『くもんの日本地図パズル』(くもん出版)をご紹介します。都道府県単位の立体的なピースを組み合わせていく日本地図のパズルです。「くもん」が発売している教育用玩具ですが、いろいろなブログのレビュー記事にも書かれているように、私達が暮らす実在の都道府県のパズルだけに、子供だけでなく大人も楽しめます。
パズルの目的は、各都道府県の形や大きさ位置関係を、遊びながら覚えるというものです。
『
くもんの日本地図パズル』は、くもんらしく、たんなるパズル遊びではなく、教材として
何段階もかけて日本の都道府県を覚えられるようになっています。
ピースは、地方ごとに色分けされている「
基本ピース」と、全国が同じ色の「
発展ピース」があります。
それ以外に、地形図、白地図など
地図は3種類同梱され、さらにピースの漢字表記から県名の「字」も学習できるよう、
ひらがなシール・
目かくしシール1枚、さらにピースの
納袋2枚が付属しています。
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日本地図パズルの遊び方
今回これをご紹介したのは、
成人も楽しめるパズルだからです。
まあ、普通の成人なら、何県がどのへんか、という大まかな位置は認識できていると思います。
ただ、県全体はどういう形で、周囲の県境はどうなっているのか、というところまではなかなかわからないですよね。
でも、それがわからないと、パズルは
隣県をうまく組み合わせることができません。
何の知識もなくてできるのは、ひとつのピースをはめ込めばいい北海道と沖縄だけです。
また、○○県が思った以上に大きいとか、逆に△△県はこんなに小さかったのかと、わかっていたつもりでも、都道府県のサイズについて改めて学ぶこととなるでしょう。
地方ごとに色が分かれている「基本ピース」
小学校のときに、日本が8つの地方にわかれていることは学びました。
北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州・沖縄。
「基本ピース」として、各県のピースは
地方ごとに色が分かれています。
三重県(近畿)は橙色
まあ成人ならそんなことはないと思いますが、岡山県は東北地方かも、という間違いは予め排除されるわけです。
でも、だから簡単かというと、決してそんなことはないですよ。
全県同一色の「発展ピース」
「基本ピース」がクリア出来た人、もしくは最初から
色に頼らずチャレンジしたい人は、すべてがクリーム色の「発展ピース」に進みます。
開封前の「発展ピース」
都道府県名確認地図
そもそも何県がどこにあるのか、という
模範解答はもちろん同梱されています。
その上にピースをのせて遊ぶことができます。
白地図
何重にも勉強できるようになっていますね。
さらに
白地図もついています。覚えた都道府県名を書き込んだり、ぬりえをしたりできます。
「ひらがなシール」と「目かくしシール」
ピースは、漢字で県名が標記されています。
小学校低学年以下のお子さんには、「ひらがなシート」という、漢字表記に対するひらがなのシールを使い、それを漢字の上に貼れば、都道府県名を
位置だけでなく漢字ごと学習できます。
逆に、「目隠しシール」というものがあり、それを貼ることで都道府県名自体を隠します。つまり、形だけで何県かを判断しなければならないという
最難関の遊び方もできます。
収納袋
こうしたパズルは、よくピースをなくしてしまうものです。
そこで、遊び終わったピースを入れる「収納袋」も用意されています。
「基本ピース」用と「発展ピース」用があるので、片付けも簡単です。
使ってみて
このパズルでは、ピースをはめ込むくり返しの作業によって、
直感的な判断力や集中力が育まれるといいます。
私は、元
遷延性意識障害の長男に、このパズルをさせたいと思いました。
高次脳機能障害の人は、「
型はめ」「
直感的な判断力」「
集中力」などが健常時に比べて落ちているのが共通した特徴です。
そのリハビリには、
パズルが有用であると考えました。
また、長男は読んで書く学習も苦手なので、九九は耳から学習させたことは以前書きました。
『アニメで覚える99』植物人間だった長男が九九を会得した方法
都道府県の「字」も、
パズルをしながら覚えさせようと考えたわけです。
関東や近畿など、細かい都府県が入り組んでいる地域などは、ちょっとヒントが必要ですが、なんとかマスターしてもらいたいと思っています。
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