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猪木は馬場をなぜ潰せなかったのか、BIが抱えていた本当の敵は… [スポーツ]

猪木は馬場をなぜ潰せなかったのか

『猪木は馬場をなぜ潰せなかったのかー80年代プロレス暗闘史』(西花池湖南著、河出書房新社)を読みました。本書は、1980年代のプロレス史を振り返るものです。当時は、新日本プロレスと全日本プロレスの対立が「業界2強」としてマスコミで報じられましたが、当事者はまた別の戦いがあったという話が書かれています。



この本が、初めて明かす新事実というのは……、おそらくありません。

ある程度のファンならみな知っている既知の出来事を、著者の表現で時系列にのべただけの読み物です。

それでも、プロレスファンは、目を皿のようにして熟読していることでしょう。

プロレスファンというのは、そういうものです。

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本書の内容を簡単にまとめます。

ジャイアント馬場率いる全日本プロレスの経営状態は、70年代後半から80年に入る頃、倒産の可能性もあるほど逼迫していたため、ジャイアント馬場は親会社の日本テレビに、社長の座を奪われました。

それどころか、日本テレビから送り込まれた松根光雄社長は、ジャイアント馬場に引退を勧告。

興行現場の実権(マッチメーカー)も取り上げて、かつてジャイアント馬場の付け人だった佐藤昭雄に託します。

レスラーとしては老い、経営者としても団体運営者としても失格の烙印を押されたジャイアント馬場。

一方、その時期アントニオ猪木は、日本プロレス時代、ジャイアント馬場に負けたくないと精進した日々が結実。

腹心の新間寿氏(営業本部長)のアイデアもあたって、新日本プロレスは大盛況となりました。

「新日本プロレス一強」の勢いで、もうひとつの団体である国際プロレスが倒産します。

では、猪木の新日本プロレスは、なぜ馬場の全日本プロレスも潰せなかったのか、というのが本書のタイトルになっているわけです。

理由は、アントニオ猪木の事業道楽に愛想を尽かした、新日本プロレス内のクーデターから始まります。

山本小鉄らが、アントニオ猪木や坂口征二らを役員から降ろして、自分たちが実権を握ります。

腹心の新間寿に詰め腹を切らせて自分の立場を守ったアントニオ猪木は、自分の不徳や不明と考えず、新日本プロレスのスタッフや選手たちを逆恨みします。

新団体(UWF)と新日本プロレスを天秤にかけたり、新日本プロレスが窮地に陥ることをわざわざ仕掛けたりしたため、以前はまとまっていた団体の雰囲気がすっかり悪くなってしまったと本には書かれています。

また、経営者としては失格でも、人脈やプロモーターとしての外交術に長けていたジャイアント馬場を甘く見すぎて、主力レスラーを引き抜いたつもりが、逆に欠くべからざる大物レスラー(スタン・ハンセン)をとられてしまいました。

そして、アントニオ猪木は糖尿病や痛風なども抱え、実は体力的にも全盛期をすぎていたため、ハルクホーガン戦の不可解な負けなどで、徐々に社内・ファンからのカリスマ性を失墜していったこともありました。

つまり、本のタイトルだけを見ると、2人の直接対決をイメージしますが、そうではないのです。

メディアは当時、2団体の対決を煽りましたが、その裏で、ジャイアント馬場は日本テレビによって立場を不安定にされたことによるたたかい、アントニオ猪木は配下のレスラーやスタッフたちに復讐するたたかいと、まあはっきりいって、落日にあったBI(馬場と猪木のこと)それぞれ格好悪い「別の戦い」が振り返られています。

アントニオ猪木が変なことをしなければ、新日本プロレスはガタガタにせず完勝だったのに、という見方もありますが、もし猪木が一切「変なこと」をしない、アタリマエのことしかできない「常識人」だったら、新日本プロレスがとっくに倒産していたはずなので、そこはなんとも言えないところです。

今、どうして1980年代のプロレス史を振り返る本が出たのでしょうか。

プロレスマスコミというのはジャーナリズムではなく団体の広報誌みたいなものなので、リアルタイムでは、団体やレスラーに都合の悪いことは書かなかったのです。

そのため、21世紀に入ってから、20年も30年も前の「あのときはこうだった」という「総括本」が出ているのです。

ただ、少なくともプロレスファンは、同書を読んでも、BIに幻滅することはないでしょう。

冒頭に書いたように、本書はすでに明らかになっている事実に基づいていることであるし、そもそもプロレスファンというのは、とっくの昔の出来事でも熱心に読み、当時の記憶や自分の推理と照合して、さらに踏み込んだ認識を自覚して楽しくなってしまうものなのです。

