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高山善廣、頸髄完全損傷に思うプロレスラーとしての生き方

高山善廣

プロレスラー高山善廣が、5月の試合中に首に大けがを負い長期欠場中でしたが、現状についての会見が4日行われ、頸髄完全損傷で首から下の感覚がなく、回復の望みはないと診断されたことが発表されました。脳梗塞後もリングに上がり続け、回転技を仕掛けた際の受傷でした。



医師が「回復の見込みなし」と断言するということは、医学的に根拠があるのでしょうが、回復を願わずにはいられません。

高山善廣は頸髄完全損傷「回復の見込みなし」首から下の感覚戻らず

試合中の事故による全身麻痺は、片山明(新日本→SWS)というレスラーが1992年、頭から相手に突っ込むトペ・スイシーダという技を失敗して、頸椎を損傷(第4頸椎脱臼骨折)したことがあります。

生涯寝たきりだろうと言われましたが、現在は車椅子生活ができ、書籍のインタビューを受けるまで回復しているそうです。

『元・新日本プロレス』、片山明の「快挙」はどう伝えるべきだったか

後に孤独死したハヤブサ(FMW)も、2001年、試合中のラ・ブファドーラの失敗により頸椎損傷。

全身不随の重傷を負ってしまったものの、その後リハビリで奇跡的に自力で立ち上がり、補助付きで歩けるまでに回復。リングで挨拶したり、メディアに登場したりしていました。

しかし、高山善廣の場合には、車椅子にも乗れない状態です。

結果論かどうか議論があるかもしれませんが、高山善廣は、過去に脳梗塞を患っており、そもそもその後、リングにたつこと自体、疑問視されていました。

脳梗塞から社会復帰するのは大変素晴らしいことですが、リングに復帰すべきかどうかというのは、むずかしい問題です。

率直に述べると、体(脳)は受傷前には戻らないからです。

つまり、復帰しても、以前と同じ高山善廣のファイトを再び披露することはできないのです。

以前、プロ野球の金城基泰投手(1971年~1985年)について書いたことがあります。

金城基泰
Google検索画面より
金城基泰、事故からカムバックした広島東洋カープのアンダースロー

プロ入り5年目で20勝(最多勝)したものの、オフに交通事故で、選手生命どころか日常生活にも支障をきたすような目の大怪我をします。

目には特殊なコンタクトレンズをはめて退院。看護師には、「多くは期待するな」と釘をさされます。

その後、南海ホークスに移籍して、野村克也監督のもとで復活。

以後は救援投手として活躍しますが、残念ながら、20勝した時の、左打者をのけぞらせるような浮き上がる豪速球は最後まで投げられなかったといいます。

高山善廣が、脳梗塞で、脳のどの箇所を受傷したのかは定かではありませんが、多くの罹患者がそうであるように、運動機能に何らかの支障をきたしていることでしょう。

一歩間違えたら、命に関わるかもしれない大技の応酬が続く現在のプロレスに、高山善廣は復帰すべきだったのか。

日本のプロレスラーには、50歳を過ぎて、メジャー団体とはとっくに契約を切られていても、経済的な理由や人生観から、リングをいつまでも降りられない人が何人もいます。

その人たちは、たまたま運良く現役を続けられているだけで、いつ高山善廣のようにならないとも限りません。

私が知る限り、まだ体は動いても、スパッと足を洗ったレスラーは、川田利明ぐらいです。

川田利明
川田利明の近況を伝える「日刊ゲンダイ」

もっとも、川田利明の場合も、リングを離れた直接の理由は、“報酬が支払われなかったから”だそうです。

『プロレス リングの迷宮』 (別冊宝島 2341) によると、川田利明が所属していた武藤敬司の頃の全日本プロレスは、報酬が出ないだけでなく、会社が負担すべき社会保険まで自腹で、その後上がったリング(ハッスル)も全く報酬をもらっていなかったそうです。

ですから、団体が違うとはいえ、高山善廣もそんなにはもらっていなかったと思うのですが、それでもリングに立ちたいという気持ちは、よくいわれる“バンプをとった者でないとわからない(バンプ=受け身、レスラーになった者じゃないとレスラーの気持ちはわからないという意味)”ものなのでしょう。

