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藤井聡太四段も“直観”を身につけたのは『10000時間の法則』!? [(擬似)科学]

クローズアップ現代+

藤井聡太四段が昨夜、大阪市の関西将棋会館で指された名人戦の順位戦C級2組の対局で瀬川晶司五段に勝ち、昨年10月のデビュー以来の公式戦連勝記録を26に伸ばしたと話題です。その藤井聡太四段の“天才”ぶりで改めて取り沙汰されているのが『10000時間の法則』です。



26連勝どうなったかなーと思って、昨日は何度もネットニュース見ていました。

もし夜の8時までに間に合えば、昨日の更新記事に入れようと思ったのですが、持ち時間6時間で、8時には終わらなかったようですね。

それにしてもすごい過熱ぶりで、昨日はとうとう日本将棋連盟が、17日に大阪・関西将棋会館で行われる『朝日杯将棋オープン戦』の対局の一般公開を、急きょ中止することを決めました。

藤井聡太四段の対局公開中止、混乱回避を優先

まとめサイトのコメントには、『オープン戦』なのに連勝記録をカウントするのか、という質問も書き込まれています。

ゴルフなどご存じの方は「今更」の話ですが、ここでいう『オープン戦』というのは、エントリーをオープンにするという意味の公式戦で、プロ野球の練習試合である『オープン戦』とは違います。

それはともかく、昨日に続いて、『クローズアップ現代+』のダイジェストをご紹介します。



テーマは、「才能が花開くためにあなたは何が必要だと思いますか?」

藤井聡太四段の快進撃について、番組は「直観」に着目し、特集していました。

クローズアップ現代+
『クローズアップ現代+』より

直感(inspiration)ではなく、直観(intuition)です。

直観とは、推論など論理操作を差し挾まない、直接的かつ即時的な認識(wikiより)のことです。

いちいち、「~だから~だ」と思考のプロセスを辿らず、バッと答えを出せる能力です。

詰め将棋を解くときの脳の反応は、プロ棋士は「直観」、アマチュア棋士は「深く考える」といいます。

「深く考える」ことは、一見慎重で確実な気がしますが、推論など論理操作が複雑になればなるほど、そこにエラー(間違い)が発生する可能性が高まるのです。

あてずっぽうではいけませんが、「直観」で回答にすぐたどり着けるのなら、その方が間違いがないのです。

藤井聡太四段の「直観」は、将棋教室の訓練で培われたそうです。

最短で、相手の王をとる道筋を考える「詰め将棋」を、制限時間を設けてたくさんこなす方法だそうです。

藤井聡太四段は飽きることなく解き続け、解いた数は10年間で1万超え。

「直観」を得るには1日3~4時間、10年間の訓練が必要といわれ、藤井聡太四段の脳には膨大な反復が蓄積し、直観が生まれたと脳科学者はみているそうです。

「1日3~4時間、10年間」といえば、合計1万時間。

そう、『10,000時間の法則』と一致します。

『10,000時間の法則』とは、マルコム・グラドウェル氏が提唱した法則で、各分野の成功者に共通しているのは、成就のための鍛錬に10,000時間費やしているということ。

センスや才能に関係なく、努力次第で誰もが天才になれる可能性があるが、そのためには1万時間頑張ることだというのです。

1万時間の使い方にもよりますし、科学的な手続きをクリアした説かどうか、という点で議論はあろうかと思いますが、たとえば理化学研究所も、継続的な練習の積み重ねで直観的思考が養われることを発表しています。

素人でも訓練によりプロ棋士と同じ直観的思考回路を持てる
-直観的思考は継続的な練習の積み重ねで養われる-
http://www.riken.jp/pr/press/2012/20121128/

勉強でも仕事でも、努力してもなかなか成果が出ない、と思う経験が誰にでもあるでしょう。

そんなときは、1万時間を到達点と考えれば、「自分はまだまだだ努力したとはいえない」と、気を取り直すことができるのではないでしょうか。

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北海道産生クリームで北海道を描いた蒸しパン


今日、あなたにだけはこっそり打ち明けたくて仕方ないのが、『北海道生キャラメル蒸しパン』(神戸屋)です。

北海道生キャラメル蒸しパン

神戸屋の北海道シリーズです。

北海道生キャラメル蒸しパン

キャラメル風味の蒸しパンの中に、生キャラメルクリームが入っています。

表面には北海道の絵が。

これは焼印ではなく、北海道のかたちに生地が凹んでいて、そこにキャラメルソースが流してあるようです。

北海道生キャラメル蒸しパン

中にある生キャラメルクリームは、北海道産生クリームを使用しています。

クリームというよりは、もう少ししっかりしたムースのような感じで、これは本当にキャラメルそのものの味でした。

蒸しパンの質感はよくあるチーズ蒸しパン、チーズ蒸しケーキにそっくり。

きめ細かくて柔らかです。

キャラメルの風味はしっかり感じますが、甘さは控えめでくどさはありません。

紅茶やコーヒーと一緒にじっくり味わいたい蒸しパンですね。

天才!  成功する人々の法則

天才! 成功する人々の法則

  • 作者: マルコム・グラッドウェル
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/05/13
  • メディア: ハードカバー


