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『グーグル検索だけでお金持ちになる方法』検索長者の手法 [パソコン・ネット]

グーグル検索だけでお金持ちになる方法

『グーグル検索だけでお金持ちになる方法-貧乏人が激怒する2020年のマネー戦略』(午堂登紀雄、光文社)について、その前置きを昨日は書きました。今日は、具体的に何を検索するのかをご紹介します。同書では、日々の生活ではクレジットカードやポイントサイトを有効に利用し、国家が目論む未来を予測し、すべての行動を収益化することを提言しています。



ネットの情報というと、コバカにする人が多いのですが、著者の午堂登紀雄氏は、ネットは自分のペースで立ち止まって思考作業に没頭できるので、「考える」「深堀りする」点で既存のメディアよりも優位性があるといいます。

たとえば、テレビは、次々情報が流れてくるので思考停止になりがち。

新聞にしろ、たくさんの情報から俯瞰することが多く、ひとつひとつのニュースに立ち止まって考えることは少ないといいます。

まあ、それをいえばネットだって、ツイッターやFacebookなどは流れてくる情報ですが、今回のテーマである「検索」は、自分が情報を選んで表示させる作業です。

そして、午堂登紀雄氏が検索作業で目指しているのは、「すべての行動を収益化する」こと。「現金を使わない生活を意識する」ことだそうです。

わかりやすいところでは、企業のマーケティングやプロモーション検索。

「モニターで無料」「今回だけタダ」「商品名+激安もしくは無料」「○○+特典」などで検索することで、同じ商品をより安く(場合によっては無料で)、さらにおまけ付きで得ることができます。

午堂登紀雄氏は、家庭の消耗品はほぼタダで購入。保険加入は、アフイリエイトサイトを使うと相談するだけで1万円ぐらいもらえるのでそこを絡ませ、貯蓄型に加入。書籍はアマゾンで購入後、読み終わったらマーケットプレイスで売却して、保存コストをかけず書籍本体のコストもなるべく回収するそうです。

まあこれは、おそらく私たちも経験済みですね。

午堂登紀雄氏は、それだけでなく、商品購入をクレジットカードやポイントサイトなどから購入することにして、それらのポイントやキャッシュバックも獲得。実質的な支出を究極まで減らしています。

そのために、たとえば、クレジットカード各社のポイント比較を、レポートしている個人ブログを検索して参考にしているとか。

同書では、具体的にどんなカードやポイトンサービスを経由して購入するといいか、というノウハウも公開されています。

私たちがお小遣い稼ぎに利用するポイントサイトなども出てきます。

これはたしかにバカにならないんですね。

私も、あるカードを何年間かポイントを気にせず使っていましたが、そこで発生した「永久不滅ポイント」をTポイントに振り替えて、以前ご紹介した定額レンタルDVD(TSUTAYA DISCAS)の利用料に1年以上あてています。

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もっとも、こうしたノウハウだけですと、これまでにもあった「主婦の節約術」を、より精緻にしただけの話ですが、ここからが午堂登紀雄氏の真骨頂です。

ネットで、老後までの確実な人生設計を構築し、社会を読み取ってしまおうとしています。

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「国の思考を読もうとする」行為


午堂登紀雄氏は、本職の米国公認会計士・経営コンサルタントの専門性を活かして、確定拠出年金、NISA(少額投資非課税制度)、ゼロ円で建てる住宅など、生涯の生活設計に関わる「お得なノウハウ」も解説しています。

さらに、同書の第3章では、「国家や企業が考えていることを検索する」ことも標榜しています。

検索

曰く、相手の巨大な力を利用して利益を上げる合気道のようなマネー戦略です。

「相手の力を利用する」発想とは、「相手の思考を読もうとする」という行為です。

たとえば政府が行う「政策」「制度」は、基本的に国民や企業をある方向へ誘導しようとする行為。

その手段として、補助金や助成金などがバラまかれたり、税金の優遇措置が行われたりすることがあり、しかもその金額や条件は莫大なもの。

この“バブル”にうまく乗れれば、濡れ手に粟で有利な状況を得られる可能性が高まるとしています。

わかりやすいところでは、2012年に自由民主党総裁に返り咲いた安倍晋三氏は、民主党政権が倒れる前から、「金融緩和によるデフレ脱却・インフレ誘導」を主張していましたが、その時点で政権交代後の「円安」や「株価上昇」を先読みできたはずだとしています。

また、政府の○○会議は、官僚が何を考えているかを想像できるといいます。

そうした動きをネットで検索するわけです。

「僕は反自民だから、自民党の政策で美味しい思いなんかしたくないよ」という考え方はあるかもしれません。

しかし、私たちは、何党が政権を取ろうが、その時代を生きていかなければならないのです。

政策に対する論考や賛否の表明と、その政策が施行された時の“じょうずな対応”を両立させることは、決して矛盾した行為ではないということを著者は述べているわけです。

結論


こうした検索長者になるためには、“ありふれた検索”では“ありふれた答え”しか出てこないので、ときにはあり得ない検索ワードで調べることが必要だといいます。

「キーワード」選びの発想を広げるわけです。

昨日も書きましたが、同書によると、「キーワード」選びの発想を広げるには、先入観を捨て、自分とは異なる価値観を受け入れることだといいます。

『グーグル検索だけでお金持ちになる方法』情報強者のマインド

ニュースや事象を、多面的に考察できるようにするためです。

私が自分の体験を書きましたが、「ら抜き言葉」を正当化したいからと、「ら抜き言葉」を推奨しないブログ記事に、見当違いに襲いかかるような、偏狭で感情的なネットリテラシーでは低級すぎてダメなのです。

検索行為にはお金は一切かかりません。

つまり、検索長者とは、元手ゼロで始まるプロジェクトと言ってもいいと思います。

興味のある方は、ぜひ同書で詳細をご確認ください。

グーグル検索だけでお金持ちになる方法-貧乏人が激怒する2020年のマネー戦略

グーグル検索だけでお金持ちになる方法-貧乏人が激怒する2020年のマネー戦略

  • 作者: 午堂 登紀雄
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2015/08/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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