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徳光和夫の豪快な散財力とナイーブさ [芸能]

徳光和夫が、10月22日に放送された『メレンゲの気持ち』(日テレ系)で、自身を「ギャンブル症候群」「ギャンブルしか趣味のないオレ」「十数億円は負けた」などと暴露して話題になっている。

こういう場合、カンニング竹山の「親父はヤクザ」の話と同じで、たいていは番組を盛り上げる創作のネタか、かなり大げさに言うか、どちらかだが、徳光和夫の場合には、「六本木のミッドタウンにマンションを買ってあげられる」ほどギャンブルに使ったというのも嘘ではないらしい。

「徳光は競艇、競馬、オートレースと何でもやる無類のギャンブル好き。仕事前にレース場などに立ち寄り、渋滞に巻き込まれて遅刻することもたびたびありました。楽屋ではいつも競馬新聞に目を通しているし、競艇場などでコーフンして怒鳴り声を上げる姿も目撃されている。97年に20万馬券を的中させたように、基本は穴狙いだから、スッた金額も相当なものでしょう」(『日刊ゲンダイ』10月27日付で事情通)

「徳光氏のギャンブルは、勝つのが目的ではなく、負けるまで続けないと気が済まないスタイル。これは自罰的行為といわれ、自分を自分で罰して無意識に許しを請う。ギャンブル狂で知られたドストエフスキーもこのタイプです。ギャンブルで負けることが、働いてカネを稼ぐ理由になり、それによって精神的な安定を保っているのでしょう」(同・明大講師の関修氏=心理学)

まあ、こういう報道に対しては、それが事実であっても、徳光和夫の場合、サラリーマンとは桁違いに稼ぐタレントアナだから、カネを湯水のごとく使えるのだろうと普通は考える。

ただ、同紙によると、徳光和夫が日本テレビ時代から通勤していた茅ヶ崎に建てた豪邸は、「93年に静岡の地銀に極度額8000万円の根抵当権が設定され、その3年後には1億3500万円に増額変更されている」というからただ事ではない。

要するに、徳光和夫の債務は増えているのだ。

その債務の使い道がギャンブルとは限らないが、いずれにしても、高給の局アナ、そして人気タレントアナとして稼ぎ、残したものすらも、これから人手に渡るかもしれないほど使い込んでいるということだ。

道理で『24時間テレビ』で走らなければならないはずだ。

といっても、それによって一時的に増えた仕事のギャラはまた競馬場につぎ込まれるのかもしれないが。

徳光和夫といえば、立教大学を補欠で合格した後、日本テレビに入社。長く清水一郎アナとともにプロレス実況を行ってきた。

「ジャイアン『ツ』馬場、にっぽんのチャンピオンで、あります」と歯切れよく実況する清水一郎アナが正統派として知られたのに対して、徳光和夫は試合後のインタビューでジャイアント馬場にお追従をかましたり、クラッシャリソワスキーにマイクかじりのパフォーマンスをさせるインタビュアーだったりと、「にぎやかしアナウンサー」だった。

しかし、徳光和夫はプロレスが好きだという。徳光和夫のことだから、如才なくそう言っているのだ、といわれれば否定はしきれないが、なぜプロレスが好きか、という質問に徳光和夫は、「他の世界で挫折した人たちが多いので、心の痛みのわかる人間的に大きい人たちが集まっているからだ」と答えている。

なるほど、力道山は角界で大関になれず、ジャイアント馬場はプロ野球を22歳で整理され、アントニオ猪木はブラジル出戻り、坂口征二は柔道でアントン・ヘーシンクにも神永昭夫にも勝てず、その他、プロ柔道を作れなかった遠藤幸吉、元横綱なのに食うのにも困っていた東富士など、挫折の坩堝だ。

大学は補欠、仕事もエースアナではなかった挫折感の塊である徳光和夫だからこそ彼らに惹かれる。

そして、そうしたナイーブさこそが、「ギャンブル狂」への道を掃き清めたのかもしれない。

それにしても、70歳過ぎて1億以上の根抵当は重くないか。徳光和夫にとっては大きなお世話だが、ちょっと心配になる(笑)

愚者よ、お前がいなくなって淋しくてたまらない

愚者よ、お前がいなくなって淋しくてたまらない

  • 作者: 伊集院 静
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2014/04/04
  • メディア: 単行本


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