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甘くて重いけれど食べたあとに充実感


今日の“パン”は甘いですよ。

林檎のパイリング

『林檎のパイリング』(フジパン)は、煮詰めたリンゴをパイで包み、リング状に焼き上げたパンです。

林檎のパイリング

リンゴとパイとくれば、アップルパイを想像します。

が、ところどころにリンゴの歯ごたえが感じられるアップルパイと違い、この『林檎のパイリング』のリンゴはツブツブ感がほとんど感じられないほどトロトロに煮詰めてあります。

林檎のパイリング

そして甘い。

パイはサクサクなので、リンゴのトロトロとよく合います。

パッケージおよび公式サイトによれば、パイの上にトッピングされた飴(グレーズ)がアクセントだそうです。

パイのサクサクとグレーズのシャリシャリの対比が面白いのですが、リンゴとグレーズでかなり甘いパンに仕上がっています。

リング状なので実際のかさはそれほどでもないのに、カロリーは驚きの426キロカロリー。

大きくはないので、お腹にたまる感じではありませんが、ずっしりとした洋菓子系のパンを食べたい人にはおすすめです。

新日本プロレス 2004年1月4日「WRESTLING WORLD 2004」東京ドーム パンフレット 中邑真輔x高山善廣

新日本プロレス 2004年1月4日「WRESTLING WORLD 2004」東京ドーム パンフレット 中邑真輔x高山善廣

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 新日本プロレスリング(株)
  • 発売日: 2002
  • メディア: 雑誌


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コメント 23

なかちゃん

高山善廣は、とても好きな選手でした。
何年前だか分からないけど、ボブ・サップに秒殺に近い負け方をし、それでもテレビを観ていて『よく頑張った』と思いましたよ。
それが今ではそんなことになっているんですね。
ボクが思うにとても残念ですが、本人が残念と思うかどうかは別の話だと思います。
こんなボクでもお見舞いに行けるなら、是非とも行ってみたい…そんな気持ちになります(^^)

by なかちゃん (2017-09-04 21:02) 

pn

現場にこだわるもうすぐ50の俺としてはリングに立つ気持ちは分からんでも無いけど大技だらけじゃ病後じゃなくても負担がかかりそう。
by pn (2017-09-04 21:30) 

nikki

NHKがプロレスを一切中継しなくなった理由がわかる気もします。
スポーツにはけがが付き物ですが、
プロレスはまた別ですね。

リング状のパン、いろいろあるのですね。
by nikki (2017-09-04 21:48) 

末尾ルコ(アルベール)

高山善廣、頸髄完全損傷に思うプロレスラーとしての生き方・・・いろいろな問題がありますね。「報酬なし」の話はプロレス界ではよく聞きますが、K1でも末期はギャラの未払いがあったという選手たちの談話も目にしました。こういうことがさほど珍しくなく起こる世界というのは、わたしの感覚では不思議そのものです。曲がりなりにも観客を集めて興行を売っておいて、「ギャラは払えません」とか、よく選手たちもリングへ上がるなあと。お書きになっている、“バンプをとった者でないとわからない”という感覚ももちろんあるのでしょうし、どんな団体のリングであれ、「観客の注目と喝采」を浴びる快感に慣れてしまっては、毎日こつこつ地味な作業をしなければならない普通の仕事はできないという感覚もあるのかと想像します。
しかし現在の「危険な大技乱発」「健康状態に問題あるレスラーでもリングに上がる」を放置しておけば、生命の危険を伴う大きなアクシデントは今後も続くでしょう。もちろん人間の人生、「生涯無難に安全運転で過ごしました」を最上の価値とするか否かは各人が決めることではあります。プロレスでなくとも、「敢えて危険な状況を求める」人たちは少なからずいます。今、高山が、それでも「あの時復帰してよかった」と思っているかどうかは当人のみぞ知ることですが、少なくとも新日を含む、プロレス各団体は、現状のままの惰性のやり方は考え直すべきだと、わたしは考えます。

