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藤田田から教わったお金と時間の不変のルール(ジーン・中園著、フォレスト出版) Kindle版 [文学]

藤田田から教わったお金と時間の不変のルール(ジーン・中園著、フォレスト出版)は、アメリカ文化や消費者行動に着目した人生と功績を紹介しています。戦後日本でビジネスの可能性を模索し、日本マクドナルドや日本トイザらスの創業者として有名です。(文中敬称略)

藤田田から教わったお金と時間の不変のルール(ジーン・中園著、フォレスト出版)は、アメリカ文化や消費者行動に着目した人生と功績を紹介しています。戦後日本でビジネスの可能性を模索し、日本マクドナルドや日本トイザらスの創業者として有名です。(文中敬称略)



藤田田(ふじた でん、1926年3月20日 - 2004年4月21日)は、日本の実業家で、日本マクドナルドの創業者として知られています。その人生と功績は、日本の外食産業の歴史において重要な位置を占めています。

本書は、藤田田が実践した成功した哲学や人生のルールを、著者が自分の視点を考えてまとめたものです。主に以下の内容が書かれています。

1.お金に関するルール
藤田田は「お金を考えるよりも動かす」ことの重要性を説いています。本書では、その具体的な手法や考え方、そしてなぜ流動性が重要なのか詳しく解説されています。
2.時間の活用法
藤田田は時間を非常に大切にし、効率よく使うことを重視しました。
3.藤田田の「戦略的思考」
経営者としての藤田田の戦略的思考法、特に競争を勝ち抜くための具体的な方法やマインドセットが解説されています。
4.失敗を乗り越える方法
藤田田がどのように逆境を乗り越え、次のチャンスにつながったか、実際のエピソードを改めて紹介されています。

ビジネス書なので、その分野に興味がないと難しいかもしれませんが、起業家や出世したいサラリーマンには必読の書と言えるかもしれません。

毎日の小銭貯金の真相


藤田田は大阪市で生まれました。

商才に優れた父親の影響を受け、幼少期から商売に興味を持って育ちました。

早稲田大学商学部を卒業後、戦後日本でビジネスの可能性を模索し、特にアメリカ文化や消費者行動に強い関心を抱くようになります。

1971年、マクドナルドの創業者レイ・クロックと契約し、日本マクドナルド株式会社を設立し、銀座三越に第1号店をオープンしました。

日本のファーストフード文化の草分け的存在として、マクドナルドを全国規模に展開しました。

といっても、ただアメリカの手法をそのまま持ち込んだのではなく、てりやきバーガーの開発など、日本の消費者の嗜好に合わせた商品開発やマーケティング戦略を導入しています。

「ハンバーガー大学」を設立して効率的な店舗運営と従業員教育も徹底し、高品質なサービスを維持しました。

出店戦略においても、立地選定を重視し、駅前や繁華街といった高い集客効果が見込める場所に店舗を展開しました。

著書『ユダヤの商法』では、自身の経営哲学や商売の心得を独特の視点で述べ、話題を呼びました。

この本は一部で物議を醸しましたが、彼の経営手法や人生観を知る手がかりとなる一冊です。

もうひとつ、藤田田で有名なのは、毎日小銭を貯金していたことです。

毎日財布に入っている小銭を数え、それを貯金していたといいます。

私は、「塵も積もれば山となる」で、小銭を毎日貯金したら、老後の蓄えになる、ぐらいの浅はかな解釈をしていましたが、藤田の狙いは違いました。

ChatGPTに質問したら、次のような答えがありました。
-----------------
1. お金に対する感覚を研ぎ澄ます
- 毎日の小銭貯金は、日々の支出を意識し、現金の流れに敏感になるための訓練でした。これは「お金を動かすことが重要」という彼の哲学と矛盾しない行動です。
2. 自己管理の一環
- 小銭を貯金することで、自分の生活や健康のリズムを把握し、規則正しい習慣を維持することを意識していたようです。
3. 象徴的な行為
- 小銭を毎日貯金する行為自体が、藤田田にとって「勤勉さ」や「持続性」を象徴するものだったのかもしれません。

名言と実践の関係
彼の有名な「日本人は貯金をするが、ユダヤ人は回転させる」という名言は、大きなお金を動かし、資金を生産的に使うことを重視したものです。しかし、小銭貯金はその哲学に反しているというよりも、むしろ日常の規律や経済感覚を磨くための手段だったと理解できます。
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つまり、藤田田は、大きな視点では「お金を動かす」ことを主張しつつ、日々の小さな行動では「お金を貯めることで規律と管理を行う」としていたのです。

