石立鉄男など『昭和の不思議101 2019年秋の男祭号』(オーシャンブックス) Kindle版 [懐かし映画・ドラマ]

『昭和の不思議101 2019年秋の男祭号』(オーシャンブックス)は、戦後史に残る事件や人物の「真相を開封」した書籍です。この記事では、その中で俳優・石立鉄男の生き様について描いた「無頼俳優 石立鉄男最強伝説」をご紹介します。(文中敬称略)

Amazon販売ページで公開されている目次です。
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この中で、今回は石立鉄男(いしだて てつお、1937年7月21日 - 2007年6月1日)について書かれていることをご紹介します。
石立鉄男については、石立鉄男シリーズのメインライター・松木ひろしと、同シリーズでブレイクした元天才子役・杉田かおるによる石立鉄男論をご紹介したことがあります。
石立鉄男さんの新事実を、杉田かおるさんと松木ひろしさんが語っている、『週刊現代別冊 週刊現代プレミアム 2020Vol.1』をご紹介します。石立鉄男シリーズのメインライターと、同シリーズでブレイクした元天才子役による石立鉄男論は、ファン必見の記事です。https://t.co/NGqcPJdY3E #石立鉄男 pic.twitter.com/FlvDO2Jt1t
— 戦後史の激動 (@blogsengoshi) January 21, 2025
今回は、高鳥都による論評、「無頼俳優 石立鉄男最強伝説」というタイトルです。
軍港・横須賀の生まれが命名の由来
故郷の横須賀に2年ぶりの里帰り??
— ゴキブリシヌシヌ (@an_uehra) November 6, 2021
どぶ板通りも相変わらず…今でもここはアメリカのままだ????…
横須賀は極端に平地が少なく坂の途中の住宅街がほとんどで生活は不便??
人口流失で過疎化が激しさを増す??
そんな横須賀出身のスターは山口百恵と渡辺真知子…あとこの人は忘れちゃいけない石立鉄男?? pic.twitter.com/UkFjD0NRKG
石立鉄男は、横須賀市で養鶏業を営む父・石立光男と母・石立ユリ子の間に、男ばかり5人兄弟の四男として誕生しました。
戦勝ムードが残る軍港・横須賀では当時、軍需物資として鉄が貴重とされていたことが名前の由来とされているそうです。
実弟の石立和男も俳優でした。
反骨精神が強く、学校の先生との関係は良好ではなかったようで、進学も就職もままならず、友人と一緒に受けた俳優座養成所の試験がパスしてしまいます。
俳優座といえば、初代水戸黄門の東野英治郎や小沢栄太郎など、治安維持法で投獄されたこともある猛者が幹部に名を連ねる所。
指導も厳しく、本格的に演劇を学ぶため膨大な本を読み、「人生の中で一番勉強した」そうです。
俳優座養成所卒業後は、分裂で人手不足に陥っていた文学座の研究生となり、その後団員に昇格します。
その頃一緒だったのが、『パパと呼ばないで』の同僚役だった江守徹でした。
『気まぐれ天使』の樹木希林とは2年ぐらい一緒、『水もれ甲介』や『秘密のデカちゃん』で一緒だった名古屋章とはすれちがい(名古屋は1963年に退団)、やはり『水もれ甲介』で一緒だった原田大二郎は1年後輩になります。
1970年代から80年代にかけては、ご紹介しきれないほど数々のテレビドラマに出演しました。
上記のほかには、『奥様は18歳』『おひかえあそぱせ』『気になる嫁さん』『雑居時代』『事件狩り』『夜明けの刑事』『おふくろさん』『気まぐれ本格派』『新幹線公安官』『玉ねぎむいたら』『シンデレラの財布』……
その他、湖池屋、太平ファミリーセット、エースコックなどのCM
全盛期には、「5億~10億稼いでいたが、博打で全部すってしまった」そうです。
それほどの栄華を極めた頃、政商・小佐野賢治の愛人と言われた古角まさ子との不倫に走ります。
今風に言えば、格差婚と言われた吉村実子とは、長い別居生活が続き、結局離婚。
ただし、古角まさ子との関係は生涯続きました。
趣味や副業なども手広くたしなみましたが、晩年は熱海の雀荘のオーナー支配人で過ごしました。
晩年といっても、享年64歳ですから、まだまだ芝居の方も出番はあったように思います。
青春とともにあった石立鉄男ドラマ
#私はこのテレビ番組を観て育った
— 本庄透 (@miyabippd) January 16, 2025
石立鉄男+ユニオン映画シリーズ。
気になる嫁さん
パパと呼ばないで
雑居時代
水もれ甲介 pic.twitter.com/Ew3ko7ba9I
