『気まぐれ天使』石立鉄男ドラマシリーズ初のオフィスラブコメ [懐かし映画・ドラマ]
『気まぐれ天使』(1976年10月6日~1977年10月19日、ユニオン映画/日本テレビ)が、4月からチャンネルnecoで放送されるそうですね。脚本・松木ひろし、主演・石立鉄男、ユニオン映画製作によるホームコメディ第6弾(全7作)として、全43回にわたって放送されました。
チャンネルnecoより
Web掲示板や個人ブログなどで、名作の誉れ高い石立鉄男ドラマシリーズ。
ドラマ全盛時代の1971年~1978年まで、水曜、もしくは日曜8時に8作放送された、松木ひろし脚本、石立鉄男主演のホームコメディドラマをさします。
そのほとんどがユニオン映画という、日本テレビ系の制作会社によって手がけられ、現在は映画チャンネルNECOで繰り返し放送されています。
おひかえあそばせ(1971年4月7日~1971年9月22日、全13話)川崎
気になる嫁さん(1971年10月6日~1972年9月20日、全40話)成城学園
パパと呼ばないで(1972年10月4日~1973年9月19日、全40話)佃島
雑居時代(1973年10月3日~1974年3月27日、全26話)成城学園
水もれ甲介(1974年10月13日~1975年3月30日、全25話)豊島・鬼子母神
おふくろさん(1975年4月6日~1975年9月28日、全21話)世田谷・赤堤※この作品のみ日本テレビ製作
気まぐれ天使(1976年10月6日~1977年10月19日、全43話)早稲田
気まぐれ本格派(1977年10月26日~1978年9月20日、全38話)神楽坂
今回は、その後ろから2番目の『気まぐれ天使』の番です。
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以前も書いたように、このシリーズはそれまで、放送当時はそれほど話題にならなかったのに、繰り返し再放送される中で、次第に評価が上がってきたインカムゲイン型のドラマです。
ただ、この『気まぐれ天使』については、放送当時、前作の『おふくろさん』から1年半あいたことで、ファンにとっては待望のシリーズ再開だったことや、後に書くように話題性を意識していると思われる作り方をしたため、第1回の放送は、同時期の新番組ドラマでは3番目に高い視聴率17%でした。
ところが、ヒロインが途中で、大原麗子から酒井和歌子に代わったことで、前半が従来のヒューマンホームコメディ、後半はその後流行したオフィスラブコメディに、ドラマの作り方が変わっています。
にもかかわらずそれ以外の登場人物や設定は変更されたわけではないので、後半はいささか中途半端なデキだったような気がします。
加茂忍(石立鉄男)は、後輩の榎本一光(森田健作)のコネクションで下着会社の宣伝マンに就職しましたが、童話作家を目指して仕事の時間以外は密かに原稿を書いています。
ある日、公園で行き倒れの老婆・伊集院綾乃(悠木千帆→樹木希林)を助けますが、その後もズルズルと面倒をみることになりました。
この老婆は、酒好きで盗癖もあり、その都度後始末をさせられますが、執筆童話の原案を語ってくれたり、小さい頃優しくしてくれた実祖母を思い出したりして、縁を切れません。
そのうち、綾乃の孫娘という渚(坪田直子)も上京。忍は2人の面倒を見ることになりますが、婚約中の大隅妙子(大原麗子)とは徐々に心が離れ、結局妙子が仏留学を決意して破局します。
そして、南條友江(酒井和歌子)が宣伝部長に就任。石立鉄男と森田健作、妙子の妹・真紀(秋野暢子)らがおりなす、友情や恋愛模様がストーリーの中心になります。
このシリーズは低予算で作られ、テーマソングはいつも無名のコーラスグループでしたが、今回はシンガーソングライターの小坂忠。オープニングアニメーションの演出は芝山努でした。
そして、下着会社が舞台のため、ワコールの全面協力があり、渚役は、劇団東京キッドブラザースに所属していた坪田直子を抜擢しました。
ゴールデンタイムらしく、少しお金をかけて話題性も意識したんですね。
小坂忠は、火災で娘さんが一命を取り留めたことをきっかけに、牧師になったことで知られています。
