高畑淳子の息子である高畑裕太が逮捕され、ネットはもうその話題でもちきりですが、Facebookの発達障害のグループは意気消沈です。トピックスのコメントや、Web掲示板で、高畑裕太、もしくは高畑淳子を含めた母子とも発達障害であり、だからこそこんな事件を起こしたのではないか、と叩かれているからです。
高畑淳子の記者会見記事のまとめサイトをリンクします。
⇒
高畑淳子会見詳報、接見時の裕太容疑者「『死のうと思った』と言っていた」
それで、冒頭に書いたように、Facebookの発達障害のグループは、自分の子どもが同じことをするかもしれない、もししたらどうしよう、という不安や悲しみを吐露する投稿がいくつも書き込まれていました。
高畑淳子さんの会見を見てると、自分を見てる気がする。
いつか息子も警察沙汰になるんじゃないか、暴力沙汰になるんじゃないか、という恐怖感が離れない。
みていて、凄く、辛い。
この気持ち、よくわかります。
とくに他害など攻撃的な発達障害を抱えるお子さんの親御さんは、こういう不安がいつも心のなかに沈殿していて、何か不可解な事件が起きると、その不安がぶぁっと砂埃が舞うように、心のなかを覆ってしまうんです。
でも、高畑淳子の息子の高畑裕太が、発達障害かどうかは明らかではありません。
ですから、ただちに、発達障害だから起こした事故だと結論付ける根拠はありません。
ただ、4歳まで話せなかったというのは、発達遅延の疑いはありますし、思春期から現在にかけての挙動不審なところは高畑淳子も気づいていたようです。
しかし、高畑淳子は、息子の挙動不審を「ユニークなパーソナリティ」としてネタにするばかりで、医師やカウンセラーに相談するなど真剣な対応をとっていたとか、調べた結果発達障害ではなかった、といった話は全く出てきません。
私は、発達障害と事件の関連性よりも、そのほうが気になりました。
要するに高畑淳子は、息子が背負っている発達障害という疑いと、真面目に向き合ってこなかったのではないのか。
だとするならそれは、発達障害に対する偏見も働いたのではないでしょうか。
だって、これが一般的な「病気」だったら、とっくに診察を受けていますよね。
「障害」だと思うと、まさか自分の息子が……、と思いたくなるのでしょう。
発達障害なら、その診断は早期に行い、適切な療育がないと、結局世間に迷惑をかけて、本人もいい方向に成長させることができないのです。
本件が、発達障害だから起こした事件であるかどうかはわかりません。
が、私は、中途参加ですが「発達障害の親」という立場になった者として、少なくとも母親としての高畑淳子にそのような疑義を強く抱きました。
今回は、かなり断定的な書き方になってしまいましたが、高畑淳子に同情する意見にはどうしても違和感があるもので。
第一義的に思いやるのは、高畑淳子ではなく事件の被害者ですよねえ。
スポンサードリンク↓
『24時間テレビ』の功罪とは?
高畑裕太は、今年の『24時間テレビ』の出演が決まっていたのに、今回の事件で急遽ドラマ部分を撮り直すことになったそうですね。
その『24時間テレビ』も、やはりFacebookでは話題になっています。
ビートたけしが、『24時間テレビ』をこう否定しているという話です。
「24時間テレビから出演依頼がしつこく来てたんだけど全部断ってやったよ。あんな偽善番組は大っ嫌いだ。誰がなんと言おうと俺は絶対出ないから。ヨダレ垂らした芸能人どもがこの番組でめちゃくちゃ高いギャラ稼ぐくせにこれ以上貧乏人から金巻きあげんな。
チャリティーって言うくらいならおまえら全員ノーギャラで出ろよ!コノヤロー!!」
ギャラのことはわかりませんが、少なくとも障害者やその親御さんの側からの評判は必ずしもよくないですね。
障害者を使って涙や感動を押し売りしている感じがしてしまう
障害者と健常者が対等ではない番組の作りになっている
障害者のことを思うなら、なぜ1年に1回なのか
などなど……。
いちばん下の、「障害者のことを思うなら、なぜ1年に1回なのか」ですが、これは「障害者」以外にもいえますよね。
たとえば、東日本大震災。
3月11日だけ、急に「私はあの日のことは忘れない」としめやかになるテレビ番組やブログ記事が増える。
でも被災した人にとっては、その日だけじゃないんですよね。事故以来ずっと今も毎日なんですから。
要するに、『24時間テレビ』というのは障害者のためではなく、感動好きな視聴者が、「障害者のために感動できる自分てなんてステキなの」と自己満足するための番組なのかな、なんて意地悪な見方もできます。
もちろん、テレビ局の意図はどうあれ、長年続けてきた実績は、障害者にも必ず寄与されているはずですから、否定だけというのもおかしいですけどね。
私は、そもそも24時間も集中力は続かないので、その番組は見たことがありません。
ですから、あれこれ批評する視点は持っていないのですが、みなさんはご覧になってますか。
精神障がいのある方が
「24時間テレビは精神障がい者にはスポットをあてない」と言っていました
障がい者全般を対象にするならば
いわゆる3障がいすべてにスポットを当てるべきでしょうね
by 藤並 海 (2016-08-27 00:19)
24時間テレビは毎年やってますが、
