自衛官という生き方 仕事と生き方(廣幡賢一著、イースト・プレス)Kindle版 [生活]

自衛官という生き方 仕事と生き方(廣幡賢一著、イースト・プレス)Kindle版は定年になった元陸上自衛隊幹部が語る自衛官生活をまとめた書籍です。特殊な職場ならではのエピソードや、仕事の魅力、プライベートなど多岐にわたって紹介しています。

著者は、1962年、岡山県生まれ。
桃山学院高等学校、甲南大学法学部卒業。
元2等陸佐。1987年に陸上自衛隊に一般幹部候補生として入隊し、第4普通科連隊小銃小隊長を皮切りに、幹部候補生学校区隊長、第1空挺団普通科中隊長・大隊長、東部方面混成団教育大隊長などを歴任しました。
自衛隊の階級はよくわかりませんが、定年まで勤めたのですから、かなり上の階級だと思います。
2017年に53歳で定年退職。
現在は民間企業で第二の人生を送っています。
その自衛官経験を、1冊の本にまとめています。
国家公務員で、貯金も免許もTOEICも
【弘前駐屯地業務隊】 補給科糧食班を紹介します。糧食班は、自衛官と #栄養士資格 をもつ技官(自衛隊員)で構成され、給養業務について駐屯地を支援する部署です。 pic.twitter.com/QB1y6Zyc5h
— 陸上自衛隊弘前駐屯地 (@Camphirosaki) January 26, 2025
どのような内容かは、Amazonの販売ページにまとめられています。
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誰もがその存在は知っている自衛隊。しかし「毎日どんな仕事をしているの?」と問われたら――? じつは戦闘職種ばかりではなく、給与計算などをする会計科、慰問などで演奏をする音楽科、交通整理や犯罪捜査をする警務科など、想像以上にたくさんの仕事があります。本書では主に陸上自衛隊の新入隊員からその後のキャリア形成、幹部自衛官の仕事までを一望し、特殊な職場ならではのエピソードや、仕事の魅力、プライベートなど多岐にわたって紹介します。
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警察は、都道府県警ごとに採用されるノンキャリ警察官は地方公務員で、警察庁採用のキャリア職員は国家公務員ですが、自衛隊については、すべて(特別)国家公務員として採用されます。
その数、約22万人。
自衛隊というと、国際平和協力の名のもとに、どこか外国に行かされたり、被災地で寝食もとらず働いたりすることはたしかにありますが、陸上自衛隊の場合、16の職種のうち、半分は後方支援だそうです。
たとえば、音楽科というのがあり、音大出身者に人気があるそうです。
ただし、やはり若い人でないとだめなので、53歳定年で、民間企業のような再雇用はありません。
慢性的な人材不足だそうです。
自衛隊に入ると、全寮制+制服支給だからお金は貯まるし、免許取得やTOEICスコアアップの支援をしてくれるというのは本当の話だそうです。
自衛隊では、隊員のスキル向上を目的として、さまざまな資格取得や免許の支援を行っています。
たとえば、普通自動車免許や大型免許、危険物取扱者免許、衛生管理者資格など、必要に応じて資格取得のための費用支援や教育プログラムを提供しています。
特に、役職に必要な特定の免許を取得するための支援があり、隊員は勤務しながら学習し、試験を受けることができます。
自衛隊内で提供される教育や訓練を通じて、免許や資格を取得することはキャリアの一環として奨励されていることもあります。
TOEICの取得支援で、自衛官は勤務時間外に学習することができ、TOEICスコアを上げることで昇進や配置転換の際に有利に働く場合もあります。
それらを取得してから、自衛隊を除隊する人も実際にいるそうです。
元手を作って店を開きたいとか、語学力を使った別の仕事につきたいとか。
「国家予算を使ってもらい、おのれのキャリアアップのためだけに自衛隊に在籍するとは何事だ」と思われますか。
でも、民間企業でも、自分本位の打算で入社する人もいますからね。
著者は、自衛隊の訓練を受けたものが、民間の各分野で活躍することは、それはそれで悪いことではないと考えるそうです。
団体生活や連帯責任に耐えられるかどうか
これが自衛隊員の待遇です??