この二面性が、藤田の重層的なビジネス感覚を形成していたと言えるでしょう。

そして、今のマクドナルド



藤田田の成功は、日本の外食産業に大きな影響を与えました。

ファーストフードというと、いまや店舗の種類も数もたくさんありますが、やはり真っ先に思い浮かべるのは「マクドナルド」ではないでしょうか。

ところで、この「グラコロ」は、召し上がったことありますか。

こちらは、今月一杯みたいですね。

ネットでは、商品を貶める意味で、しつこくカエル肉を疑う向きもありますが、ビジネスとして考えれば、鶏の成型肉の方が低コストではないでしょうか。

ウズラの卵でオムレツを作りますか?という話です。

「珍なる肉」という意味なら、そもそもカエルの脚とか鶏の足(鶏爪)のコリコリしたところとか、居酒屋で普通に提供していますけどね。

それはともかくとして、私はマクドナルドが楽天ポイントの提供を終了してからご無沙汰しているのですが、何かオススメはありますか。

藤田田から教わったお金と時間の不変のルール - ジーン・中園
藤田田から教わったお金と時間の不変のルール - ジーン・中園

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コメント 11

おっつぁん

1年貯めたら、それでFXとかしないと。
銀行預金だけでは老後の分は苦しいですな。
by おっつぁん (2024-12-10 23:17) 

mau

月見とグラコロは季節の風物詩になってて食べずにいられません…
by mau (2024-12-11 01:17) 

HOTCOOL

藤田田さんの著書を以前読んだ記憶があります。タイトル忘れたけど^^;
by HOTCOOL (2024-12-11 03:53) 

mutumin

マクドナルドは数回しか食べたことがありません。はっきり言えば美味しくないから・・・特にバンズがイマイチ。
子供達にはおもちゃが欲しいためにねだられて2回位買ってあげた事がある位ですね。小さい時は食べれなかったので、家を離れてから食べたかも知れないけど、多分あまり食べてないと思います。
経営力があったんですね。
by mutumin (2024-12-11 07:05) 

夏炉冬扇

作者が漱石の孫だし読み始めて知りました。
by 夏炉冬扇 (2024-12-11 08:32) 

Take-Zee

おはようございます!
かなりの方々がSeeAaaブログに引っ越されるようなので
私・・・そう考え初めています・・・(^-^)!!
by Take-Zee (2024-12-11 09:09) 

pn

小銭貯金も金の動きの一部として捉えてるんだろうなきっと。
グラコロってキャベツ以外小麦粉って話聞いてそう言えばそうかって大爆笑した(笑)
by pn (2024-12-11 09:36) 

十円木馬

日本マクドナルドの株価は時代によってかなり乱高下していますね。
マクドナルドの株式を保持していた時は、年2回送られてくる優待券で好きなバーガーを食べていましたが、株を手放してからは食べないです。味はモスバーガーのほうが好きです
by 十円木馬 (2024-12-11 14:08) 

センニン

こんばんは。
以前はよく朝利用していましたが、今はコーヒーとスイーツをたまに楽しむだけです。
ハンバーガーはもう一つの M の方が美味しいと思います。
こちらの方が安いことは確かですが。

ただ経営者として藤田さんや鈴木敏文さん、小倉昌男さんは「はじめて」に挑戦してそれを成功させたという点で尊敬しています。
by センニン (2024-12-11 17:54) 

かずい

藤田田さんの「お金を動かす」哲学と日常の規律を両立させる考え方に感銘を受けました。特に、小銭貯金のエピソードは、日々の行動が大きな成功に繋がると感じさせられます。勉強になりました!
by かずい (2024-12-11 19:48) 

いっぷく

みなさん、コメントありがとうございます。

> 銀行預金だけでは老後の分は苦しい
今の金利では苦しいでしょうね。

> 月見とグラコロは季節の風物詩
月見は知っていましたがグラコロも季節商品だったんですね。

> 藤田田さんの著書を以前読んだ記憶
多数の著書がありますね。

> 経営力があったんですね
『ユダヤの商法』ですか。

> 作者が漱石の孫
作家ではなく漫画家になったんですね。

> そう考え初めています
移行ツールも出るようですし、そのほうが楽かもしれませんね。

> 小銭貯金も金の動きの一部
コツコツ貯めるという目的ではなかったんですね。

> 味はモスバーガーのほうが好き
価格が違いますからね。

> 「はじめて」に挑戦してそれを成功させた
経営者として優れていますね。

> 「お金を動かす」哲学と日常の規律を両立させる
成功する人は自身の哲学を持っているんでしょうね。

by いっぷく (2024-12-13 10:13) 

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