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コメント 25

お名前(必須)

鍛練とはまた違うんだろうけどそんな感じなのかな?
何にせよ俺は相当時間を無駄にしている気が(T_T)
by お名前(必須) (2017-06-16 20:20) 

pn

すみませんまた勝手にログアウトしました(^_^;)
by pn (2017-06-16 20:21) 

うめむす

「成就のための鍛錬に10,000時間」
私は、もう手遅れですので(笑)
イラスト作家のタマゴとして、燻るり続けている息子に、
この事を伝えようと思います。
by うめむす (2017-06-16 21:25) 

ゆきち

センスや才能が無くても努力による可能性がある!というのは嬉しいですね。
しかし・・・10,000時間の努力、今までかなり頑張ったつもりでも全然足りてなかったんだと痛感です^^;

by ゆきち (2017-06-16 21:36) 

nikki

1万時間の努力ですか。
今日のパンは北海道の表現方法が凝ってますね。
by nikki (2017-06-16 22:30) 

末尾ルコ(アルベール)

『10000時間の法則』・・・藤井聡太四段の報道はいささか過熱し過ぎだと思いますが、四段ご本人がヘンなことを言ったりしたり、要するに勘違いするタイプではないようなので好感が持てます。一部オリンピック関係スポーツ選手の言動はどうもいただけないものがありますので、藤井聡太四段の落ち着いた物腰はいいですね。やや「大人過ぎ」の感はありますが(笑)。
それはさて置き、『10000時間の法則』はおもしろい考えだと思います。「数をこなす」ことによってしか見えて来ない、到達できない境地があるのは間違いないですね。武道やスポーツなどの「型」や基礎練習も、単純な反復を繰り返す日々の訓練によって本当に自分のものになっていく。「受け身」などもとにかく反復で数をこなすことによって、「やろう」と思う必要もなく、自然に出るようになってくるといいます。バレエなんかも同じことですね。いかに一流のバレリーナになっても、決して毎日の基礎レッスンは欠かせない。中島敦の「名人伝」という短編小説が大好きなのですが、これは弓の達人になろうと志した人物の恐るべき修行が表現されていて、カリカチュアされているけれど、読む度に燃えます(笑)。逆に考えれば、「楽して得るものなど何もない」ということでもあり、非常に(本当の意味で)健康的な思考と行動にも結び付きますね。

『北海道生キャラメル蒸しパン』・・・しっかり甘そうですね~。疲れた午後に、キュッと冷えたアイスコーヒーとともに頬張りたいです。山田姉妹の歌う「みずいろの手紙」なんぞを流しながら。アッという間に疲れも癒えて、(よし、1万時間、やるぞ!)という気分になるかも、です(笑)。

>プロレス村らしい対応です。

思わず、笑みがこぼれてしまったお言葉です(笑)。「ヅラとホモと在日探し」・・・ほんとに、こういうレベルの話題が多くて困ります。米国ではトランプのヅラ疑惑が話題になっていましたが。
プロレスや演歌の世界がそのスジと深い関係にある場合が多いであろうことは想像に難くありませんが、具体的な話がいろいろ出てくると生々しさが違いますね。何よりも力道山時代のプロレスは、国内のエンターテインメントとしては最も注目されていたし、巨額のお金も動いていたであろうから、そのスジの人たちとの関わりもグッと深かったのでしょうね。その意味では、今のプロレスはどうなのだろう、そうした人たちが関心を持つ世界なのだろうかという興味も湧いてきます。
ジャイアント馬場を米国と日本で引っ張り合ったというお話もよく理解できます。なにせ当時のプロレス界にとってはとてつもない金の卵でしたでしょうから。エースが豊登では、そりゃあいけません(笑)。つまり「副会長」のの力がなければ、馬場は米国に定着していたかもしれないのですね。そうなると、『タイガーマスク』の内容もかなり変わっていたでしょうね。あの中の馬場の「見事な人格者ぶり」はけっこうツボで、何度読んでも飽きないのです(笑)。 RUKO


by 末尾ルコ(アルベール) (2017-06-16 22:58) 

チャー

藤井四段 凄いですね
将棋界が、こんなに賑やかになるなんて(^ ^)
近頃中高生の活躍が 目立っていますね
卓球も凄いです
日本も新たな時代がやってきた感じがします
緊張感を楽しんでいる人が多いような
日本人はプレッシャーに弱い
そんな 言葉を 吹き飛ばしてくれそうですね
藤井四段 ガンバレ!


