『木製お弁当パズル』(あそび研究所/アーテック)をご紹介します。幼児の知育玩具であるとともに、認知症の予防やめやす、脳障害(高次脳機能障害や脳卒中の後遺症)のリハビリなどにも使える脳トレツールです。これは、一昨日ご紹介した『脳育キューブプレイブック』と、同じ会社が製造・販売する同じ趣旨の商品です。
『木製お弁当パズル』は、箸を使って、お弁当のパズルのを完成させる知育玩具です。
商品サイズ 140×100×10mm、ピース/55×22×5mm~22×12×5mm(10個)
箸1セット/2~6mm×長さ130mm
材質 木
一昨日ご紹介した『脳育キューブプレイブック』は、記憶力とともに、キューブを並べることで、脳の第一運動野と体性感覚野の広い部分が活性化し、指先と脳との連携を鍛える訓練にもなるとご紹介しました。
『脳育キューブプレイブック』あそび研究所、アーテック
『脳育キューブプレイブック』より
今回の『木製お弁当パズル』は、キュープを指先で並べるのではなく、箸を使ってパズルのピースを並べることで、
パズル脳
箸を使う訓練
両者の連携
という3つの訓練ができます。
パッケージには、
木製知育おもちゃ、と書かれています。
左側の白と黒のピースは、ごはんとのり(たわらおにぎり)です。真ん中の茶色はハンバーグ。すぐ下のレモン色は玉子焼き、その下の赤と黄色はりんご。そのすぐ右隣りがエビフライ。ハンバーグの右隣のオレンジ色はみかん。そのすぐ下はタコウインナー。いちぱん右の緑色はレタスです。
この「木製知育おもちゃ」のねらいは、「付属のおはしで、お弁当を食べるようにおはしの使い方を練習したり、食べ物の名前を学んだりできます。/いろいろな遊びが広がるパズルです。/小さいお子様には手づかみで遊ばせてあげてください」と、パッケージに書かれています。
パズルのピースは平べったいので、いいかげんな箸の持ち方では、大人でもうまくつかめません。
ですから、『脳育キューブプレイブック』同様、箸を覚える幼児、認知症や脳障害リハビリ対策に有効なだけでなく、箸の持ち方がおかしい普通の大人でも有用なおもちゃになるかもしれません。
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箸を使えるようになるリハビリに
脳障害のリハビリとしては、今回の『木製お弁当パズル』の方が、指先ではなく箸である分、より高度になっていると思います。
箸を使うのは、まず正しい持ち方ができて、その上でものをはさむことができるという2段階の訓練が必要だと思います。
以前書いたように、私の長男は、いったんすべての機能を失ったので、嚥下→手づかみで食べる→スプーンやフォークて食べる→エジソンのお箸を使う、と、「食べることの社会復帰」を段階的に行ってきました。
エジソンのお箸、遷延性意識障害からの回復訓練に
ご飯の上にのっているのはふりかけ
それで、エジソンのお箸を使って感じたことですが、それは、いわば補助付きの自転車と同じようなものですから、いくらその段階で上手であっても、それをもって、だから補助なしでもうまく乗れる、とは限らないのですね。
金属バットで結果を出したのに、木製バットになったらとたんに数字を出せなくなる高校球児がいるように……。
普通の幼児はそこまでしなくてもいいかもしれませんが、私の長男の場合はやはり、「エジソンのお箸」の次に、本物の箸で、少し難しい物をつかむ訓練が必要なようです。
箸でつかむものが、パズルのピースなら、指先と対象物と目と脳を連携させる訓練になるので、この『木製お弁当パズル』は、一見ありふれたおもちゃですが、リハビリツールとして使えるのではないでしょうか。。
もちろん、いつも箸でつかむばかりでは単調で飽きてしまうので、前回の『脳育キューブプレイブック』なども併用したリハビリ計画をたてれば、より成果が上がるのではないかと思います。
高次脳機能障害だけでなく、脳卒中の後遺症や認知症でも、同様の期待ができると考えています。
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