私は、同じ経験をして、逆に「宗教とは何だろう」などと考えてしまいましたが、どのような心境でクリスチャンになったのか興味があります。
チャンネルnecoより
Web掲示板や個人ブログなどで、名作の誉れ高い石立鉄男ドラマシリーズ。
ドラマ全盛時代の1971年~1978年まで、水曜、もしくは日曜8時に8作放送された、松木ひろし脚本、石立鉄男主演のホームコメディドラマをさします。
そのほとんどがユニオン映画という、日本テレビ系の制作会社によって手がけられ、現在は映画チャンネルNECOで繰り返し放送されています。
おひかえあそばせ(1971年4月7日~1971年9月22日、全13話)川崎
気になる嫁さん(1971年10月6日~1972年9月20日、全40話)成城学園
パパと呼ばないで(1972年10月4日~1973年9月19日、全40話)佃島
雑居時代(1973年10月3日~1974年3月27日、全26話)成城学園
水もれ甲介(1974年10月13日~1975年3月30日、全25話)豊島・鬼子母神
おふくろさん(1975年4月6日~1975年9月28日、全21話)世田谷・赤堤※この作品のみ日本テレビ製作
気まぐれ天使(1976年10月6日~1977年10月19日、全43話)早稲田
気まぐれ本格派(1977年10月26日~1978年9月20日、全38話)神楽坂
今回は、その後ろから2番目の『気まぐれ天使』の番です。
以前も書いたように、このシリーズはそれまで、放送当時はそれほど話題にならなかったのに、繰り返し再放送される中で、次第に評価が上がってきたインカムゲイン型のドラマです。
ただ、この『気まぐれ天使』については、放送当時、前作の『おふくろさん』から1年半あいたことで、ファンにとっては待望のシリーズ再開だったことや、後に書くように話題性を意識していると思われる作り方をしたため、第1回の放送は、同時期の新番組ドラマでは3番目に高い視聴率17%でした。
ところが、ヒロインが途中で、大原麗子から酒井和歌子に代わったことで、前半が従来のヒューマンホームコメディ、後半はその後流行したオフィスラブコメディに、ドラマの作り方が変わっています。
にもかかわらずそれ以外の登場人物や設定は変更されたわけではないので、後半はいささか中途半端なデキだったような気がします。
ヒロインは大原麗子から酒井和歌子へ
加茂忍(石立鉄男)は、後輩の榎本一光(森田健作)のコネクションで下着会社の宣伝マンに就職しましたが、童話作家を目指して仕事の時間以外は密かに原稿を書いています。
ある日、公園で行き倒れの老婆・伊集院綾乃(悠木千帆→樹木希林)を助けますが、その後もズルズルと面倒をみることになりました。
この老婆は、酒好きで盗癖もあり、その都度後始末をさせられますが、執筆童話の原案を語ってくれたり、小さい頃優しくしてくれた実祖母を思い出したりして、縁を切れません。
そのうち、綾乃の孫娘という渚(坪田直子)も上京。忍は2人の面倒を見ることになりますが、婚約中の大隅妙子(大原麗子)とは徐々に心が離れ、結局妙子が仏留学を決意して破局します。
そして、南條友江(酒井和歌子)が宣伝部長に就任。石立鉄男と森田健作、妙子の妹・真紀(秋野暢子)らがおりなす、友情や恋愛模様がストーリーの中心になります。
見どころは……
このシリーズは低予算で作られ、テーマソングはいつも無名のコーラスグループでしたが、今回はシンガーソングライターの小坂忠。オープニングアニメーションの演出は芝山努でした。
そして、下着会社が舞台のため、ワコールの全面協力があり、渚役は、劇団東京キッドブラザースに所属していた坪田直子を抜擢しました。
ゴールデンタイムらしく、少しお金をかけて話題性も意識したんですね。
小坂忠は、火災で娘さんが一命を取り留めたことをきっかけに、牧師になったことで知られています。
私は、同じ経験をして、逆に「宗教とは何だろう」などと考えてしまいましたが、どのような心境でクリスチャンになったのか興味があります。
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