石立鉄男については、もう何度もご紹介しているので、とくに新しい情報はありませんが、私の青少年期は、石立鉄男主演のライトラブコメと、青春学園ドラマが水曜と日曜の20時に放送され、梶原一騎先生の漫画とともに、自我の形成に大いなる影響を与えました。
何度も再放送されるので、世代を超えて多くの人に受け入れられているのではないでしょうか。
私としては、今後のライフワークとして、「石立ドラマ」と「青春学園ドラマ」について、ミーハーな感想文ではなくて、さりとてオタク的なこだわりとも違う、文学の作品研究とか作家研究の手法で、なんか本でも書いてみたいなと思っています。
石立鉄男ドラマは、どんな作品が印象に残っていますか。

昭和の不思議101 2019年秋の男祭号 (オーシャンブックス) - 大洋図書
小佐野賢治の愛人と言われた古角まさ子との不倫、これは怖い。
小佐野賢治って、フィクサーとして暗躍してましたから。
対抗勢力なら簡単に殺られてしまうぞなもし。
怖くて手が出せないのが普通だと思いますが、女性から動いたのかな。
『奥様は18歳』、これは楽しく見ていましたね。
教師になってからも、不思議にオーバーラップするドラマでした。
んなアホな、でありつつも、です。
問題の多い聖域ですから、ね学校は。
個人的には現在放送中の『御上先生』の論理明快さが好きです。
by tommy88 (2025-01-22 22:56)
数々のテレビドラマに出ていましたので、よく覚えている俳優さんです。
「パパと呼ばないで」は見ていた記憶があります。チー坊?は、杉田かおるさんじゃなかったかな。CMのわかめラーメンも印象に残っていますね。
享年64歳でしたか。若くしてお亡くなりになったんですね。
by 風神 (2025-01-22 23:00)
五箇山(時空を超えた日本の原風景)富山
25/01/22 23:24:38
Re: (いっぷく)
> 五箇山の合掌造り、まさに日本の原風景ですね。豪雪地帯で生まれた独特の建築美と生活の知恵が感じられます。茅葺屋根の60度の急勾配が、湿った雪に対応する工夫だとは、自然との共生を考え抜いた先人たちの知恵に驚かされます。
雪深い五箇山に適した合掌造りの屋根の角度が良く出来てました。
by tarou (2025-01-22 23:28)
さすがに、石立鉄男を知らない人はいないと思いますな。
by おっつぁん (2025-01-22 23:46)
いっぷくさ~ん コメントありがとうございました。
こちらこそこれからも どうぞよろしくお願いいたします。
SSブログURLで リンクさせていただきました。^^☆彡
by ゆうのすけ (2025-01-22 23:47)
石立鉄男のわざとらしい演技が大好きでした。
わざとらしさと神経質な感じが不思議な役者さんだと思っていました。
同じように岡崎友紀も懐かしいです。
知ってるつもりで何にも知らなかった石立鉄男。
by hagemaizo (2025-01-22 23:52)
役のイメージとちょっと違いますね
by mau (2025-01-23 00:26)
昔、石立鉄男のモノマネで、「チー坊!」と
よく一発芸やってました。
昭和世代にしか分かりませんが。
by とし@黒猫 (2025-01-23 00:44)
「パパと呼ばないで」は印象に残るドラマでした。
by HOTCOOL (2025-01-23 04:43)
石立鉄男さん・・・懐かしい名前です。
横須賀出身とは知りませんでした。
そうだったのですね。
いつの間にか見なくなったと・・・
by yoko-minato (2025-01-23 05:53)
わーかめすきすきー、でしたっけか確か。
それよかレコード付きビニ本が気になる(笑)
by pn (2025-01-23 06:23)
芸能界は興味なし、です。
力道山の時代。テレビは床屋さんにあっただけ。
by 夏炉冬扇 (2025-01-23 06:55)
アフロヘアと独特なセリフの言い回しにはドラマ数本をお付き合いした
記憶があります。知らいない間に画面からいなくなったという感じです。
こういう場でしか通じ合えないガチ昭和の俳優さんでした。
by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2025-01-23 08:07)
「気になる嫁さん」、「雑居時代」、大好きなドラマでした。
とても懐かしいです。。。
by 芝浦鉄親父 (2025-01-23 08:12)
Seesaaブログへのご訪問、ありがとうございます。
体重は、毎日計った方が、いいと思います。
by ソレイユ (2025-01-23 09:00)
おはようございます!
