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湿潤療法、やけどの経過、本当の話 [生活]

湿潤療法

湿潤療法によるやけど(熱傷、火傷)の手当てについて書きます。私の妻が、今年の1月24日に、顔面、喉元、左腕に熱湯をかけるヤケドをしてしまいました。ことに左腕のヤケドは跡が残りそうな比較的大きなやけどでした。それが、3ヶ月かけて、順調に皮膚が入れ替わり赤みも引いてきました。

ヤケドの治療には、従来の手当と湿潤療法がある


やけどの治療法には、2つの潮流があります。

従来の手当てとしては、患部を消毒した後、通気性のある絆創膏や包帯を使う(つまり傷口を乾かす)、創傷一般の手当てです。

従来の手当て

湿潤療法というのは、ラップなどを使い傷ロを密封して、常に湿らせた状態におくことで、乾燥による神経への刺激が少なくして痛みを和らげながら回復を待つ手当てです。そして体液であるその「湿り」は、きれいに皮膚を再生させる期待もされています。

湿潤療法

従来の手当てと湿潤療法の違いは簡単に書いています。

湿潤療法、やけどの手当て、本当の話

ネットをご覧になると明らかですが、この治療法、支持者は2派にはっきりわかれています。

湿潤療法で痛みが和らぐという声は多いのですが、「密封」が不衛生であったり、「ラップ療法」は家庭で出来てしまうから、必要な医療措置を施す機会を失うといったりした批判もあります。

しかし、医療措置を施す正式なクリニックで湿潤療法による治療を行えば、その点は問題ないわけです。

ということで、妻は応急措置でいったんは従来の手当てを行うクリニックに行った後、湿潤療法を標榜する皮膚科クリニックに転院しました。

ヤケドの経緯


妻のメモをもとに振り返ります。

1月24日、熱湯で顔と胸、上腕部をやけど。従来の手当てを行う皮膚科受診。胸と上腕部はふだん外に出ない部分だから跡が残るだろうと言われる。

1月26日、湿潤療法を標榜する違う皮膚科受診。当然というか、湿潤療法を勧められる。薬を薄く患部に伸ばしたあと、ラップで覆うように言われる。熱湯でのやけどなら跡は残らないと言われる。

ラップで覆う

ここで、従来の方法を採用するクリニックでは「跡が残る」、湿潤療法を標榜するクリニックでは「跡は残らない」と診断が別れたわけです。

1月30日、患部の水ぶくれが潰れてきたので、こんどはテープを貼るようにいわれる。

テープを貼る

2月3日、白く膨れる部分が小さくなってきたので、白い部分だけにテープを貼り、あとは薬(リンデロン)を塗るように言われる。顔と胸は水ぶくれもなく赤い部分だけ塗ればよいと言われる。

白い部分だけにテープ

2月9日、白い部分がなくなったのでリンデロンのみにする。顔と胸は一部分だけまだ赤いので塗りつづける。

2月17日、リンデロンはやめてヒルドイドに変える。一本なくなるまで何ヶ月か塗り続けて、あとは跡が目立たなくなるまで1年ぐらい待つように言われる。顔はまだ鼻だけ赤いが、胸はほとんどわからなくなったので塗り薬もやめる。皮膚科の診察終了。

皮膚科の診察終了

そして3ヶ月たち……


2月23日、まだ17日とそんなにかわりありませんが、赤みもひいて、皮膚も入れ替わった感じです。

皮膚も入れ替わった感じ

4月25日、だいぶ赤みも消えてきました。

だいぶ赤みも消えて

従来の方法を採用するクリニックのすべてが「跡が残る」と診断したかどうかはわかりませんし、従来の方法でも順調に回復できたかもしれませんが、少なくとも今の段階で、湿潤療法で失敗したわけではないかな、といっていいのではないかと思います。

ここからうっすら赤いまま残るのか、さらにもとに近くなっていくか。今後どうなるかはわかりませんが、まあネットを見ると、もっとひどい人でもきれいに治っているようですし、希望を持ちたいと思います。

……それはいいとして


やけどとは直接関係ない話ですが、このヤケドが一段落したと思ったら、妻は連休明けから肺炎と胸膜炎になってしまいました。

白血球とCRPのべらぼうな数字を見ると、もう1日診察が遅れたら取り返しの付かないことになっていたかもしれません。いやー、危なかった。

11年前に癒着胎盤で死にかけ、4年前は火災による一酸化炭素中毒で1回死んでいる(心肺停止)のですが、

それはちっとも運気の下げ止まりにも厄落としにもなっていません。

2度あることは3度あるんですね。

にゃろう

普通、1度の人生でそんなに何度も生命の危機に瀕するものでしょうかね。

そんな話もまた、後日書いてみたいと思います。

熱傷はこうやって治す―安全に行う湿潤療法 (かゆいところに手がとどく心得シリーズ 2)

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