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おさな妻、富島健夫の生まれた日に昭和の衝撃作品を思い出す [懐かし映画・ドラマ]

おさな妻、富島健夫の生まれた日に昭和の衝撃作品を思い出す

おさな妻、という小説をご存知ですか。今日は、その作者である富島健夫が生まれた日ということで、同作を思い出してみました。おさな妻は関根恵子(高橋恵子)主演で映画化され、さらに麻田ルミを抜擢してテレビドラマ化もされています。



まずは、富島健夫の『おさな妻』のあらすじを簡単に。

母子家庭の高校生・玲子は、母親を亡くして保育園で働くことになったが、そこで知り合った父子家庭の園児の父親と結婚。

年の離れた夫婦、17歳の高校生妻、夫にとっては子連れ再婚など、不安定要素を抱えた夫婦の困難が描かれています。

まあ、正直なところ、ティーンの性描写が興趣の一つだった作品ではあると思います。

ただそれだけでなく、すでに斜陽化していた映画界にとっては、起死回生を狙うテーマとして採用され、また10代の性や愛をテーマのひとつとした「ジュニア小説」の隆盛につながりました。

当時、それだけこのストーリーはセンセーショナルだったんでしょうね。

『おさな妻』は、関根恵子(高橋恵子)(1970年、大映/ダイニチ映配)と原悦子(1980年、にっかつ)主演で映画化されています。



ストーリーが原作に一番近いのが関根恵子版ではないかと思います。

おさな妻

この頃、すでに彼女が契約していた大映は倒産寸前でしたが、篠田三郎との青春コンビで倒産までプッシュされていました。

それにしても、当時の関根恵子はまだ15歳だったはずですが、すでに体も成人し、大人びた表情や色気のあるセリフまわしなどから、劇中の17歳の設定すら「役者が老けている」印象を与えたほどです。

大映は同じ時期、テレビドラマで『おくさまは18歳』を放送していましたが、こちらは喜劇モードでした。




一方、『おさな妻』は、麻田ルミ主演でテレビドラマ化(1970年、C.A.L/東京12チャンネル=現テレビ東京)もされています。

ただ、麻田ルミ版は、20時放送の連続テレビドラマということで、あまり過激なシーンはなく、高校生妻と地域の人たちとのかかわりを描くホームドラマや、もしくは学園生活を描く青春ドラマ的体裁をとっており、当時子どもだった私にとっても鑑賞しやすかったと記憶しています。

また、若くて初々しい妻、ということでは、麻田ルミが一番イメージとしてピッタリしていたと思います。



麻田ルミの母親役が森光子で、結婚した相手が井上孝雄。

隣室の住人が黒柳徹子。その夫が松山英太郎。

叔母が春川ますみ。義姉が沢村貞子など、当時ネットワークも持たないローカル局だった東京12チャンネルのドラマとは思えない豪華布陣でした。




監督も、文芸作品を手掛けた、私のお気に入りの久松静児。

『クレージー作戦先手必勝』で久松青児監督
中央が久松青児監督(『東宝昭和の爆笑喜劇Voi.24』より)

2013年にCSのファミリー劇場で放送されましたが、また放送してもらいたいと思っています。

関根恵子版も原悦子版も、現在アマゾンプライムビデオで視聴することができます。

麻田ルミ版もDVDがリリースされています。

機会があれば、ぜひ“昭和の衝撃”をご覧ください。

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希少糖入り最中(戸田屋)


今日のお茶菓子はここだけの話、希少糖入り最中(戸田屋)です。

希少糖入り最中

餡に北海道産小豆と希少糖を使用した、最中の詰め合わせです。

アイスでないモナカは普段、あまり食べないのですが、「希少糖」というのが興味深くて買ってみました。

希少糖入り最中

外袋には、「希少糖とは、さまざまな希少性を持つ、自然界に微量しか存在しない糖類です」と記載されています。

希少糖入り最中

wikiによると、代表的な希少糖には、L-グルコース、D-アロース、D-タガトース、D-プシコース、キシリトール、L-リボース、エリスリトールなどがあり、「希少糖の中で研究が進んでいるD-プシコースは、砂糖の7割程度の甘味がありながら、カロリーはほぼゼロ」「食後の血糖値上昇を緩やかにする」「内臓脂肪の蓄積を抑える」。

