空気を読むな、本を読め。 小飼弾の頭が強くなる読書法 (East Press Business) [文学]
空気を読むな、本を読め。 小飼弾の頭が強くなる読書法(小飼弾著、イースト・プレス)は、月間100万PVを誇る書評ブログの書籍化です。プログラマーであり投資家でもある小飼弾が、自己成長や思考力を高めるための読書法について書かれた本です。(文中敬称略)
本書『空気を読むな、本を読め。 小飼弾の頭が強くなる読書法』は、周囲の空気に流されず、自分の知識や思考力を鍛えるために、どのように本を読み、活かすべきかが具体的に述べられています。
新刊ではありませんが、ご紹介します。
本書の趣旨は、とにかく本を読め、ということです。
ただし、義務やトレーニングとして読むのではなく、「ご飯を食べることや風呂に入る」ような、生活上あたり前のこととして行うことだと述べています。
忙しくて本を読む隙がないと思ったら、テレビをやめてみろ、と提案しています。
そして、インプットだけでなくアウトプットも大事だと述べています。
たとえば、読んだ書籍のレビューをブログに書くのも立派なアウトプットといっています。
アウトプットはやはり大切
本書は、かなりレビューが多く、ChaGPTに尋ねたところ、概略とポイントを的確にまとめてくれました。
1.「空気を読む」より「本を読む」
周囲の意見や常識に流される「空気を読む」姿勢ではなく、読書を通じて自分の意見や判断基準を育てることが重要とされます。
空気に合わせた行動よりも、自分で考え抜いた結果に基づく行動の方が長期的に価値があるとしています。
2.速読と精読の使い分け
目的に応じて、速読と精読の技術を使い分けることが推奨されています。
興味のある部分や新たな発見がありそうな箇所を精読し、知識の確認や全体像の把握には速読を使うとよいとされています。
3.批判的思考を持って読む
著者の言葉を鵜呑みにせず、自分の中で吟味して取り入れる姿勢が重要です。
読みながら疑問を持ち、反論できる部分があれば考え、自分なりの意見を持つことで、内容を深く理解しやすくなります。
4.「なぜ?」を常に考える
本を読みながら、「なぜこの主張をしているのか」「なぜこの事例が出てくるのか」と自問し、背景や意図を探ることで、表面的な理解にとどまらない深い読書が可能になります。
5.多角的に情報を集める
一冊に頼るのではなく、複数の視点を取り入れることで偏りを防ぎ、柔軟な思考が育まれます。
異なる意見や分野の本を読むことで、知識がより立体的になり、複雑な問題にも対応しやすくなります。
6.知識を活用し、アウトプットする
読んだ内容はメモやブログ、会話などでアウトプットすることによって、自分のものとして定着しやすくなります。
また、アウトプットすることで、内容の理解度や自分の意見を改めて見直す機会にもなります。
7.読書の習慣化
読書を日々の生活の一部にし、常に新しい知識と視点を取り入れる習慣をつけることが推奨されています。
特に、短時間でも良いので、毎日読書の時間を確保することが重要です。
まずは著者の意図や価値観に乗ってみる
その100年の最初の21年の見どころを、僭越ながら一冊にまとめさせて頂きました。芋虫??と蝶々??ほど変わってしまっても、「同一種」もとい「同一誌」なのです
— Dan Kogai (小飼 弾) (@dankogai) September 11, 2024
< 子供の科学完全読本 1924-1945: 大正から昭和へ 100年前から読み直して学ぶ 教養としての科学史https://t.co/sf4jVrI3Hd https://t.co/8T9CImVVCp pic.twitter.com/WPgyodPETp
私の意見をひとつ付け加えると、「3」と一見矛盾するかもしれませんが、「いったん著者の土俵(意見や価値観)に入って読んでみる」ことです。
自分と、立場や意見がちがっても、その人になったつもりで読むことです。
批判するのは、その人の本意をきちんと理解してからでも遅くありません。
最初から否定しようとか、ケチをつけようというコンタンで読んでしまったら、先入観によってその書物の本意を読み落としてしまうからです。
ですから私は、いままでこのブログで、ちょっとトンデモかな、と思える書籍も、いったんは額面通りご紹介して、それを積極的に解説する書き方をしたつもりです。
いままで、徹頭徹尾批判したのは、2冊ぐらいかな。
少年院はケーキを3等分できない知的障害者が入っていると見下した本と、毒親育ちを「反抗期の遅れ」とコバカにした、どちらも医師の本。
10年(学部6年 + 博士課程4年)もサラリーマンの平均年収を超える学費を出してもらえるような恵まれた境遇を当たり前と考え、「ほしのもと」に苦しむみ人を、わずかな文献研究と都合の良い実証例だけで論評するのが我慢ならず、つい手厳しい書き方をしてしまいました。
でも最近書いている偉人伝レビューは、私自身「気付き」を得られています。