カフェイン
これから 喉が乾く季節
飲み過ぎに気をつけましょうね(๑˃̵ᴗ˂̵)
by チャー (2017-06-16 23:24) 

ナベちはる

10,000時間という時間は「ゴール地点であり、同時にスタート地点」なのだと感じました。
by ナベちはる (2017-06-17 01:16) 

yamatonosuke

生キャラメル蒸しパン、北海道の絵柄がいいですね。
これはもうパンではなくたケーキです。
by yamatonosuke (2017-06-17 01:31) 

チナリ

おはようございます。

藤井四段の快進撃はまだ続いているみたいですね。

私は残念ながら将棋の駒の動かし方がわからないのでルールをよく知らないのですが、勝負の世界でデビュー以来無敗はスゴいです!

プロ棋士の方々の間では、「誰がいつ倒すことができるのか?」 で躍起になっているような気がしています。

by チナリ (2017-06-17 06:32) 

HOLDON

私も書こうと思っていました。
子供の間ではちょっとした将棋ブーム。
小学校4年の孫も将棋教室に通い始めましたよ。
入るのに競争率は7倍だったとか。
実は私は有段者なんです。
いつ負かされるか楽しみです。
by HOLDON (2017-06-17 06:41) 

green_blue_sky

すごすぎる4段、、、目が離せないです。
by green_blue_sky (2017-06-17 08:08) 

Take-Zee

こんにちは!
新記録を期待です。
でも、この子はまだ中学生でプロですね・・
学校のことも心配ですが、朝の10時から夜の10時。
労働時間や深夜労働など問題ないのでしょうか?

by Take-Zee (2017-06-17 08:17) 

旅爺さん

直観を得るには1日3~4時間で10年間の訓練!”
爺は生キャラメル蒸しパンにします。
by 旅爺さん (2017-06-17 09:01) 

伊閣蝶

「各分野の成功者に共通しているのは、成就のための鍛錬に10,000時間費やしているということ」
なるほどなあと納得です。
センスや才能に関係なく誰しも努力次第で天才になれる可能性があるとのことですが、その努力ができる、ということ自体が「才能」なのでしょう。
私の様な凡人はとてもまねができませんから。
by 伊閣蝶 (2017-06-17 13:56) 

makkun

落ち着き払って堂々の対局をしている彼の姿には
14歳とは全く考えられません。
百戦錬磨以上の能力・才力を発揮している訳ですので
これから先の事は「神のみぞ知る」なんでしょう。

by makkun (2017-06-17 14:29) 

JUNKO

天才っているものなのですね。
by JUNKO (2017-06-17 19:32) 

りょ〜さん☆

何年も前から将棋のアイテムを揃え暇なときに指してますが…「暇なとき」なので累計して1万時間に達するのはいつになることやら(^0^;)
地味で陰気なイメージがある将棋ですが,自分が興味を持つ分野があちこちで取り上げられて盛り上がるのは嬉しくもあり,何を今更感もあり複雑な心境になります(o^^o)
幼少の頃,学校帰りに児童館へ寄り,そこの館長と対局し館長の「飛車角抜き」に勝てるようになるまでムキになって通った記憶があります。その時の記憶を刺激されて,再び自分の中で将棋ブームが沸き起こったのが数年前…
にもかかわらず…1ヶ月に1局指すかどうかの頻度です…
そこそこお小遣い奮発して買い揃えたモノは…今じゃオブジェと化してます(×_×)
by りょ〜さん☆ (2017-06-18 13:52) 

えくりぷす

藤井四段、話し方が羽生さんに似てるなぁといつも思っています。マルコム・グラッドウェルの本は読んだ覚えがあります。印象に残っているのは、4月生まれや5月生まれが、早生まれより有利なことでしたね。子どもの頃の僅かな差が、ずっとついて回るようなことが、スポーツ選手のデータから言えるような話でした。
by えくりぷす (2017-06-18 19:19) 

足立sunny

継続的に膨大な量をこなしますと飛躍的な質に転化するのは経験済みですが、1万時間への当てはめはこじつけだと思います。ただ、間違いなく、将棋好きの方でも一般の人では1日3時間の詰将棋を10日も続けられません。



by 足立sunny (2017-06-18 20:59) 

うつ夫

将棋をやってみたくなりました。
by うつ夫 (2017-06-18 22:50) 

Rochell

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that youd have in working for a law firm oг a non-public attorney.
When you really feel that such “perks” as common medical health insurance and different
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by Rochell (2018-08-05 03:06) 

Rocco

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