ファンはとっくに読まれていると思いますが、感想などお聞かせいただければ幸甚です。

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オートドックスなアンバン形状に甘い抹茶餡


今日、ここだけでご披露するおやつは、『丹念熟成宇治抹茶あずき』です。

丹念熟成宇治抹茶あずき

生地をじっくり熟成させる三段仕込み製法で、しっとりやわらかな生地が特徴の「丹念熟成」シリーズの新商品。

丹念熟成宇治抹茶あずき

上にはけしの実が散らしてあり、見た目は普通のアンパンです。

中は京都産の宇治抹茶入りのねっとりしたあんに北海道産の小豆が入っています。

丹念熟成宇治抹茶あずき
わかりにくいですが、餡は緑色です

あんは抹茶色ですが、抹茶の香りはそれほど強くありません。

甘さ控えめの商品が多い中で、この抹茶あんはしっかり甘い。

小豆も甘く煮ているので、甘党にはおすすめです。

甘い抹茶餡、いかがですか。

猪木は馬場をなぜ潰せなかったのか: 80年代プロレス暗闘史

猪木は馬場をなぜ潰せなかったのか: 80年代プロレス暗闘史

  • 作者: 西花池 湖南
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2017/02/28
  • メディア: 単行本


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コメント 19

そら

私の子供の頃の親父の好きなテレビといえばプロレスと野球
ジャイアント馬場やアントニオ猪木、いつも見てました!
しかし裏でこのような葛藤があったとは全然知りませんでした。
by そら (2017-04-19 20:34) 

pn

糖尿で通風だったんだぁ(^_^;)
by pn (2017-04-19 21:10) 

末尾ルコ(アルベール)

80年代はわたしがごりごりの猪木ファンであった時期から、新日のあまりに頻発するゴタゴタ劇の繰り返しによって徐々に猪木から遠ざかってく過程を辿る時期ですので、昨日のことのように鮮烈です。さらに言えば、村松友視‐ターザン山本‐『週刊ファイト』の井上編集長がすべて猪木信者だったもので、「新日以外あり得ない」がわたし自身のプロレスに対するスタンスでもありました。全日は有名外国人レスラーに頼って、「相も変わらず旧態依然」というイメージでしかなかったですね。ジャンボ鶴田も私が子どもの頃からずっと同じで成長しない雰囲気でしたし。さらに新日は格闘技路線は一段落しましたが、IWGP構想や前田日明の凱旋などで、「いったいこれからどこまで凄くなるんだ」と感じてましたね。だからその後の大落下にはほとんど呆然。特に、「猪木との戦いで日本で大スターになり、猪木イズムを理解している」と思っていたハンセンの移籍は大きかったです。その後の新日の仕掛け、ストロングマシンやたけしプロレス軍団などは苦虫を噛み潰す見ていて、UWFのファイトスタイルには大いに興味を持ちましたが、佐山のプロレス否定発言やその他いろいろ納得できない部分も多く、選手がいなくなった新日がハックソー・ヒギンズあたりをスターにしようとしていたのも侘しく、途方に暮れて空を見ていた(笑)時期でもありました。だからこの頃の全日の試合って、わたしには今、とても新鮮なんです。
>さらに踏み込んだ認識を自覚
そうなんです。これなんですよね。しかしこれ以上書いていると雀の声を聴く羽目になるので、今夜はここまでにいたします。

『丹念熟成宇治抹茶あずき』・・・これは何度か食べています。オーソドックスなアンパンスタイルが嬉しいですが、おやつにはやや大きいので、昼食代わりとか、午前に半分、午後に半分とか(笑)、そんな食べ方をすることが多いですね。

