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『ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である』 [パソコン・ネット]

『ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である』

『ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である』(いしたにまさき著、技術評論社)を読みました。新刊書籍ではありませんが、内容は現在でも通じるものがあるように思います。タイトル通り、「ネットで成功している」人たち110人にアンケートをとり、「やめない」ことなど、その回答を読み解いた「ネット成功者白書」です。

アルファブロガーという和製英語をご存知ですか。

大きな影響力や、多くの読者を持つブロガーのことをさします。

このブログでは、イケダハヤト氏の書籍を何度かご紹介しましたが、彼もアルファブロガーの一人に数えられています。

では、その人たちは、どんなに素晴らしいブログを書いてきたのでしょうか。

少なくとも、書き始めた段階で、そのような評価はありませんでした。

更新し続けるうちに、ネットで話題となり、ファンも増えていったのです。

彼らは、ブログという新しい媒体で、既存の価値観や評価にしばられない、新しい価値を創出したことでポピラリティを得たといえます。

『ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である』は、そんな「ネットで成功している」人たち110人に、ツイッターで一斉にアンケートをツイートしています。



といっても、スパムメールとは違い、どちらかというとメーリングリストのツイッター版という形式で、回答者とやりとりをしながら回収していったようです。

そして得た回答を読み解き、その傾向や特徴を考察しています。

続ければアルファブロガーになれる……かもしれない


アルファブロガーたちが、アルファーブロガー足りうる理由は何でしょうか。

結論から述べてしまいます。

タイトル通り「やめないこと」と、後は「運」のようです。

ブレイクできるかどうかの結果は後からついてくるもの。

こうすれば成功するという方程式もなければ、狙ってヒットできるわけでもない。

そして、爆発的なヒットにならなければ見返りは少ない世界である。

要するに、やめたら何も残らない。やめなければ成功することもある、という話です。

またしても、人生は偶然と必然であることを確認することとなりました。

人生は偶然と必然

まあ、それだけでは身も蓋もない気がしますので、もう少し細かいところもご紹介しましょう。

ツイッターをどう見るか


たとえば、アンケートには「いちばん好きなWebサイト(Webサービス含む)は?」という質問があります。

5年前のアンケートのため、その後始まったクラウドサービスが出ていませんが、1位が「ツイッター」です。

「いつも使っているサイト・サービス」であり、「コンテンツとして見るのが好きなサイト」ということです。

アルファブロガーたちは、ツイッターを積極的に利用しています。

これは感覚的にわかります。

ツイッターは厳密にはSNSではないのですが、SNS的な使い方をしながら不特定多数に広げる、そしてつながる使い方ができます。

私は昨秋、このブログと連動してメイン格で使っていた「いっぷく」のアカウントが凍結されてしまい、ツイッターの活動はだいぶ小規模になってしまいましたが、それまでは先のイケダハヤト氏を含め、各界の著名人やアルファブロガーから、リツイートやリプライ、フォローなどをいただき、大いなる刺激を受けました。

ツイッター、使ってますか?ブログ生活が変わるかもしれませんよ!

その意味では、私にとってもツイッターは、「いつも使っている」「コンテンツとして見るのが好きなサイト」です。

その一方で、同書によると、アルファブロガー諸氏は、ツイッターのフォロワー数を増やす努力をしている人(24人)よりも、していない人(89人)の方が圧倒的に多いそうです。

それは、ツイッターが必ずしも情報の広がりにダイレクトにつながるとは限らないということと、ツイッターはフォロワーを増やしたいためにフォローをしても、なかなか増えるものではなく、本来の使い方である情報を発信したりリプライしたりする中で増えていくものだからと書かれています。

また、アマチュア精神や惰性も特徴としてあらわれているそうです。

アマチュア精神


前者を厳密に書くと、「アマチュア精神を忘れないプロフェッショナル」だそうです。

これは、「結果を約束しない」ことだといいます。

誰かに発注され結果を求められるものではなく、自発的で約束できないパワーが、「アマチュア精神を忘れないプロフェッショナル」であり、それがネットという新しい媒体で新しい価値を創出する原動力といいます。

たとえば、「コンビニおにぎり」について、ひたすら追究するブログがあったとしましょう。

書籍や雑誌など既存の媒体ですと、それだけでは苦しいんじゃないかとか、こんな視点を加えて見込み読者の保険をかけようとか、「結果を求める」企画になります。

でもブログは、そんなことを気にせず、自由にコンビニおにぎりについて突き詰める。その結果、これまでになかった新しい文化や価値をそこから生み出すかもしれない。

でも生み出すと断言はできないし、生み出そうと結果を意識する必要もない。

そういうことではないかと思います。

惰性


惰性というのは、その時々の完成度に全力投球するのではなく、続けることに意義があるという考え方です。

テレビ番組は、つまらなければ視聴率は落ち、それがきっかけで打ち切りになりますから毎回必死です。

が、ブログはそんなことを気にする必要はない。継続することでどのようなものに成長するかが大切なのだといいます。

スルー


更新した記事について、反応(コメント等)に耳を傾けながらも、そこで悩んでしまうのではなくその反応をスルーすることも大事、ということです。

私は小心なので、嫌なコメントを見るとやめたくなってしまいますから、これもナルホドなあと思います。

結論


冒頭に書きましたが、アルファブロガーとは、新しい媒体で新しい価値を創出した人々です。

ということは、彼らの考えは、同書にまとめられたことで、すでに「新しい価値」ではなくなっています。

(そもそも、110人が、今もアルファブロガーかどうか、というツッコミもできます)

それをもとに、さらに新しい価値を創出する人が、これからのネットに君臨するアルファブロガーになるのです。

同書を読むと、このブログ『戦後史の激動』も、あまり気張らずもう少し続けてみるか、という気がしてきます。

安定した検索順位の上位が見込める情報型ブログになるためには、だいたい4000記事がめやすなんていわれていますが、私の場合、5年近くかかってまだ1600記事。

1日1記事更新としても、最低あと7年はかかる計算になります(汗)

でも目標は遠いほうが、意識せずに気楽にできるということもいえるわけで、その気楽さでがんばってみましょう。

ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である

ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である

  • 作者: いしたに まさき
  • 出版社/メーカー: 技術評論社
  • 発売日: 2010/11/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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