」を名乗ったいかにも弟子とわかる場合もあれば、鈴々舎馬風や立川談志さんのようなケースもあるのです。(鈴々舎馬風も立川談志も名跡自体は以前からあり、立川談志さんは7代目)。
私が子供の頃は、柳家小ゑんと名乗ってS&B「モナカカレー」のCMに出演していました。
当時の報道によると、「喉頭がん(声門がん)のため都内病院で死去」(オリコン)と発表されています。
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立川談誌さんが、がんになったのはそれが2度目で、平成9年に食道がんを告白しています。最期は持病の糖尿病などの悪化で療養を続け、喉頭がんも再発していました。
立川談志さんが、いったんは「声門がんを克服していた」との記事が出たのは「日刊スポーツ」(2009年2月7日付)。
2008年春頃から声がかすれて出にくい状態が続いており、同年9月にのどの組織の検査手術を受けたところ、このままだとがんになる可能性がある初期的な症状が見られ、投薬治療などを行いましたが、その後の精密検査の結果、声門がんと診断。1カ月半にわたり、毎週月曜から金曜まで都内の病院に通院しながら28回の放射線治療を受けたとあります。
声門がんは圧倒的に男性に多い病気です。転移のない段階で発覚することが多いので、本来予後はよいとされています。
にもかかわらず死因が再発だったのは、同じところに再発しても再照射ができなかったのかもしれません。
ところで、私は以前、徳島出身の大物ジャズ・ブルース歌手の次男から、幼馴染にあたる立川談志さんについて、あるエピソードを聞いたことがあります。
次男は自らも大腸がんの経験者で、その後、ある健康食品の元締め的な立場になりましたが、立川談志さんはその健康食品を勧められ、「効いているのかなあ」と言いながら飲み続けたというのです。
私がそれを聞いたのは2004年です。要するに、声門がん以前にわずらった食道がんの手術後のフォローアップという意味で、次男はその健康食品を立川談志さんに勧めたわけです。
しかし、立川談志さんは結局声門がんになってしまった。健康食品を飲み続けてもなってしまったのか、食道がんは克服したから飲むのをやめたのかは定かではありません。
ただ、言えることは、「毒舌の談志」といわれ、シニカルな視点が売り物だった立川談志さんでしたが、友情を大事にするためか、わらにもすがりたかったのか、意外にも健康食品を信じる立場から利用していたということです。
健康食品は、エビデンスがないから利用する奴はトンデモ、という紋切り型の否定論はさておき、立川談志さんのテレビでは見えない顔がそこにあるように思いました。
立川談誌さんが亡くなったときは、ネットのウェブ掲示板では、「立川」というのは漫談家か、などという書き込みもありましたが、たぶん若い人なんでしょうね。立川談誌さんは先代柳家小さんさんの弟子。相撲でいえば出羽の海一門のようなものです。
先代柳家小さんさんが、自分の弟子に必ずしも「柳家」「小」を名乗らせることにこだわらなかったので、柳家小三冶のように「柳家」を名乗ったいかにも弟子とわかる場合もあれば、鈴々舎馬風や立川談志さんのようなケースもあるのです。(鈴々舎馬風も立川談志も名跡自体は以前からあり、立川談志さんは7代目)。
私が子供の頃は、柳家小ゑんと名乗ってS&B「モナカカレー」のCMに出演していました。
当時の報道によると、「喉頭がん(声門がん)のため都内病院で死去」(オリコン)と発表されています。
立川談誌さんが、がんになったのはそれが2度目で、平成9年に食道がんを告白しています。最期は持病の糖尿病などの悪化で療養を続け、喉頭がんも再発していました。
立川談志さんが、いったんは「声門がんを克服していた」との記事が出たのは「日刊スポーツ」(2009年2月7日付)。
2008年春頃から声がかすれて出にくい状態が続いており、同年9月にのどの組織の検査手術を受けたところ、このままだとがんになる可能性がある初期的な症状が見られ、投薬治療などを行いましたが、その後の精密検査の結果、声門がんと診断。1カ月半にわたり、毎週月曜から金曜まで都内の病院に通院しながら28回の放射線治療を受けたとあります。