面白い俳優さんでしたが若くして亡くなって
しまいました。
昨日のコメントありがとうございます・・・(^-^)!!
本当に心温まる嬉しいコメントでした。
by Take-Zee (2025-01-23 10:46)
石立鉄男ドラマは見た事がないと思うのですが、
CMのイメージが強いですねぇ。
若くして亡くなられていたのは知りませんでした。
by まつき (2025-01-23 11:32)
こんにちは。
「パパと呼ばないで」は一世風靡、面白かったです。
独特のキャラある石立鉄男さんですが・・・
普段のお顔を知りたくなる俳優です!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2025-01-23 12:23)
「おくさまは18歳」ですね、高校時代に観ました。実生活では有り得なかったのでオモシロかったです☆岡崎由紀さんと石立鉄男さんとの掛け合いの☆彡別世界を楽しみました。
by ロコときどきキナコ (2025-01-23 20:36)
みなさん、コメントありがとうございます。
> 『奥様は18歳』、これは楽しく見ていました
このドラマでは二枚目役でしたね。
> チー坊?は、杉田かおるさんじゃなかったかな
そのとおりです。
> 屋根の角度が良く出来てました
その必要があっての角度なのでしょうが美しいですね。
> 石立鉄男を知らない人はいない
昭和生まれは特に、ですね。
> SSブログURLで リンクさせていただきました
どうもありがとうございます。
> わざとらしさと神経質な感じが不思議な役者さん
素顔を見せないためのわざとらしさのように感じました。
> 役のイメージとちょっと違いますね
不倫とは無縁のように見えるかもしれません。
> よく一発芸やってました
竹中直人もやっていましたね。
> 「パパと呼ばないで」は印象に残るドラマ
ロケ地の米屋が取り壊される前に見に行きました。
> いつの間にか見なくなった
もっと見ていたかったですけどね。
> わーかめすきすきー、でしたっけか
わかめラーメンですね。
> テレビは床屋さんにあっただけ
力道山の空手チョップ、大人気でした。
> アフロヘアと独特なセリフの言い回し
役柄が変わってもあの髪型は同じでしたね。
> 「気になる嫁さん」、「雑居時代」、大好きなドラマでした
『気になる嫁さん』、佐野守の芝居が下手すぎて純がちっとも魅力的にみえないのが残念でした。
> 体重は、毎日計った方が、いいと思います
そうなんですか。
> 面白い俳優さんでした
この人が出るドラマなら見てみようかなと思わせるものがありました。
> CMのイメージが強い
CMはやはりわかめラーメンが印象的でした。
> 「パパと呼ばないで」は一世風靡、面白かった
新婚旅行代わりの団地は以前妻も住んでいました。
> 実生活では有り得なかったのでオモシロかった
西川貴教と夏菜でリメイクされましたが設定は同じでも別物でしたね。
by いっぷく (2025-01-25 23:14)