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ザ・ピーナッツなど伝説の歌手と楽曲を思い出す [芸能]

ザ・ピーナッツ、ザ・ビートルズ、井上陽水、藤圭子……。懐かしいスターたちが『アサヒ芸能』(4月10日号)カラーページに登場。同誌今週号の恒例企画ものは、『シニア世代がこよなく愛した伝説の名盤60』というタイトルで、歌とともに思い出深い、そのレコードジャケットが8ページにわたって掲載されています。

内容は、1950年台後半以降、これまで多くの人に愛された各ジャンルの楽曲について、著者(石田伸也氏)の判断でレコードジャケット60曲を選んだものです。このコーナー、今までは、どうしてこのような選び方? というツッコミをせざるを得ないところがありましたが、今回はどうでしょうか。

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トップページは、テレサ・テン(『ベスト全曲集』00年)、ザ・ビートルズ(『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツクラブ・バンド』67年)、井上陽水(『氷の世界』73年)、由紀さおり&ピンク・マルティー(『1969』2011年)が飾り、それぞれに「沁みる演歌&歌謡曲」「憧れの洋楽&ジャズ」「たぎらせたフォーク&ロック」「和製ポップスの夜明け」と見出しがついています。

そして、その次の見開きからは、それぞれの見出しごとに他の歌手とジャケットが紹介されています。1ページに約10曲のジャケットと、各ジャケットごとに40~50字の説明という構成です。

たぶんこれは、選曲してレイアウトを予め決めてから、解説部分の原稿を書いていったのだろうと思います。

ヒットした各曲が、ひとつのテーマのもとに色々並ぶのはそれ自体興味深いことかもしれませんが、できればもう少しゆったりとページを取って、解説の字数が多いほうが良かったと思います。

最初の見開きは、「たぎらせたフォーク&ロック」。ザ・フォーク・クルセダーズ(68年)、小椋佳、吉田拓郎(72年)、中島みゆき(78年)、山下達郎(80年)など、フォークシンガーが19人。井上陽水や吉田拓郎など、自分で作った歌をアルバムとしてリリースし、LPがシングルのように売れていった頃を振り返っています。

次の見開きは「憧れの洋楽&ジャズ」。エルヴィス・プレスリー(56年)、ボブ・ディラン(65年)、カーペンターズ(73年)……、など19人。著者はビートルズの来日を機に「舶来のミュージック」が身近になったとまとめていますが、ソニー・ロリンズ(56年)など50年代のジャズ奏者・シンガーも5人入ってます。ジャズファンならきっと著者の意図が理解できるでしょう。

ソニー・ロリンズ.jpg

そして次は「沁みる演歌&歌謡曲」。ここはテーマを決めて人選しないと絞り切れないと思いますが、藤圭子(70年)、ちあきなおみ(00年)、西田佐知子(69年)、石原裕次郎(71年)、山口百恵(78年)など、もう生では聞けない人を中心にしているようです。

最後の1ページは、「和製ポップスの夜明け」。60年代のポップスシンガーやGSブームにも触れていますが、やはり目を引いたのはザ・ピーナッツです。

ウナセラディ東京.jpg

ちなみに昨日(4月1日)は、お二人の生まれた日でした。

私の世代では、やっぱりこの方々は憧れのスターですね。

このブログでも何度か記事にしていますが、私は東宝クレージー映画をよく観ていて、何度目かのものは、BGMのように「ながら」で再生していることもあるのですが、ザ・ピーナッツが出てきた時だけは、たとえ何度目でも作業をやめて鑑賞に専念しています。

クレージー黄金作戦より.png
『クレージー黄金作戦』より

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『クレージーメキシコ大作戦』より

今回、同紙の記事で使われているジャケットはヤフオクなどでも取引されていますが、ザ・ピーナッツだけはなかなか手に入りません。私も以前集めようと思いましたが、マニアでも簡単には手に入らなくなってます。

そういう意味では、そのジャケットを特集した今回の記事、関心のある人にとっては価値があるのではないでしょうか。

アサヒ芸能 2014年 4/10号 [雑誌]

アサヒ芸能 2014年 4/10号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2014/04/01
  • メディア: 雑誌


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