オードリー・ヘプバーンなど『まんがでわかる世界の偉人伝総集編』

オードリー・ヘプバーンなどを漫画化した『まんがでわかる世界の偉人伝総集編』は、古今東西を超えて著名な人々の物語を描いています。漫画で35名、文章で24名を収録した読み応え十分のヴォリュームで、老若男女を問わず楽しめ感動できる一冊です。

本書も、最近ご紹介しているよだひできさんのまんが偉人伝シリーズです。

ただし、今回は外国の人々（59名）になります。

その中でご紹介したいのは、オードリー・ヘプバーン（英: Audrey Hepburn、1929年5月4日～1993年1月20日）。

ハリウッド黄金時代を代表するベルギー・ブリュッセル出身の女優です。

Copilotに代表作を尋ねてみました。

代表作
オードリー・ヘプバーンの代表作には以下のような映画があります：
- **『ローマの休日』**（1953年） - アカデミー主演女優賞を受賞。
- **『麗しのサブリナ』**（1954年）。
- **『ティファニーで朝食を』**（1961年）。
- **『マイ・フェア・レディ』**（1964年）。

受賞歴
彼女は数々の賞を受賞しており、特に以下の賞が有名です：
- アカデミー賞主演女優賞（『ローマの休日』）。
- トニー賞演劇主演女優賞（『オンディーヌ』）。
- エミー賞、グラミー賞、トニー賞、アカデミー賞の全てを受賞した数少ない人物の一人。

慈善活動
1970年代以降、彼女はユニセフの親善大使として活動し、アフリカ、南米、アジアの恵まれない子供たちへの支援に尽力しました。1992年にはアメリカ合衆国で文民の最高勲章である大統領自由勲章を授与されました。

「ユニセフ」ですからね。

どこかの元中華系アイドルのような「日本ユニセフ」ではありませんから。

それはともかくとして、オードリー・ヘプバーンのどの映画が一番お好きですか？

「愛されることより愛することが大切」

#映画史上最高峰のショットだと思う画像

「ローマの休日」(1953年）

白黒映画であることを忘れてしまうほど、どの瞬間も瑞々しく美しい pic.twitter.com/pb72IfmdQm

— マイクよこせ早く! (@hagiesonic) July 16, 2024

オードリーの両親は喧嘩が絶えず、オードリーが6歳の時に父親が家を出て離婚。

父親のいないオードリーは精神的に不安定になりましたが、バレリーナになる夢をもって頑張って生きていきました。

しかし、彼女の167センチ、41キロという、背が高すぎて筋肉の少ない体は、その夢を果たせませんでした。

その後、お金を稼ぐためにモデルやダンサーの仕事をこなし、22歳でミュージカル『ジジ』に抜擢。

候補に上がった女優が、ボインボイン（本作のまま）ばかりで、原作者コレットは、「主役は清純な娘なのよ」と全部却下。

痩せっぽちが幸いして、オードリーが選ばれたのです。

それにしても、「ボイン」だから清純じゃないっていうのもねえ……（笑）

舞台が成功して名前が知られるようになり、『ローマの休日』の主役に選ばれます。

真実の口のシーンだけは、一発でOKが出たそうですが、あのシーンは、グレゴリー・ペックを本気でブッてるように見えました。

こちらも映画史に残る作品になり、オードリーは「永遠の妖精」と呼ばれるトップスターになりました。

しかし、幼少期の不幸な境遇が何らかの影響を与えているのか、私生活では子を成したにも関わらず2度離婚。

共演したウィリアム・ホールデン（配偶者あり）とも恋愛関係にあったといわれますが、ホールデンは病気のため精管を切除しており子供ができないことを告げると、オードリーの方から別れを切り出したといいます。

ロバート・ウォルダースとの3度目の結婚は、お互い独身だったにも関わらず事実婚のまま生涯を過ごしました。

結婚生活に自信がなくなってしまったのかもしれません。

子供の前で、親は喧嘩したり暴力を振るったりして家庭を暗くしてはいけませんね。

親の因果は子に報いるのです。

オードリーは晩年、ユニセフの募金コンサートでスピーチをして、特別親善大使に選ばれて以来、世界各地をまわりました。

オードリーは、アフリカの病気や栄養失調の子たちと出会い、その子たちを抱きしめ、こう考えました。

「愛されることよりも愛することの方が大切だ」

これは、それまでの自分の不遇な生い立ちを乗り越えることができる、彼女にとっては人生最大の気づきでした。

しかし、その頃、すでに彼女は腹膜偽粘液腫におかされており、63歳で亡くなりました。

ハウス食品の『It's』のCMで再登場

以前もご紹介しましたが、山本達彦の『フェアリー･プリンセス～it's you』のフルコーラスに、『ローマの休日』のダイジェストをかぶせたハウス食品の『It's』のCMを再編集した動画がアップされており、あまりにもよくできているので、これもご紹介してしまいます。