『林檎のパイリング』・・・特訓(←何の? 笑)の前か後に、充実感とともに頬張りたいパンですね。アップルパイも含め、リンゴ系のパンやお菓子は大好きです。

わたしも普段は格安豚や鶏肉が中心です。しかしそれでもけっこう美味しいですよね。ブランド~的な食材については、それだけの手間をかけてはいるのでしょうが、(そんなに変わらないのでは)とやや懐疑的です。しかもレトルトカレーに入れて「ブランドです」と言うのは、いい宣伝なのかどうか、ですよね。まあ、価格も普通のレトルトカレーとほぼ同じで、カレーとしてはまずまず美味しかったです。

リンクしてくださった貴重なコブラツイスト資料、見させていただきました。これは凄い資料ですね。下部真ん中で猪木のコブラに大仰なリアクションをしているレスラーの表情が微笑ましいです(笑)。そう言えば、ジョニー・パワーズがコブラツイストをかけられると、あのどんぐり眼をさらに大きくしたリアクションで応えていたのを思い出しました。
それにしてもデイック・ハットン、カッコいいですね。
そして確信を深めました。少なくとも馬場の最盛期には、猪木は太刀打ちできなかった可能性が非常に高いという。コブラツイストのお写真、やはり子どもが大人にじゃれついているように見えます。体のサイズが違い過ぎる。脚の太さも比較にならないほど違うし、「細い」イメージの強い馬場の腕も、猪木と比べたらずっと骨太で逞しく見えます。これだけ体が違うと、やはりサブミッション云々の前に、ぶっ飛ばして終わりのような気がします。打撃は素人の猪木が馬場に勝つ可能性があるとすればサブミッション以外にはなく、しかしアマレスのタックルもできない猪木は、馬場からテイクダウンを奪うのは難しいと思います。馬場とすれば、組まれないように突き放しながら、顔面や頭、頸動脈付近に思いっきりチョップを叩き込めば、力道山VS木村政彦のような展開もありえたのではないかと想像します。 RUKO

by 末尾ルコ(アルベール) (2017-09-04 22:40) 

yamatonosuke

ジャイアント馬場が亡くなってから全日が衰退したのがとても残念です。
ジャイアント馬場はお金関係はきっちりしてると外人レスラーが言っていたのを思い出しました。
by yamatonosuke (2017-09-04 23:09) 

うめむす

自称、古いプロレス者の私ですが、高山選手のケガのことは、知りませんでした。たぶん、プロレスのことが好きで好きでたまらないであろう高山選手が、と思うと残念です。
しかし、最近の新日本プロレスの試合は、行きすぎでしょ。とくに内藤選手の、ものすごいファイトには、賞賛を惜しみませんが、カラダが心配です。
by うめむす (2017-09-04 23:25) 

arles

怪我怖いですね。
by arles (2017-09-05 07:22) 

utamaroco

映画『ロッキー4』で、引退したかつてのチャンピオンが
自分の衰えを自覚せずに試合をして死んでしまったのを
思い出したわ。
by utamaroco (2017-09-05 07:31) 

こまっ

 詳しく書かれて、いらっしゃいますね。

当記事でシェアさせて頂きます。

いつもNICE!を頂き有難うございます。
by こまっ (2017-09-05 07:46) 

アールグレイ

体を酷使するスポーツや格闘技など、おつらいものがありますね。
障害がないといいですが、体を動かすこともできず、日常生活にも危機が及ぶのは、考えさせられます。
アップルパイ大好きなので、スイーツ感覚でいただけるパンですね^^
by アールグレイ (2017-09-05 09:12) 