邦画と洋画についてのコメント、興味深く拝読させていただきました。洋画にも当然スカのような作品は無数にあります。莫大な製作費をかけてスカのような作品もあれば、低予算のスカもあり、また、低予算の傑作もあります。それは邦画も含めてどこの国の映画も同じなので、「洋画=おもしろい、邦画=つまらない」という図式は成り立ちません。ただ邦画に「莫大な予算」が不可能だというのは致し方ないですが(笑)。邦画と洋画のレベルについてですが、わたしは邦画、米映画、フランス映画を中心に各国の作品をサイレント時代のものも含めてできる限り鑑賞するようにしていますが、日本の「4大巨匠」、つまり小津安二郎、溝口健二、黒澤明、成瀬巳喜男が健在だった時代は世界最高峰と言ってもよく、フランスを中心に欧州、そして米国の映画監督や映画ファンに現在でも神のように崇められています。最近でも、小津の『東京物語』は英国などの有力なサイトでオーソン・ウエルズの『市民ケーン』やヒッチコックの『めまい』などとしのぎを削りながら、「世界映画歴代ベスト作品」の3位内に選ばれたりしています。この4人以外でも、邦画黄金期には、制作日数の短いシリーズ物の作品でも驚くほどおもしろいものも無数にあります。平成の邦画は平成のプロレスと似たような感じで(平成の邦画の一部には、鑑賞中、「これは拷問か!」と言いたくなるのもあります 笑)、いささかパワー不足・バイタリティ不足ではありますが、それでも一年に何本か、「これは!」という優秀な作品が生まれています。現在はインド映画界(ボリウッド)の制作本数やパワー、興行成績などが凄いですが、歴史的には米・仏・日が3大映画大国(英国はやや劣ると思います)であることは間違いなく、しかしそれ以前に、映画だけでなく「創作物」に対して国籍で予断を持ち過ぎるのはよろしくなく、さらに(笑)それ以前にそもそも日本人が日本のことについて興味を持てないというのはいただけないですよね。わたし自身は、素敵な邦画を鑑賞する時間は、フランスやハリウッドの傑作を鑑賞するのと同様の、いつでも至福の時間の一つです。 RUKO


by 末尾ルコ(アルベール) (2017-04-19 22:37) 

green_blue_sky

アンパンはおいしそう(^_^;)
by green_blue_sky (2017-04-19 22:44) 

nikki

テレビ放送が始まった当初NHKもプロレスを生放送していたけど、視聴者が失神して亡くなったとかで、
それ以来一切放送しなくなったとか。
by nikki (2017-04-19 22:51) 

うつ夫

>自分の不徳や不明と考えず、新日本プロレスのスタッフや選手たちを逆恨みします。
これがUFOや猪木事務所やIGFの新日潰しに繋がるわけですね。
by うつ夫 (2017-04-19 23:20) 

ナベちはる

甘い抹茶の餡、ぜひとも頂きたいです☆彡
by ナベちはる (2017-04-20 00:13) 

yamatonosuke

新日本をやめてUWFに猪木が来ると言っていたが結局来なかった。
猪木に騙さたと前田日明が言っていたのを思い出しました。
by yamatonosuke (2017-04-20 01:11) 

うめむす

私、古いプロレス者です。
紹介された本の内容のこと、だいたいはリアルタイムで知っています。
おっしゃる通り、それでも読んでみたいです。
新日本プロレスは、けっこう観に行っていました。
UWFもです。
でも、私の№1プロレスラーは天龍源一郎です。
by うめむす (2017-04-20 02:33) 

Rinko

抹茶餡のあんぱんもあるんですね~!
季節物で最近よく見かける「抹茶」。あの独特のほろ苦さが好きです^^
by Rinko (2017-04-20 08:12) 

馬爺

力道山の後を引き継いだジャイアント馬場も同じ門下のアントニオ猪木とは戦いたくはなかったでしょうね。
力道山お死後はほとんどプロレスは見なくなりましたね。
by 馬爺 (2017-04-20 09:34) 

tachi

プロレスにも歴史があるんですね
奥が深いです
by tachi (2017-04-20 10:02) 

johncomeback

アックスボンバーで猪木を失神させたハルク・ホーガンが
不安気な表情で猪木を見ていたのを思い出しました。


by johncomeback (2017-04-20 10:36) 

makkun

プロレスには興味が無いのですが
小学生の頃にテレビを買って
映っていたのが力道山でしたので
その頃は何回か観ていました・・・。
馬場と猪木のどっちが一番なのかは
闘って結果を出して欲しかった(笑)
(若しかしたら結論が出ていたのから・・)
by makkun (2017-04-20 12:39) 

追いかけっ子

神戸屋さんの甘いパンってかなり甘いイメージがあるのですが
本当に甘甘なのでしょうね(^^;
私的には食パンを片手にこのパンをいただくようになるかなぁ。
どちらかというと甘さ控えめでしっかり抹茶が好きかも(^^;
by 追いかけっ子 (2017-04-20 13:06) 

poko

抹茶を使ったものが大好きで
今、家には抹茶を使ったお菓子がいくつかありますが
パンはまだ食べてないな~。
このアンパン食べてみたいので探してみよ~っと。
by poko (2017-04-20 18:06) 

Take-Zee

こんばんは!
むかしのプロレスは楽しいもんでした。
リングに上がってはヤスリで歯を研いだり、
胸をたたくと外人が逃げ回ったり、空手チョップで
大きな外人が泡を吹いて気絶したり・・・
プロレスは大きなお芝居、それがまた楽しかった
もんでした。

by Take-Zee (2017-04-20 20:06) 

Tawnya

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