たぶん、ハウス食品の許諾は得ていないのだろうと思いますが、削除もされていないので黙認なのでしょう。それほどよくできています。

私はちょうどこのCM当時、胸を患っており養生中で、この『It's』のCMを見て、「自分もまた、DCブランドのスーツを着て社会復帰したいな」とか、「1日だけでいいから、グレゴリー・ペックのような経験をしてみたいな」という思いを抱いておりました。

それだけに、印象深い残るCMです。

『ローマの休日』をご覧になったことがない方は、ぜひこのダイジェスト動画からご覧いただければと思います。


まんがでわかる世界の偉人伝総集編 - よだひでき

ローマの休日（日本語吹替）

ローマの休日 (名作映画完全セリフ音声集スクリーンプレイ・シリーズ)

• 作者: ダルトン・トランボ
• 出版社/メーカー: フォーインスクリーンプレイ事業部
• 発売日: 2012/01/01
• メディア: 単行本

コメント 13

ローマの休日、夢があって大好きです。
いくつになっても憧れますね。
本当に可愛かった！
by mutumin (2024-08-01 21:18) 

最後の記者会見のシーンが好きです。
「ローマが一番印象に残っています。」
記者「風邪で寝込んでいたのに？」
by HOTCOOL (2024-08-02 03:15) 

まあ確かにムチムチはエロいからなぁ(^◇^;)
by pn (2024-08-02 06:24) 

おはようございます！
ヘップバーンとアルファベットで綴って
ローマ字のヘボン式のヘボンさんと同じらしいです。
そうなるとオードリー・ヘボンです・・・（＾－＾）！！
by Take-Zee (2024-08-02 07:24) 

みんな若かったころの話だなぁ。
昨日はスイカがありましたから。
by 夏炉冬扇 (2024-08-02 07:28) 

ヘップバーンは好きな女優さんです。
ローマの休日は何回も観ました。
by AKAZUKIN (2024-08-02 12:18) 

ヘプバーンの作品、実はあまり観たことがなくて・・・
「麗しのサブリナ」は大学生の頃に観ました。
とても素敵で、何度も繰り返して鑑賞しました^^
ヘプバーン、女優の仕事をしなくなってからの生き方が素晴らしいと思います。
by ミケシマ (2024-08-02 12:25) 

新婚旅行でローマを訪れた時、『ローマの休日』をまねて、スペイン広場でジェラートを食べたことが懐かしいです
by 十円木馬 (2024-08-02 15:41) 

叔母がLAに住んでた時、ご近所にお住まいだったと聞きました。お年をましても綺麗だったそうです
by mau (2024-08-02 18:42) 

こんばんは。
兎にも角にも『ローマの休日』ですね。
日本では何社かの CM に起用されていますが、KIRIN「午後の紅茶」が印象に残っています。
と言いますのも懸賞に応募して一つ当たったからでもありますが。
この CM は映画のシーンを編集して使っていました。

『ティファニーで朝食を』は有名（当時はなかったダイニングスペースが後にティファニー本店に作られた）ですが、原作とはまるで違う物語になっています。

原作のカポーティはマリリン・モンロー推しでした（相手役は自分、と言ったらしいです）が、制作側ではオードリーを考えていたもののオードリー側がそのままではできないと言ったそうです。

原作者がこれだけの変更をよく承認したなと思います。
by センニン (2024-08-02 19:28) 

ヘップバーンが大好きで、テレビですがいろいろ観ました。
「ローマの休日」は何度も放送されたので、4～5度は
観てると思いますが何度観ても楽しい映画ですね。
by プー太の父 (2024-08-02 20:20) 

みなさん、コメントありがとうございます。

>本当に可愛かった
真実の口のシーンで悲鳴をあげるところなんて可愛かったですね。

> 最後の記者会見のシーンが好きです
グレゴリー・ペックを見つめる表情がよかったです。

> ムチムチはエロい
でも河合奈保子はあのボディで清純派でしたよね。

>オードリー・ヘボンです
その名前だとここまで人気が出たかなあと思います。

>昨日はスイカがありましたから
朝からスイカとは羨ましいです。

>ローマの休日は何回も観ました
やはりなんといっても『ローマの休日』ですよね。

>女優の仕事をしなくなってからの生き方
さまざまな苦難を経て自分の歩む道を見つけたんでしょうね。

> 『ローマの休日』をまねて
そういう人は多いと思います。

>ご近所にお住まいだった
それはすごいですね。高級住宅街だったのでは？

>『ティファニーで朝食を』は有名
このタイトルでティファニーをカフェだと思った人もいたそうです。

>テレビですがいろいろ観ました
『暗くなるまで待って』では化粧っ気のない主婦の役でしたが、やはり美人でしたね。

by いっぷく (2024-08-02 23:18) 

憧れのスター^^
by mm (2024-08-03 06:48)