「pen.io」というサービスを知りました。ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、私のようにまだご存じない方と、いわゆる「情報をシェア」したいので今回ご紹介します。一口に言うと、会員登録不要の、オンラインWebページ作成サービスです。
ネット上には、様々な無料サービスが存在しますが、会員登録不要で、かつ広告も表示されないオンラインWebページ作成サービスが、今回ご紹介する「
pen.io」です。
http://xxx.pen.io/ というサブドメインのページを無料で作成できます。
利用者は、xxxの部分とログインパスワードだけ決めれば、ページ作成に入れます。
オンラインでホームページを作成するサービスというのは以前からありましたが、少しお節介といいますか、作り方がややこしくて、逆に使いにくいものがほとんどでした。
この「pen.io」は、シンプルにタイトルと内容を入力するだけで、あとは自由に、文字をそのまま入力しても改行はそのまま表示されますし、タグをつけて入力しても、もちろんそのとおり表示されます。
個人情報を入力する必要がない
まず、「
http://pen.io/」にアクセスしてください。
トップページには、秒(単位)で美しいブログページを作って公開しましょう、と英語で表示されています。
何かサービスを利用するときは通常申込手続きがありますが、「pen.io」のページを新たに作るときにそれは一切必要ありません。
自分が作りたいサブドメイン名とパスワード、認証の数字を入力するだけで、そのサブドメインページが作成されます。
ドメインが簡素
「io」というドメインは、イギリス領インド洋地域に割り当てられているccTLD(国別トップレベルドメイン)です。
サブドメインとしてなにか付けても、「xxx.pen.io」ですから、ドメインとして短くていいですよね。
実は、「io」のドメイン使用料は、「.com」や「.net」に比べると、ちょっとお高いのです。
初年度使用料が\9,720、更新も同額です。
こんな高いドメインは初めて見ました。
私は以前、トンガのccTLDである「.to」というドメインを持っていたのですが、1年間の使用料がUSドルで$50。
今は5600円ぐらいだと思います。
その程度でも、ドメインの相場から考えて、あまりにも高いので、結局手放してしまいました。
「io」はその1.5倍以上ですから、ドメインに特別な意味やこだわりをもつ必要のない個人としては、まず取得することはないでしょう。
それを、サブドメインですが無料で使えるのです。
HTMLタグも使える
既存のブログサービスを利用する場合は、あまり気が付かないかもしれませんが、htmlのサイトを作る場合、その表示の仕方を決めるために、タグを付けなければなりません。
たとえば、改行する場合には「</br>」をつけるとか、文の段落は「<p></p>」で囲むとか。
「pen.io」は、タイトル入力、本文入力の欄がそれぞれありますが、本文は、そのままテキストのみを入れても、タグ付きを入れてもOKです。
オンラインメモ帳、付箋、Webページ作成といった、類似サービスは他にもありますが、テキストそのままでも、タグを付けてもどちらでもokという柔軟なサービスはここだけでしょう。
たとえば、今回試しに「sengoshi.pen.io」というページを作り、こんなタグを仕込んでみました。
戦後史の激動(http://sengoshi.blog.so-net.ne.jp/)
昭和のテレビドラマ・映画の好きな市井の名も無き一庶民が
日々の出来事について北向きに語っています
東京大田区の名物、東京大田汐焼きそば実演中です
これでできたのが、このページです。
具体的な名称を挙げて恐縮ですが、たとえば、同じようなWebページ作成サービスに「writening.net」というのがあります。
こちらは、プレーンテキストしか使えません。
スポンサードリンク↓
画像はドラッグ&ドロップで
本文を作成する際、画像を入れたいときは、そのまま入力欄にドラッグ&ドロップで画像が入ります。
↓
ということは、画像の元データを「pen.io」側で保存してくれるということです。
まあ、いくらなんでも無制限ということはないと思いますが、何ギガまで、という制限はとくに明示されていません。
これもまた、便利です。
広告がない
無料サービスにつきものの広告がありません。
あるのは、「pen.io」ページヘの発リンクだけです。
不思議ですよね。
開設者は、どうやって利益を得ているのでしょうか。
それとも、このサービス自体で利益は考えていなくて、ここから別のメリットがあるのでしょうか。
しかし、このサービスを利用しても、何かを売りつけられることはありません。
たぶん便利なので、多くの人が使うと思うし、また一人あたり何十ペーシも使う場合もあるでしょうから、相当大きなサイトになると思います。
誰がどのような目的で運用しているのか、ちょっと気になります。
なんであっても、現在のシステムでは、ユーザーになって損はないと思いますが。
まとめ
まあ、何の規約も決められていないサービスですから、開設者の気まぐれで、いつ閉鎖になるかわかりません。
ただ、行事の連絡ページや、ペラサイト(1ページで完結するサイト)には最適だと思いますので、運営されている間は、利用させていただこうと思っています。
関心のある方は、論より証拠で、pen.io にアクセスして実際にペラサイトを作ってみませんか。
Facebook コメント