声門がんは圧倒的に男性に多い病気です。転移のない段階で発覚することが多いので、本来予後はよいとされています。
にもかかわらず死因が再発だったのは、同じところに再発しても再照射ができなかったのかもしれません。
ところで、私は以前、徳島出身の大物ジャズ・ブルース歌手の次男から、幼馴染にあたる立川談志さんについて、あるエピソードを聞いたことがあります。
次男は自らも大腸がんの経験者で、その後、ある健康食品の元締め的な立場になりましたが、立川談志さんはその健康食品を勧められ、「効いているのかなあ」と言いながら飲み続けたというのです。
私がそれを聞いたのは2004年です。要するに、声門がん以前にわずらった食道がんの手術後のフォローアップという意味で、次男はその健康食品を立川談志さんに勧めたわけです。
しかし、立川談志さんは結局声門がんになってしまった。健康食品を飲み続けてもなってしまったのか、食道がんは克服したから飲むのをやめたのかは定かではありません。
ただ、言えることは、「毒舌の談志」といわれ、シニカルな視点が売り物だった立川談志さんでしたが、友情を大事にするためか、わらにもすがりたかったのか、意外にも健康食品を信じる立場から利用していたということです。
健康食品は、エビデンスがないから利用する奴はトンデモ、という紋切り型の否定論はさておき、立川談志さんのテレビでは見えない顔がそこにあるように思いました。
早いですね!もう一年になるんですね。
最近 日曜早朝 お弟子さんで 立川志らくさんの番組を時々見るんですが 談志さんを思い出して まだお元気でいるみたいな 気がするんです。☆
by ゆうのすけ (2012-11-22 01:42)
落語が脚光を浴びるためにわざと斜に構えたようなキャラに徹していて、本当は優しい人だという話はありますね。芸人もいろいろ大変ですな。
棺おけ開けて写真撮る林家ペーはやりすぎだけど。
by 1stdmain (2012-11-22 03:50)
もう1年なんですね、
月日をはやく感じます。
by pandan (2012-11-22 06:51)
今、お嬢さんがテレビにも出演されてますね^^
ある意味、受け継いでくれて天国で嬉しそうに眺めているかも☆私も父が大腸がん末期の時は、すがる思いで健康食品にも頼りましたね。
by 川島 (2012-11-22 08:46)
今の毒舌芸人とは違って 頭脳明晰な方ですね。
粋なイメージがあります。
by サンダーソニア (2012-11-22 09:14)
あの、シュウカイドウの花は、紐に鈴が付いてる
ようでしょう~~。
by ryuyokaonhachioj (2012-11-22 10:52)
談志さん、亡くなられてもう1年になるんですね。
独特の、あのしゃがれ声が記憶に残ってます^^
メディア出演の時は毒舌で語ったりしてたけど、内面は違っていたのですね^^
by ゆりあ (2012-11-22 11:54)
ナミヘのご心配をありがとうございます。
by ナビパ (2012-11-22 17:43)
先週の日曜日のFM番組に、お嬢さんとお弟子さん(誰だったか忘れましたが、有名な方です)が出演されていましたね^^
by 風来鶏 (2012-11-22 19:29)
あれから1年たったんですね。
あの世で何やってんでしょうかね、師匠は。
by ふぢたしょうこ (2012-11-22 20:16)
いっぷく さん、こんばんは。
一縷の望みがあれば、やっぱりすがってしまうと思います。
by uryyyyyy (2012-11-22 23:17)
ガンはまだ決定的な治療法(薬)がない病気で
末期には激しい痛みを伴うと聞いています。
たいへんな病気ですね…
はやく良い治療法が見つかればいいのですが。
by Loby (2012-11-22 23:35)
噺家が喉に病気だなんて
辛かったでしょうね…
by chima (2012-11-23 00:05)
「新、話の泉」NHKラジオをいつも聞いていました。登場する人たちが教養あふれ、毒舌あふれ、大変面白い番組。1か月1回。この頃聞けていない。
by さきしなのてるりん (2012-12-08 09:52)