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杉田かおる母親介護報道で考える、子はなぜ毒親でも介護するのか [芸能]

杉田かおる

杉田かおるが、母親を「心身ともに限界」と、介護施設に預けたことをブログで明かしたことが話題になっています。ネットのコメントは、「よく今まで我慢した」という意見もあります。杉田かおるがそうだというわけではありませんが、親はその子にとって、必ずしも良い親とは限りません。でもやっぱり、どんな親でも親は親なのかもしれない、などと考えさせられました。(画像はGoogle検索画面より)



今回のまとめ記事にリンクします。

杉田かおる「心身ともに限界」母を介護施設に

杉田かおるが、慢性閉塞肺疾患の母親を介護していることは、以前この記事の後半で書きました。

「たぬき」といえば、うどんかそばか、どちらでしょうか

そして、とうとう「限界」と感じて、介護施設に預けたという話です。

まとめ記事では、おおむね杉田かおるに対して好意的です。

>自分を売っぱらった鬼母をよく介護したよ 見直したわ。
>別に恥ずかしくもなんともない介護は介護のプロに任せるのが一番だわ
>今までよく頑張ったよ。それでいいんだよ。限界まで頑張ったんだから誰も助けて文句は言わないよ。


まあ、中には、

>何があっても親を見捨てる奴は人間じゃないよ。

などと罵倒しているコメントもありますが、親で苦労したことがないお幸せな人なんだろうな、と思います。

一方、杉田かおるはむしろ頑張り過ぎで、もっとはやく決断しても良かったのではないか、という意見もありました。

頑張っちゃったのは、親孝行だからでしょうか。心が優しいからでしょうか。

それも否定はしませんが、では介護施設に預ける人が冷血漢かというと、そういうもんでもないですよね。

では、どうして?

杉田かおるの両親は、小さい時に離婚。

子どもにとって、片親より両親揃っている方がいいに決まっています。

自分は親代わりになって働いて妹を美大まで出してやり、でも母親にはずいぶん苦労させられた告白は、杉田かおる自身が行っていたはずです。

もちろん、親子間の感情は、当事者にしかわかりません。

でも気になります。

どうして、杉田かおるはそこまで頑張れたの?

やはりそのまとめ記事のコメントの中に、私の心を捉えるこんな書き込みがありました。

毒親の方が、子どもが親のために色々しちゃうんだよ
愛情が不足してるから、介護することで親に承認してもらおうとする
だから、しんどい


つまり、悪い親ほど子どもは親孝行になる、ということです。

なるほどなあと思いました。深いですよね。

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子の「ほしのもと」は親に責任があるが……


よく、親離れできていないように見える子について、子どもの方が悪いように見る向きがありますが、私はそうではないと思っています。

子が親離れできないのは、親が悪いのです。

兄弟仲が悪いのも、親のせいです。

ただ、「被害者」の子どもが、仕返しに親を見捨てるかというとそうとは限らず、逆に、自分に冷たかった親だからこそ、自分を認めてもらいたくて親孝行をすることもある。

これは、自分にも当てはまることなので説得力があります。

人間の業とは、なんて哀しいのでしょうね。

今になってマスコミは、感動の話としてこのことを報じていますが、ひと頃は、杉田かおるのうわべのキャラクターをもって、ずいぶん彼女を叩いていましたよね。

その情報に引っかかって、杉田かおる嫌いって思いませんでしたか。

そのとき、芸能界で唯一、彼女をかばっていたのは石立鉄男でした。

生前最後のラジオ番組で石立鉄男は、当時バッシングのさなかにあった杉田かおるが、複雑な家庭環境でどれだけ苦労しているかという話をしていました。

私は、彼女の書籍や石立鉄男の話をもって、杉田かおるが苦労人ということを知ったので、芸能マスコミの彼女に対する中傷など全く問題にしていませんでした。

まあ当時だけでなく今も、芸能マスコミの「印象操作」なんか、引っかからないようにした方がいいですよ。

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