視聴率関係なかったらCMいらないといつも思います。
by yamatonosuke (2016-08-27 00:20)
24時間テレビ、観なくなりました。
障がい者の方々を"見世物"にしている感が否めず、加えてマラソンも「マラソンをする必要があるのか」と疑問で仕方がなく思っています。
by ナベちはる (2016-08-27 00:34)
えっ、24時間全部見る人なんているんですか?(笑
今どき、テレビはショーと思わないと、ヤラセとかに騙されちゃいますよ。
by utamaroco (2016-08-27 00:59)
24時間テレビはあまりに感動の押し売りがひどいので、もう10年以上見ていません。
by アニ (2016-08-27 01:48)
別に24時間に限定しなくても良いと思います。
裏方さんも大変ですよね。
じっくり見たこともありません。
by えのみ (2016-08-27 02:13)
バラエティーでの高畑淳子の発言
「男ならねえ、少々乱暴でも強引にいくことが大事なのよ。
男らしく女性にはドンと行きなさいよ。」
「何だかんだで結局、女なんてヤッちゃえばいいのよ」
だから息子がああなった。
「被害者と言われる方」・・・
被害者なのに被害者と言われる方って何だよ
by わしょーい (2016-08-27 03:55)
要するにただの過保護なのかなと。確か「親はいつまでも親」みたいな事言ったとか。謝罪会見は本人で行うべき。
by pn (2016-08-27 06:23)
この数か月、表現や話し方をみていると、何か事件を起こす雰囲気があったので、やっぱりという気持ちです。
地に足がついていない・・・
親子そろって、しっかりとした人生を歩いてほしい。
24時間はみないです。ラストの30分だけ、みているだけです。
ニャンコは音がする紙などが好きです(^_^;)
by green_blue_sky (2016-08-27 06:47)
あれは親が甘やかした結果。
障害のせいにしないで欲しい。
あと、性犯罪者はチョン切るべき。
by デジカメ (2016-08-27 08:44)
24時間テレビは、話のネタにマラソンのゴールを見るぐらいでほとんど見ていないですね。毎年同じパターンでこういう演出なのだと割り切って見てますが、やっぱり、偽善番組にしか思えないですよね。制作者の感動させようとする作為が見え見えで、逆にシラケてます。
by 弐号 (2016-08-27 09:46)
私は24時間テレビは見ないし、感動ストーリー仕立ての障碍者の扱いも嫌いです。
マラソンも必要ないと思うけど、もし自宅近くを走っていたら芸能人見たさで見に行くかもしれない。でもそれは24時間テレビを応援したいとかいう気持ちからではないかな。
by ちぃ★ (2016-08-27 11:15)
私は高畑祐太の件は「発達障害」の一言では
解決しない問題だと思う一人です。
今日は24時間テレビですが
奥さんが時々チャンネルを合わすと思うので
私はチラ観程度です(笑)
by makkun (2016-08-27 11:55)
自己満足のTV、意地悪な見方じゃないと思います^^
何事もそうですけど、人間の本心というか欲というものを
現実として直視し、理解し、受け入れたうえで
じゃあどうしたら良いだろう、などと考えることが
大事なんじゃないかと思ったりします。
上辺だけ良くして本心がそこにない人が多すぎるから
世の中ギクシャクしちゃうんじゃないかと!?
前にコメントいただきましたが、王将ラーメンは
豚骨醤油味です。
こってり系に分類されるんでしょうけど
見た目ほど重くなく、爽やかな豚骨??みたいな^^
by 昆野誠吾 (2016-08-27 17:26)
高畑裕太は発達障害だったのですか?
全く知りませんでしたが、もしそうだったら、
医者に相談するなどしなかった母親の責任も
あると思います。
発達障害だから、起こした事件とは関係ないと
思います。
ただ「バカ息子」としか思えません。
若いころゴルフされていたのなら、又再開して下さい。
健康維持のために。
by kayo0130 (2016-08-27 19:04)
こんばんは!
なんとも不幸な事件を起こしてしまいました。
母子ともに復活するには時間がかかります。
by Take-Zee (2016-08-27 19:11)
高畑淳子の会見。
全部を見たわけではないのですが、非常な違和感を感じました。
一体彼女は誰に謝るべきだと思って会見を開いたのか。
迷惑をかけたメディア関連の人たちを中心に考えていたようにしか思えません。
「被害者といわれる方」という云い方からみても、暴行傷害というとんでもない被害を受けた女性に対する(同じ女性としての)痛切な想いは全く感じられませんでした。
関係ないことかもしれませんが、彼女がこれまでに二回離婚をし、その理由のひとつが生活苦に耐えかねたためとしていることを鑑みても、彼女自身に、普通に生活していくことの意味とか価値観が欠落しているように思えます。
個の会見を通じて彼女への同情論が、主に同じ芸能界からは高まっているようですが、そうした感覚はやはり同じなのだろうなと、しらけた気持ちを抑えることができないでおります。
by 伊閣蝶 (2016-08-30 12:42)