希少糖入り最中

エリスリトールは、「D-プシコース同様、砂糖の7割程度の甘味ながら血糖値を上昇させず、インスリンの分泌を誘導しない」そうです。

まあ、血糖値や内臓脂肪がそんなに気になるなら、最初から甘いものは食べなければいいのですが、甘いものが食べたいときってありますよね。

しばらく、これが甘いおやつになりそうです。

いかがですか。お茶請けに、もなかは。

昭和の名作ライブラリー 第29集 おさな妻 DVD‐BOX Part1 HDリマスター版 -
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コメント 19

末尾ルコ(アルベール)

高橋恵子!実は数日前に高橋恵子に関連する映画を鑑賞しまして、それに関する記事を近日中(笑)にアップする予定でございます。
しかし『おさな妻』は未鑑賞で、これはぜひ観ねばならないですね。

>劇中の17歳の設定すら「役者が老けている」印象を与えたほどです。

これ、よく分かります(笑)。高橋恵子は若き日から女優としての「顔」が出来上がっています。
ドラマ版の方は東京12チャンネルということで、高知では放送がなかった可能性が高いのですが、はっきりとは分かりません。麻田ルミという女優もあまり知りませんでしたが、『おさな妻』というタイトル、アナクロニズムではあるけれど、実にファンタスティックですね(笑)。『おさな妻』ですよね~、う~む(←しばし妄想)。

希少糖入り最中・・・妄想から覚めたところで(笑)、さほど餡子ファンでないわたしですが、なぜか餡子だらけの最中は割と好きなんです。あの衣と餡子の相性が、わたしの味覚に合っているのだと思うのですが、この商品も美味しそうですね。あ、今お写真を見ながら気づいたのですが、あんパンなどとは最中は餡子が違いますね。この粘っこい餡が口に合うのです。

ダニー・ホッジ、ディック・ハットン、そしてカール・ゴッチら、「実はとんでもなく強い」と多くのファン、そして関係者たちから畏敬の念を持たれるプロレスラーの存在がこのジャンルをグッと豊かにしていましたね。そうしたレスラーたちは独特の威厳が漂っていました。「強さ」が意味を持たない現在のプロレスには失われてしまった大事な要素の一つです。
「強すぎて」というダニー・ホッジのエピソードにはワクワクしますね。体重は関係なかったというお話も新鮮です。そう考えると、プロレスの「ジュニア・ヘヴィー」という制度もプロレスをおもしろくするための様々な可能性として利用されていたことがよく分かります。
ヒロ・マツダは、「見た目」の普通さが人気面では損をしていたかもしれませんね。黒のショートタイツだけで裸足、しかもヘアスタイルも普通の(当時の)会社員という感じで、子どもから見て、「カッコいい!!」というタイプではありませんでした。逆に言えば、その「見た目」で通し、それで米国の一線で活躍し続けたのが、その自信と実力を自ずと物語っているのでしょうね・・・ということも、最近気づきましたが(笑)。

>鶴田がケンマンテルのNWA世界ジュニアに挑戦したのは違和感がありましたが。

ありましたね~。ケン・マンテルも最近気になるレスラーの一人です。ヒロ・マツダもそうですが、コケ脅しのない外見のレスラーが新鮮です。なにせ現在はプロレスだけでなく、MMAファイターもコケ脅しばかりで辟易しているのです。

ルチャ・リブレはそれなりの価値あるプロレススタイルですが、「阿吽の呼吸」が必須のスタイルでもありますから、「それが中心」になると退屈してしまいますね。今のプロレスはヘヴィーも実質ルチャ化しているという面もあるのではと思います。この前触れた、藤波VS剛の試合でも、ルチャとはまったく異なる魅力的なプロレスを創り上げていました。

>アントニオ猪木対ヒロ・マツダこそが、最高のジュニアヘビー級の試合になるのではないかと思っています。

これは確かに素晴らしいお見立てですね。確かに猪木、猪木ファンまっしぐらだった頃には気づいてませんでしたが、今見ると体が華奢です。それでも日本人レスラーの中では非常に大きかったのですが、前にも触れましたように、ジョニー・パワーズ辺りの体格の外国時相手でも、今見ると持て余し気味ですから。こうしていっぷく様のお考えなどをうかがっていると、プロレス界がいかに固定的な観念に捉えられていて、自分で自分を動けなくしていたかがよく分かります。現在のプロレス界も別の意味で「固定的な観念」に捉えられていますよね。 RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2017-10-25 23:40) 

ナベちはる

健康に嬉しいのに甘いものが食べられる、とても嬉しいですね☆彡
by ナベちはる (2017-10-26 00:20) 

