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マッカーサー、日本共産党の非合法化示唆(日本共産党の動揺と戦犯復帰の50年) [戦後史]

◆1950/5/3 マッカーサー、日本共産党の非合法化示唆

戦後、GHQ/SCAPは日本の民主化を推進したはずだった。ところが、それによって日本共産党が躍進し、労働運動も激化。何より中華人民共和国の成立や朝鮮半島の緊張など「冷戦」状態に入りつつあると、左翼陣営を押さえる、いわゆる「逆コース」の方針をとることになった。

占領軍は、何より自らの政策を進める上で「目の上のタンコブ」ともいえる日本共産党の直接の弾圧に乗り出したのだ。

徳田球一、野坂参三、志賀義雄、宮本顕治ら24名の全中央委員を公職追放。7日には「アカハタ」を「無法分子の代弁者の役割」と断じ、関係者17名を追放。

「アカハタ」自体についても、後継紙や同類紙を含めて当初は30日間の停刊、やがてそれは無期限発行停止の指令に拡大された。

さらに深刻だったのは、この揺さぶりに対して、以前から対立のあった同党の内部が揺れたことである。追放後、徳田球一書記長らのグループは、意見の違う7名の中央委員を排除して一方的に非公然化し、中央委員会も分裂で機能を停止した。

戦後史上、これも大きな出来事だった。

レッドパージ(red purge)は、連合国軍占領下の日本において、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ/SCAP)総司令官ダグラス・マッカーサーの指令により、日本共産党員とシンパ(同調者)が公職追放された動きに関連して、その前後の期間に、公務員や民間企業において、「日本共産党員とその支持者」と判断された人びとが次々に退職させられた動きを指す。1万を超える人々が失職した。(wikiより)


戦後日本共産党史

商品副データ党内闘争の歴史こぶし文庫 戦後日本思想の原点小山弘健/津田道夫こぶし書房この著者の新着メールを登録する発行年月:2008年05月登録情報サイズ:単行本ページ数:336pISBN:9784875592266【内容情報】(「BOOK」データベースより)戦後革命の挫折と「前衛党」の腐敗?「獄中十八年、非転向の英雄」たちが繰りひろげた醜悪な権力闘争を、怒りを込めて暴きだす。
宮本顕治によって“禁書”にされた渾身の告白。
【目次】(「BOOK」データベースより)第1章 占領下の平和革命をめざして?一九四五?四九年(敗戦・占領・解放/解放後の第一声?政治・組織方針 ほか)/第2章 大分派闘争の展開?一九五〇?五一年(コミンフォルムの「野坂理論」批判/『所感』をめぐる動揺と混乱 ほか)/第3章 極左冒険主義の悲劇?一九五二?五四年(新綱領の討議と五全協/武装行動と中核自衛隊の組織 ほか)/第4章 六全協から七回大会へ?一九五五?五八年(六全協?自己批判とそれをめぐる党内情勢/六全協後の責任追及と責任回避 ほか)/戦後日本共産党史年表(一九四五年九月?一九五八年七月)【著者情報】(「BOOK」データベースより)小山弘健(コヤマヒロタケ)社会経済労働研究所津田道夫(ツダミチオ)1929年、埼玉県に生まれる。
マルクス主義研究者。
現在「障害者の教育権を実現する会」事務局員。
1953年東京教育大学文学部卒業。
雑誌編集者を経て、1957年「現状分析研究会」を組織し、『現状分析』を発行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)この商品の関連ジャンルです。
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