— Okada Hisao 岡田 寿夫 (@JuJu61884657349) January 24, 2025
自衛隊員も日本国民です#日本を豊かに強く
愛する日本を守るために#自衛隊に感謝と敬意を#自衛隊員の処遇改善を#憲法に自衛隊を明記
最前線で生命をかけて国民 領土を守るのは自衛隊員です??
pic.twitter.com/a5equJBgdL
この動画、面白かったです。
それはともかくとして、自衛隊員というと、私が中学3年のときに試験を受けたことがあります。
知り合いの予備校職員がランチをごちそうしてくれ、「自衛隊の試験受けてくれ。うちにも割り当てが来ているんだ」といわれました。
当時は、中卒でも募集していたのです。
私が海上、友人が陸上を受けました。
試験は学力試験のみで、国語、数学、英語、社会、理科の5科目。
私は合格しましたが、友人は不合格でした。
しかし、友人も都立の普通科高校に合格しており、偏差値にすると50はあったと思います。
ですから、誰でも無原則にいれるというわけではなかったと思います。
そのとき、入っておけばよかったのかな。
ただ、その時点でも、防衛大学校なら大卒扱いで給料も出て、キャリアとして入隊できるって聞いてたので、何も中卒で慌てて入るもんでもないよな、と思い辞退しましたけどね。
いずれにしても、集団生活とか団体行動とか連帯責任とかは気が狂うほど苦手な性分なので、お金溜まる生活ができても、やっぱり無理だったと思います。
たとえば、スマホは自由時間のみ使用が認められ、消灯後は持ち回りの班長が箱に回収するそうです。
夜中、勝手にYouTubeとか見ることは許されないのです。
何しろ、23時消灯、6時起床、守れないやつがいたら班で連帯責任なんですから。
8時間眠らせてくれないのです。
そうした団体生活に耐えると、本書によれば2年間で500万円ぐらい貯まるそうです。
いかがですか。できそうですか。

自衛官という生き方 仕事と生き方 (イースト新書Q) - 廣幡賢一
落第する要素が多くて、まずは体力ダメ、集団生活無理。
自衛官だった人を3人知っていますが楽な職場もあるようなことをみんな言うけど、そんなはずはないのは彼らの体力と真面目さをみればわかります。
by hagemaizo (2025-02-05 22:29)
懲役の代わりに自衛隊は……?
罪人では、国家の安全を任せられないですかな。
by おっつぁん (2025-02-05 23:34)
海自の艦船勤務になるとお⒨白い程金が貯まるそうです
洋上ではお金を使うところがないからと現役の自衛官が行っていました。
いとこの息子を海自隊員にしようと仕向けたのですが陸自に入隊して准看護師と車の免許を取って退官しちゃいました。
今はサウナの熱波師だそうです。
by 青い森のヨッチン (2025-02-05 23:38)
いっぷくさん こんばんは
昔、船橋市に住んでいたころに友人と津田沼の居酒屋で飲んでいる時に、若い自衛官の2組の人と同じテーブルになっていろんな話で盛り上がったのを思い出しました。
by SORI (2025-02-05 23:53)
大学に衛生技官の求人募集が来てました。色々魅力的だったのですが、たまに訓練に参加しなくてはならないとのことで、体力に自信がなかったので見送りました…
by mau (2025-02-06 00:23)
自衛官というと、戦ったり、災害派遣だったり、
力仕事が浮かびますが、
そう言われてみると、いろんな職種がありますね。
by とし@黒猫 (2025-02-06 00:34)
若い人に自衛隊は魅力がわかないと思います。
自衛隊自体の体質を変えないと、と思っています。
by HOTCOOL (2025-02-06 04:45)
備品自腹とかおかわりしたら怒られるとか聞いてるけどそっちの防衛費もっと上げて欲しいわ。
by pn (2025-02-06 06:20)
自衛官も1つの仕事になりました。
ジョウビタキは同じ鳥だと思います。
by 夏炉冬扇 (2025-02-06 07:14)
若い頃なんばの地下街でよくリクルーターに勧誘されました。なにせ
自衛隊の事務所までありましたからね。再就職斡旋部門からは会社へ
しばしば退官者の売込みがありました。戦車部隊の砲撃手を採用した
ことがあります。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2025-02-06 08:01)
若者の精神を 養うためにも 自衛隊の経験は
生かされると思いますが 今の日本 耐えられる若者
居ないでしょうね・・三食給料付き でも・・
親も うんと言えないことでしょう・・
近くの子も 自衛隊になっても 数年で辞めちゃっているようです
by もーもー (2025-02-06 08:28)
兄が海上自衛官でした。
by 拳客 (2025-02-06 09:03)
こんにちは。
色々な重機の資格を持った人を知っていますが、自衛隊で資格取得でした。また、自衛隊を辞めて営業マンになった方を知ってますが、ガッツありました。「自衛隊の訓練を受けたものが、民間の各分野で活躍する」事ですが、小生も良い事だと思います。自衛隊勤務ですが、数年間なら出来そうな感じです。目的や志し次第かな!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2025-02-06 09:13)
自衛隊の活動には頭下がります。
特に、災害派遣の様子を見ると、感謝が湧いて誇りに思います。
東日本大震災の時、自衛隊のジープに国旗を掲げる、おばあさんと子供の姿が印象的でした。
by 風神 (2025-02-06 10:04)
Seesaaブログへのご訪問・コメント、ありがとうございます。
by ソレイユ (2025-02-06 10:47)
樹氷ライトアップ(カラフルなモンスター)
25/02/06 13:19:03
Re:(いっぷく)
> 静寂な漆黒の夜に浮かび上がるカラフルな樹氷の光景は、本当に幻想的で心を奪われるようです。
> 樹氷高原駅から地蔵山頂までのライトアップスポットの紹介も、実際に訪れたくなるような魅力がありますね。また、雲の上に位置する絶景レストランでの食事は、さらに特別な時間を提供してくれることでしょう。
冬の厳しさを感じるには、良いところだと思います、ライトが消えたら闇の中に吸い込まれそうです。山頂レストランは暖かく、サーチライトの明かりでモンスターが見渡せます。
自衛官でいろいろな資格を取得出来ると聞きますね。給料をもらいながら自分が磨けるのもいいですね。
by tarou (2025-02-06 13:32)
一般社会とは全く違う生き方になるのでしょう
もし戦が起きれば真っ先に前線に送られることを考えるとどんなに条件が良くても躊躇します
父の従弟が陸上自衛隊にいましたが定年が早く資格を取って次の仕事に就いたようです
2等陸佐と言えば旧軍隊の中佐ですか?