うつ夫

麻田ルミが虻川美穂子にどことなく似ている件
by うつ夫 (2017-10-26 00:30) 

nikki

おさな妻いかにも、ドラマにしやすそうな題材ですね。
私の調査では、テレビ東京12チャンネルは1969年10月から毎日放送と中京テレビがネットワーク局になっています。
毎日放送は75年、中京は83年までネット局だった。
wikiによれば、たぶん番組販売だと思うのですが、全国で放送されているようです。wikiなので情報は定かではありません。
BS-12の明日がござる、結構見てます。
by nikki (2017-10-26 00:30) 

pn

レコードジャケット見ても確かに関根恵子は幼く見えませんね(^_^;)
by pn (2017-10-26 06:20) 

Rinko

希少糖入り最中、食べてみたいですね~。
洋菓子より和菓子が好きなので、「最中」って言葉にすぐ釣られます^^;
by Rinko (2017-10-26 08:00) 

kou

おさな妻、懐かしいです。
小学生の頃、この映画の大きなポスターが通学路にあり、ドキッとしたのを覚えています(^^;)
by kou (2017-10-26 08:02) 

なかちゃん

関根恵子は知ってましたが、おさな妻は知りませんでした ^^
まるでふた昔前のポルノ映画のタイトルみたいです。
希少糖、どんな味だか想像出来ませんが、食べてみたいです(^^)

by なかちゃん (2017-10-26 08:44) 

チャー

おさな妻 今は ギャルママ?(^^)
昔は なかなか認められることがなかったから大変だったのでしょうね
希少糖 これはいいですね
練り餡のしっとりさが いい感じです

チョコマシュマロ美味しいです
by チャー (2017-10-26 09:35) 

johncomeback

1970年というと小6でしたね。
「おさな妻」は子供心に隠微なイメージがありました。
関根恵子は確か北海道のド田舎出身でしたよね。
by johncomeback (2017-10-26 09:57) 

makkun

「おさな妻」・・・・
観には行ってませんが
こう言う映画がありましたね~・・。
私は関根恵子のNude写真を持ってますd(*^o^*)b

by makkun (2017-10-26 11:35) 

hana2017

関根恵子の「おさな妻』はリアルタイムで観ています。
彼女とは同い年、それなのにあんな事、ああいった事もしちゃうんだ・・・とドキドキしつつ。確か、友人と観に行ったのかな?しかし旦那さん役の新克利が好みのタイプではなかった。
篠田三郎の方がずっといいですよね。
あの時代は日活もロマンポルノ誕生前で同じような状況であったように感じます。
夏純子の「女子学園シリーズ 女子学園 悪い遊び」、相手はなんと若き日の江守徹、藤達也も最後に登場していましたが。。
一時ヱビスビールのCMにも出ていた、永島 暎子の「四畳半青春硝子張り」も、あの時代を写したものとして印象に残っています。
by hana2017 (2017-10-26 13:44) 

Take-Zee

こんにちは!
関根恵子さん、ポルノ女優でしたよね・・
でも、今はそんな素振りは見せません。

by Take-Zee (2017-10-26 16:17) 

Mitch

Google Chrome Canary、試しています。
今のところ極めて快適です^^
情報ありがとうございました。
by Mitch (2017-10-26 18:17) 

kohtyan

懐かしい俳優さんが出てきますね。
大映は倒産したんですね、一時、永田ラッパは元気が
ありましたが、時代は変わりますね。
by kohtyan (2017-10-26 18:18) 

扶侶夢

懐かしいですね「おさな妻」に「富島健夫」。
関根恵子はデビュー当時は好きで「高校生ブルース」「純愛」は学生ながら一人で映画館に観に行きましたね。
富島健夫は'60年代中頃~後半には小学館『中学生コース(1・2・3年)』で青春小説連載をしていて、特に女学生たちには人気があったように記憶しています。
by 扶侶夢 (2017-10-26 18:40) 

ヨッシーパパ

思春期の頃でしたので、エッチな目で見ていました。^_^
by ヨッシーパパ (2017-10-26 18:53) 

よいこ

富島健夫の名前に聞き覚えありです
読んだ気がします
関根恵子さんは15ですか、大人びた顔ですねぇ
by よいこ (2017-10-27 09:09) 

そらへい

おさな妻が上映された頃は20前後だったので
かすかに覚えていますが、
この頃の関根恵子さんがあまり好きではなく
見ていないですね。
高橋恵子さんになってから
見違えて美しくなられた気がします。
by そらへい (2017-10-27 21:05) 

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