社会に爪痕を残している人の極意のようなものが感じられますね。
みなさんは、週に何冊ぐらい本を読まれますか。
空気を読むな、本を読め。 小飼弾の頭が強くなる読書法 (East Press Business) - 小飼 弾
医学博士まで10年ですか。
大変ですな。
by おっつぁん (2024-11-05 23:21)
本を読むのは好きですが、アウトプットは出来てないです
by mau (2024-11-06 00:34)
本を読んでいますが、頭は悪いです。。。
by HOTCOOL (2024-11-06 03:31)
本読む速度が遅すぎるし、目も悪いので私はほとんど読みません。ネット情報が主ですね。受験時には新聞のコラムを毎日読んでそれを最小限に短くする練習をした事を思い出します。
by mutumin (2024-11-06 05:55)
多くの小学校で「朝読書」が取り入れられるようになり、
本を全く読んだことがない子は減っているようです。
「朝読書」の時間がなくなると本を読むことが少なくなります。
せっかく習慣がつきつつあるのに、勿体ないと感じます。
by ハマコウ (2024-11-06 06:35)
娯楽本は時に一日に二冊読むことも。
でも真剣に読む本はなかなか進みません(ーー;
by mm (2024-11-06 06:43)
学歴のない女性で、働ける職業は当時限られていましたから。遺していた「産家名簿」を見たら1200人近く取り上げていました。
by 夏炉冬扇 (2024-11-06 07:50)
人の表情や動作などその場の空気を読でしまいますよね。
もう最近は面白い本しか読まなないです。短編スリラー物も良いです。
by お散歩爺 (2024-11-06 08:01)
おはようございます!
書籍団体が喜ぶようなキャッチフレーズ
ですね (*^o^*)!
by Take-Zee (2024-11-06 08:33)
銃器雑誌を買わなくなって活字とは縁がなくなって幾星霜、皆さんのブログ読むのが字を追いかけてる。
by pn (2024-11-06 08:46)
文字を追うだけのものを「読書」と言えるのか悩んでいました。
でもどうすれば「本を読んでいる」というのかわからなかったのですが、本記事で得心しました。
もっと時間をかけていいんだなって思えます。
自分ならどう考えるか、疑問を疑問として扱う時間も大事ですね。
by MINA (2024-11-06 10:47)
社会人時代はビジネス書が多かったですが、今は電車通勤時など紙媒体の文庫本を気楽に読み続けています。本が読めなくなったら、人生の楽しみの2割くらいはダウンすると思います。
by 十円木馬 (2024-11-06 15:52)
こんばんは。
読書が最初の趣味でした。
読むペースは一頃より落ちましたが、今でも読んでいない本が何冊も近くにないと落ち着かない性分です。
一冊が読み終わりそうになったら(読み返す予定がなかったら)次に読む本も一緒に持って出ます。
全然読まない人も少なくないようですね。
スマートフォンの画面ばかり見ているのはよくないですね。
事故も少なくないですしね。
by センニン (2024-11-06 18:01)
アウトプットはなかなか難しいですね(^^;
by まつき (2024-11-06 20:09)
「空気を読むな、本を読め」というタイトルが印象的です!自分の思考力を育てるために、周囲に流されないことは、大事なことですよね。
by かずい (2024-11-06 20:22)
みなさん、コメントありがとうございます。
> 医学博士まで10年
そうとう親の脛が太くないと無理ですね。
> アウトプットは出来てない
その機会がないということでしょうか。
> 頭は悪い
ご謙遜はそこまでにして。
> 最小限に短くする練習
それは内容を理解していないとできないことですね。
> 「朝読書」の時間がなくなる
減らす方向で進んでいるのでしょうか。
> 真剣に読む本はなかなか進みません
みなさん同じだと思いますよ。
> 1200人近く取り上げていました
とりあげた子のお子さんや、もしかしたらお孫さんもその一人だったかもしれませんね。
> 短編スリラー物
短編は手に取りやすいですね。
> 書籍団体が喜ぶようなキャッチフレーズ
なかなか本も売れなくなっているでしょうからね。
> ブログ読むのが字を追いかけてる
私もデジタルで読むことが多いですが、目にきますね。
> 疑問を疑問として扱う時間も大事
納得できるまでじっくりと読み進めていきたいですね。
> 電車通勤時など紙媒体の文庫本
文庫本は軽くて持ち歩きにも便利ですね。
> 事故も少なくない
スマホを見ながら移動するのはやめてほしいです。
> アウトプットはなかなか難しい
意識的にその機会を作ることが必要かなと思います。
> 自分の思考力を育てるために、周囲に流されないこと
日本人はとかく周囲と同調したがりますね。
by いっぷく (2024-11-10 15:42)