相当な階級です
by ムサシママ (2025-02-06 14:02)
私の父も自衛隊ができた昭和29年に高校教師を辞め陸上自衛隊に入隊しました。数年ごとに全国の駐屯地へ転勤する為、私も小学校を5つ経験しました。しかし特に一般家庭との違いを感じたことはありません。父も著者と同じ2等陸佐で終えましたがこの頃は定年は50歳でした。
by 十円木馬 (2025-02-06 14:55)
いじめられるほど団体行動ができないし体力もないから自衛隊に入れないだろうなーと思います。
でも日々訓練し自分を律している自衛隊員。
尊敬します。
by MINA (2025-02-06 16:53)
自衛隊、人材不足なんですね。。
友達の友達(一度あったことがあるかどうか)の
ご主人が自衛隊ですが、転勤も結構あるみたいで・・今は単身赴任だと聞きました。大変そうなイメージがあります。
by AKAZUKIN (2025-02-06 17:26)
国を守る。
国民をまもる自衛隊員。
自然災害、噴火灰、雪掻きなど
個人や消防では力が及ばない事案に
働いてほしいです。
by lamer-88 (2025-02-06 18:11)
飛行機好き故基地祭等へ出かけたこともありますが、このような目線で自衛隊を見たことはありませんでした。何かで聞いた記憶があるのは、数名で並ぶと足がそろうとか・・・。
by CN (2025-02-06 18:54)
集団とても無理。
by ロコときどきキナコ (2025-02-06 20:30)
みなさん、コメントありがとうございます。
> そんなはずはないのは彼らの体力と真面目さをみればわかります
たしかに体力のない人は続かないですね。
> 罪人では、国家の安全を任せられない
銃器を持つ任務ばかりではないでしょうから、いい案かもしれません。
> 車の免許を取って退官
資格をとるにはいい職場かもしれません。
> いろんな話で盛り上がった
たぶん我々が知らないことがたくさんあるのでしょうね。
> 訓練に参加しなくてはならない
どの班に入っても同じ訓練なんでしょうかね。
> いろんな職種がありますね
意外と知られていないことだと思います。
> そっちの防衛費もっと上げて欲しい
ご飯くらいお腹いっぱい食べさせてあげてほしいですね。
> ジョウビタキは同じ鳥
鳥はよく動くので見分けがつきにくいです。
> 戦車部隊の砲撃手を採用
どういう免許が必要なのでしょう。
> 自衛隊になっても 数年で辞めちゃっている
規律が厳しそうです。
> 兄が海上自衛官でした
それだと詳しいですね。
> 自衛隊勤務ですが、数年間なら出来そうな感じ
数年で資格や免許をとってお金を貯めてやめていく人もいそうです。
> 災害派遣の様子を見ると、感謝が湧いて誇りに思います
訓練を受けているだけあって動きに無駄がないですね。
> 給料をもらいながら自分が磨ける
自衛隊の魅力のひとつでしょうね。
> 定年が早く資格を取って次の仕事に就いた
若い人でなければ勤まらない職場なんでしょう。
> 数年ごとに全国の駐屯地へ転勤する為、私も小学校を5つ経験
それは大変でしたね。でも逆にいえば各地に友だちがいるということですね。
> 尊敬します
決められたことをやるほうが楽という人もいますし、向き不向きもあるのではと思います。
> 転勤も結構あるみたいで・・今は単身赴任だと聞きました。
家庭を持っている人、そのご家族は大変かもしれませんね。
> 個人や消防では力が及ばない事案に
> 働いてほしい
同感です。
> 数名で並ぶと足がそろう
訓練の賜物ですね。
> 集団とても無理
私もです。
by いっぷく (2025-02-07 15:46)