チャー

林檎のパイリング 食べたことがあります^ ^
リングになっていると 味が均一なので嬉しいです 四角だと はじにアン無しで寂しいことが 多々[考えてる顔]あります

福田パン 奥様はご存知だったのですね
ありがとうございます[わーい(嬉しい顔)]
by チャー (2017-09-05 09:54) 

johncomeback

改めてレスラーは命懸けで戦っているんだなと思いました。
三沢光晴さんのように死に至る可能性もありますからね。
by johncomeback (2017-09-05 10:27) 

hana2017

バンプをとった者でないとわからない・・・その辺りの事情については全くでありますが。
脳梗塞での受傷には個人差があって、またその箇所、受傷状況による差はあるものの、どこかしらに後遺症はあったはずです。また繰り返す可能性も大いにあるのですから・・・そんな状況でリングに上がるべきではなかったと言わざるをえません。
一人で食事をとれない、自力で排泄が出来ない等・・・これは経験した人にしかわからない情けなさ、悔しさ・・・と人としての尊厳、失ったものがあまりにも多くあり過ぎました。
人間は体が弱ると、自力でなにも出来なくなるせいもあり、気持ちまで弱まってしまうものです。
また今後長く続くであろう、彼の生活を支え続けていかねばならないご家族の犠牲も大き過ぎるものに思えます。


by hana2017 (2017-09-05 13:26) 

Rinko

再起不能と言われた人たちが少しでも回復している姿を見ると、こちらまで勇気が湧いてきますね。
それにしても頸髄完全損傷、想像を絶するものでしょうね・・・。
by Rinko (2017-09-05 13:32) 

ヨッシーパパ

高山はバラエティー番組によく出ていたので、まだ現役だったとは、驚きました。
頸損は、これからの生活が大変ですね。
by ヨッシーパパ (2017-09-05 18:48) 

makkun

彼の顏=高山善廣・・・
何となく覚えていますが試合中の大ケガで
私も覚えていたのだと思います。
体調の復帰に意欲のある人には
完全回復して欲しいですね~(^^♪

祝コメ、ありがとうございました~
身体障害者になってからは「気遣いの男」と
言われているのですが
連れ添いは感じていないようですので
悩みが減りません(笑)


by makkun (2017-09-05 19:11) 

MINERVA

昨年、大森のフェスタ(だったと思います)で高山選手の出場する試合を観戦しに行きました。
ボロボロの身体に鞭を打って闘い続けておりましたが、今回の怪我はかなり厳しい状況であるとの報道です。
今はただ奇跡を信じ、高山選手を応援するのみです。
しかし、最近のプロレスですが、試合中に大きな怪我を起こす選手が多くなっており、非常に危険な状態だと思います。

by MINERVA (2017-09-05 19:30) 

HIDEe

高山善廣さんは総合格闘技の試合で顔を晴らしながら戦っていたのを鮮明に覚えてます。
今、そういうことになっていることを非常に残念に思いますね。
格闘技をする人間は常に自分の肉体と戦っています。
高山さんが少しでも回復することを願って止みませんね。
by HIDEe (2017-09-06 02:17) 

terrybear

高山さんもあな家のすぐ近くにお住まいでよくお見掛けしてました
まだお子さん小さい(小学校3~4年生)のに
体が大きくて乗っている車もやたらおおきな昔のアメ車でガレージに入れるのも出すのもホントに大変そうで
それがいつのころからか(たぶんお怪我なさったころかしら?)向かい側のマンションの駐車場に入れてあってご自分のお家のとこには奥さまの車が入れてあってね
いつかまたあの大きなアメ車を運転している姿が見たかったです
by terrybear (2017-09-06 06:58) 

こういち3

不幸な事故が起こらないようにボクシングと同じように厳格に管理が必要ですね。
by こういち3 (2017-09-06 09:21) 

チナリ

おはようございます。

高山選手のケガはニュースで知ったのですが、数日前の記者会見の内容にはとてもショックを受けました。

あの 「世界一性格の悪い男」 と呼ばれている鈴木みのるさんが涙ながらに親友を助けてあげてくださいと訴えていた映像はケガの深刻さが余計に伝わってきたとともに鈴木さんの本当の性格が出ていてこちらまで涙を流しながら見ました。

高山選手の場合は危険と言われる技を受けたわけではないのに大ケガに至ってしまいました。

最近は大ケガをする選手が増えているプロレス界ですが、海外のプロレス団体のように頭を執拗に攻撃するようなことや頭から落とすような危険な技は反則や使用禁止にして欲しいと思います。

高山さんが回復されることを切に願っています。

by チナリ (2017-09-10 07:04) 

Kai

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