読書の勧めー知識と経験のアウトソーシング、そしてアウトプット [生活]
このブログでは、毎回書籍をご紹介しています。まあ、Kindle読み放題で読める純文学の入口になるような漫画が多いですが、なぜその記事を毎回書いているかと言うと、読書してみませんかというお誘いと、自分で読んだもののアウトプットという2つの意味があります。
Facebookのタイムラインを、こんな記事が流れてきました。
バカほど「自分の頭で考えろ」という…イスラーム法学者が人生の暇つぶしに「読書」を圧倒的に勧める理由 今自分が置かれている枠組みを批判的に見るための最善の方法 #プレジデントオンライン https://t.co/NWMrG2ajmZ
— 赤べコム (@akabecom) September 21, 2023
「自分の頭で考えろ」と、よくいわれるがそれはおかしい。考えられるぐらいならとっくに考えている。
考えられないから、マスコミや人の噂を鵜呑みにするのだ。
そんな凡夫こそ本を読め、という話です。
人間は基本的に今自分が置かれている枠組みの中でしか物事を考えられません。その枠組み、システムともいいますが、そういったものを批判的に見るには、知的な訓練を受け、抽象的な思考をする必要があり、それを打開するための最善の方法が読書なのです。
要するに、一個人の価値観や経験で判断できることは限りがあるので、他の方のそれを書籍を通して教えていただき、理解を助けていただきましょう、ということです。
私は、普段から、「自分の頭で考えろ」とエラソーに書きますが、つまりこの方と正反対のことを書いているようですが、真意はまさにこの方のおっしゃるように、「自分の頭で考える」ということは、他の方の知識や論考を使わせてもらわなければなりませんから、結論としては「本を読みましょう」というまさにそのことなのです。
私は現在、月に1~2本提出している大学院のリポートが、2400字程度を書くのに、参考・引用文献を10~15冊は明記しています。
それは結果的に使った書籍であり、リポートに反映しなかったけれども読んだ書籍も含めると、ひとつのリポートに20冊以上は書籍を読んでいると思います。
まあさすがに、パーリ語(北インドの言葉)はむずかしいですが、中国語や日本の古典文は、根性で自分で訳してリポートに反映しており、自分で選んだ道とはいえ、なかなか厳しいなと。
でも、それを経験することで、論理と実証によって「自分で考えて」答えを導き出す訓練になるので、ネットのいい加減な情報のコピペで完結して、知ったかぶっていることがいかに剣呑なことか、ということを改めて知ることができました。
ホリエモンこと、堀江貴文さんも、読書の大切さを述べています。
本を読むメリットとは【堀江貴文切り抜き】#shorts https://t.co/n5nmmDzwsR @YouTubeより
— 戦後史の激動 (@blogsengoshi) September 21, 2023
切り抜き動画から、文字起こしします。
本を読む人って頭いい人多いから、社会的影響力ある人が多いんですよ。頭がいいから、ほかの人より早く走れるようなもんですよ。早く走れるのと一緒で、その本を読めるっていうのは、字がちゃんと読めるっていうことだから、人よりも色んな情報に触れられて、すごい得する情報もいっぱい受けられるから、社会でやっぱりすごくお金も持ってるし、社会的影響力もある人が比較的多いわけです。読めない人より読める人のほうが、明らかに年収も高いんです。社会的地位も高いんです。平均するとね。
堀江貴文さんは、本を読む人が、高収入で社会的影響力が高いと仰っていますが、それを有意に示す統計は知りません。
ただ、そうなる過程の努力として、膨大な量の読書というのはたしかにあるんだろうなあとは思います。
私は別に、金持ちでもないし、また金持ちになるためでもなく、まさに冒頭のコラムの通り、自分の脳内の狭い枠組みを打破するために、知的な訓練を受け、抽象的な思考をするために、本を読んでいます。
アウトプットは7~8
本は読むだけでなく、それをアウトプットすることも大事だと思います。
上記のリポートは仏教関連の原書ですが、それ以外に私は、Kindleで小説、漫画、実用書なども読んでいるので、それらをただ黙読することでだけでなく、アウトプットする意味で、このブログを使わせていただいています。
なんとなく読むのと、ひとさまに紹介することを念頭に置いて読むのでは、頭への入れ方の真剣さが変わってきます(笑)
関連啓蒙書で述べている、インプットとアウトプットの割合が、多い場合で2:8、少なめでも4:6とされていて、いずれにしてもアウトプットのほうが多めですよね。
アウトプットがいかに大切か、ということだと思います。
深呼吸も、息はまず吐いてから吸いますよね。
まあ、2000字程度のブログ記事で、長編小説のご紹介はなかなかむずかしいので、その入口となる漫画を中心にご紹介させていただいてますが、原作がしっかりしていると、漫画も完成度が高くなるんだなあと思って読んでいます。
書籍を読むコストは、書籍の代金の他には読む時間があります。
今日は天気がいいから出かけようかな、と思ったのに、ちょっと目を通した書籍が面白くて、読了したため出かけ損なった、ということはあります。
歳を取ってくると、時間は大事に使いたいと思いますが、だた読書に使う時間は、決してもったいないとは思わないですね。
知識と経験のアウトソーシングとして、読書&アウトプットをお勧めします。
きっとボケ防止にもいいと思いますよ。
ネットがつながらなかったので仕方なく本を1000冊読んで考えた そしたら意外に役立った (ノンフィクション単行本) - 堀江 貴文
図書館から借りても積読(ツンドク)になってしまうこともあります
by 赤面症 (2023-09-23 01:24)
雑誌はおろか漫画も読まなくなってきている今日この頃(^_^;)
その昔聖書を読んでみようと思って勧誘の人から買ったもののあの独特の言い回しで1ページも読まず寝ちゃってからなんか「読む」行為が億劫で。
by pn (2023-09-23 06:24)
Kindleがあるので又読書を始めます。
lamer88が使えなくなったのでnikui4で続けます。
by nikui4 (2023-09-23 12:55)
お恥ずかしいです・・・
昔から読書には縁遠く、そしてさらに
老眼で文字から遠ざかってしまいました。
by Take-Zee (2023-09-23 15:33)
アウトプット力をつけるためにブログをやっている
様なもので(笑)。誰もが興味を持たない所に行き
いかに詳細にアウトプットするのが狙いと。
by tai-yama (2023-09-23 19:06)
若い時は、自分と同じ考え、思いの人を見つけるために
よく本を読みました。
たまには知識を得るために、例えば新書本なども
読むのですが、全然身に付きませんでした。
したがってホリエモンが言う
金持ちにはなれませんでしたね。
by そらへい (2023-09-23 20:00)