ドメインオーソリティ、ページオーソリティという、サイト(ブログ)やページに対する指標が、数年前からネットでは取り沙汰されていました。私は、ほとんどそれらを気にしていなかったのですが、今回ブラウザに、それが数字で表示されるバーを入れてみました。
GoogleChromeの画面ですが、上の方に、黒いバーが出ています。
クリックで拡大
その中に、棒グラフ状の表示が2本と、その画面(ページ)についてのフェイスブック、ツイッター、Google+の数が表示されています。
この棒グラフ状の表示が、ドメインオーソリティ、ページオーソリティといわれるものです。
今回、やっと導入した私が、エラソーに解説するのもおこがましいのですが、ドメインオーソリティ、ページオーソリティとは、SEOmoz(アメリカのSEO/SEM研究サイト)というところが提唱する、ドメインや各ページの評価のことです。
何に対する評価かというと、検索エンジン(Google)です。
リンクの数や質など、150以上の観点から、そのドメインやページについて、検索エンジンからの評価を点数化しているのだそうです。
つまり、その点数が高ければ、検索エンジン(Google)が高く評価し、検索順位もより上になる可能性が高いというものです。
スポンサードリンク↓
ページランクからドメインオーソリティとページオーソリティへ
私がSo-netブログを始めたきっかけは、「
『CITIZEN Q&Q 腕時計 Falcon VM36-850』腕時計は消耗品か」の記事の後半にも書きましたが、「So-netブログでページランク5のブログを作る」という内容の無料レポートを読んだからです。
当時は、ページランク(0~10の11段階)という、Googleが決めた採点法による指標が、ページ評価として重要視されていました。
「中身の濃いサイトに、ページランクの高いサイトが多い」と、その頃は感じていたので、せっかく自分もブログを作るのなら、評価(ページランク)の高くなるような中身の濃いブログを作ってみようと思ったわけです。
ところが、検索順位を不当に操作する目的で、ページランクを裏ワザ的なテクニックで上げる人々が一部にいたため、Googleは、社内的にはわかりませんが、一般のユーザーに対しては、ページランクの最新情報の公開を昨年でやめることを発表しました。
そこで、それにかわるドメインやサイト(個別ページ)を評価する指標として、ドメインオーソリティ、ページオーソリティがこんにち注目されているのです。
そこで、私も今頃になり、それが表示されるバーをブラウザに入れることにしたわけです。
ドメインオーソリティ、ページオーソリティの確認
では、そのドメインオーソリティ、ページオーソリティはどうやって確認できるのか。
1.GoogleChromeユーザーは、アドオンでMOZbarをインストールすると、冒頭のバーで表示されます。
2.webサイトから確認する場合には、
https://moz.com/ にアクセスします。
So-netブログの場合ですと、数字が表示されるすべてのブログは、ドメインオーソリティが、「88」と出ているはずです。
これは、各ブログの評価ではなく、「blog.so-net.ne.jp」というドメインに対する評価なのです。
ちなみに、他の主なブログサービスを調べてみました。
アメブロ 93
ライブドアブログ 92
gooブログ 91
FC2ブログ 91
So-netブログ 88
はてなブログ(hatenablog.com/) 85
seesaaブログ 63
数字は、いずれも100点満点です。
「アメブロ」と「ライブドアブログ」と「gooブログ」の評価が高いのは、ちょっと専門的な話になりますが、サブドメイン型サービスではなく、サブディレクトリ型サービスだからだと思います。
サブドメイン型で、もっとも高い数字を出しているのは「FC2ブログ」。
So-netブログは、サブドメイン型サービスでその次につけていますから、いい数字だと思います。
もうひとつ表示される、ページオーソリティというのが、各サイト(ブログ)のトップページ、もしくは個別ページの評価になります。
でも、数字というのは怖いですね。
質の評価とか、多様な価値観は全く抜きで、一面的指標が、ドーンと客観化されて表示されてしまうのですから。
私のブログも、他の方のブログも、すべて点数化をされ、それがバーやサイトには公にされています。
それが誰からも見られてしまうのです。
「あの人のブログは80点で、この人のは60点だから、あの人のブログのほうが質が高いのかも……」
というふうに考える必要はありません。
ドメインオーソリティーやページオーソリティというのは、検索エンジンに評価されやすいかどうかの指標に過ぎず、個々のユーザーのニーズや価値観はまた別問題です。
たとえば、80点のサイトよりも、60点のサイトのほうが、その人にとっては面白いかもしれないし、そのときのニーズとしては高いかもしれないのです。
多くの人に見てもらいたいという志はあって当然だと思いますが、サイトの価値はそれだけではありません。
ページオーソリティが、人間社会で言う「学歴」のようなものになってしまい、「権威」がひとり歩きしてしまうと、結局ページランクの二の舞いになってしまうかもしれないので、そのへんは冷静に見ていかなければならないと思います。
Facebook コメント