『アフィリエイトで年3000万稼ぐ人の検索キーワードの法則』を読む [パソコン・ネット]
『アフィリエイトで年3000万稼ぐ人の検索キーワードの法則』(中村貞文著、秀和システム)を読みました。「月収16万のダメリーマンを年収3000万・週休5日のアフィリエイターに変えた検索キーワードの法則とは?」というサブタイトルがついています。アフィリエイターだけでなく、趣味の個人ブログ運営者でも検索エンジン対策で知っておくといいノウハウが書かれています。
このブログではこれまで、アフィリエイトやSEOに関するコンサルタントやインフォプレナー(情報商材の著者)、アフィリエイターなどの著書をご紹介してきました。
【主なSEO・アフィリエイト関連の記事】
・情報商材とアフィリエイトの虚実
・『検索上位を最速で実現させるWordPressSEOの極意』で情報商材もう不要!
・情報商材や高額塾で本当に稼げるようになるのか
・『人の心を操作するブラックマーケティング』ステマはどこに潜むか
・『アフィリエイトの達人養成講座』はなぜ7年も発売され続けるのか
・『インハウスSEO』自分または自社で検索エンジン最適化対策
・『副業で100万円稼ぐ!カンタン最強アフィリエイト』の真相は……
・ネット集客での売上に直結する見込み客リストの集め方・使い方と情報商材
今回の中村貞文氏も、インフォプレナーでありアフィリエイターでもあります。
ところで、情報商材や高額塾というと、詐欺や悪徳商法といったイメージがあります。
情報商材で数万円、高額塾で20~30万円ぐらいするので、身につかないと、お金を出した人は詐欺呼ばわりでもしなければ気がすまないんでしょうね。
実際には、提供すべきカリキュラムが存在していれば、そんなもので稼げるわけがないけど騙してやれ、とインフォプレナーも思っていることが明らかでないと、詐欺にはなりません。
ただ、そうした商材を買えば稼げるようになるかと言ったら、そんなに甘くはないと思います。
私は、高額塾に意味がないとは思いません。
ただ、そのノウハウだけなら、やっぱり20~30万円は高めであり、ではなぜそこに入るかと言ったら、同じ立場で同じ目的を持つ人同士の人脈作りができるからだと思います。
ですから、その塾が開催する合宿とか、参加者の集まりなどに出ないなら、その高額塾に入る意味はないし、そのような生徒の接点のない高額塾は、まさに高額なだけだと思います。
情報商材は詐欺という声がやまないいっぽうで、書籍はいちいちそんな苦情はないですね。
結局、書籍は立ち読みもできて中身が確かめられるし、買っても1500円ぐらいだから、ということはあるでしょうが、出版社から刊行されて書店に並ぶ商品、ということによる社会的信用もあるのだろうと思います。
有名なインフォプレナーの中には、自分のノウハウを、情報商材ではなく書籍で発表することもあります。
実入りは情報商材でリリースした方がいいと思うのですが、自分の知名度をあげたり、書籍上梓の実績を作ったりするメリットがあるからでしょう。
絶対とはいえませんが、一般の書店に並ぶ書籍にできるノウハウですから、中身もオーソドックスで信用できるものが多いと思います。
キーワード選定に高い評価
中村貞文氏は、29歳まで転職を繰り返していましたが、2012年から副業でアフィリエイトを開始し、わずか数か月で月収250万円を突破。それでもサラリーマンとの兼業を続け、週末だけをアフィリエイトにあてているそうです。
ということで、同書では、「SEO対策に力を入れているのに稼げない人」のための書籍だそうです。
つまり、アクセスアップを目論む人のための書籍ということです。
無数に存在するサイトの中から、自分のブログを選んで読んでもらえるようにするための、効果的な検索キーワードをどうやって生み出すかのノウハウは、お金儲け目的ではなく、趣味のブログを運営している人にとっても有意義な情報となるでしょう。
全部で5章までありますが、3章までは、精神論が中心です。
第4章では、記事のキーワード(So-netブログでは、記事の新規作成画面の最下段にあります)の選定について書かれています。
ここは、あまりキーワードについて考えことのない中級以下のブロガーには役に立つノウハウだと思います。
中村貞文氏は、検索ユーザーの気持ちを考える想像力が大切だといいます。
そして、ジャンル別のキーワード選定法が書かれています。
願望系キーワード、悩み系キーワード、季節系キーワードといった分類になっています。
たとえば、「悩み系」というのは、ダイエットや脱毛など、人に言えないテーマですね。
そして第5章では、検索キーワードの選定法をキーワードだけでなくコンテンツ(記事)作成にも反映させるノウハウが書かれています。
Amazonのレビューを見ると、星5つの満点が32人中14人となっています。
この評価だけで書籍の価値が決まるわけではありませんが、読者の点が辛い実用系としては悪くない評価だと思います。
少なくとも、高額塾や情報商材を購入する前に、一読してみる意義はあるのではないでしょうか。
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