緑茶の健康効果がしばしば取り沙汰されます。
Web掲示板で、カテキンのエピガロカテキンガレートに、血糖値増加予防効果がある理由の一端を解明した、という記事が話題になってみたので読んでみました。
もとの記事は、マイナビニュースです。
『東北大など、緑茶の成分に糖尿病の予防効果がある理由の一端を解明』というタイトルです。
新たに発見した遺伝子「CCDC152」が血糖値増加防止にはたらく
緑茶は、健康に良いとされる様々な成分を含んでいます。
タンニン……抗酸化作用、抗菌作用、抗ウイルス作用、血糖上昇抑制、血圧上昇抑制、コレステロール上昇抑制、整腸作用、消臭作用、がん予防作用
カフェイン……覚醒作用（疲労感や眠気の除去）、利尿作用
ビタミンC……美容、ストレス解消、風邪の予防
ビタミンB群……糖質の代謝
ビタミンE……抗酸化作用
γ-アミノ酪酸……血圧降下作用
フラボノイド……口臭予防 血管壁強化
多糖類……血圧低下作用
フッ素……虫歯予防
テアニン……脳・神経機能調整
ただし、各成分にそのような作用があるからと言って、人が摂取して「効く」とは限りません。
たとえば、タンニンに「がん予防」作用があるからと言って、医学的に「がンに効く」ということにはなりません。
その作用がヒトの体内で実証され、どのくらいの量をどこから取り入れれば、どんながんにどう効くのかを調べなければなりません。
厚生労働省の公式サイト『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』というページには、緑茶について「これまでに解明されていること」として、こう記載されています。
緑茶やその抽出物（エキス）に関する多くの研究が実施されていますが、ほとんどの用途について、緑茶が有用であるかどうかについてはまだ完全な結論には達していません。
つまり、
成分はいろいろいわれていても、人間がどのくらい摂取したらどのような経緯でどう効いているかは、まだはっきりしていない、ということです。
そこで、今回の研究報告です。
緑茶の成分、カテキンのエピガロカテキンガレートには、糖尿病（血糖値増加）の予防効果があるといわれてきましたが、その理由の一端を解明したというのです。
東北大大学院薬学研究科の斎藤芳郎教授、同志社大大学院 生命医科学研究科の三田雄一郎助教らの共同研究で、そのはたらきを具体的に解明するものとして注目されています。
チームは6月18日、
1.新たに発見した遺伝子「CCDC152」が、RNAとして作用することで、人体にとって必要だが、増えすぎると血糖値を増加させてしまうタンパク質「セレノプロテインP（SeP）」を減少させる働きがあることを明らかにした
2.遺伝子「CCDC152」を、「L-IST」と命名した
3.糖エピガロカテキンガレートには「L-IST」を増加させ、「SeP」を減少させる作用があることが確認された
という報告です。
詳細は、核酸に関連する物理・化学・生化学を扱う英国科学誌『Nucleic Acids Research』に掲載されたそうです。
Wikiによると、査読付きのオープンアクセスの科学ジャーナルだそうです。
査読というのは、ネットのSNSの書き込みなんかとは違い、何の根拠もなく好き勝手に記載できるものではなく、内容をチェックされる専門雑誌ということです。
血糖値が高い状態が続くと、血管へのダメージが大きくなります。
結果として、糖尿病、心筋梗塞、肝硬変といった病気にかかりやすくなり、高血糖が長期にわたり持続することで、いくつもの合併症を引き起こします。
緑茶の健康効果は、これまでにもいろいろ報告されていますが、単に何倍飲んだらどうなったという疫学調査ばかりだったので、糖尿病の予防効果の仕組みを解明した研究として注目されています。
1日8杯までは安全
Web掲示板のスレッドです。
主なコメントを引用します。
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3名無しのひみつ2021/06/22(火) 11:21:56.72ID:l5F/MG4V>>24
毎日緑茶1L飲んでいる俺は勝ち組
10名無しのひみつ2021/06/22(火) 11:48:35.98ID:LTeozWGE
この手の話は良く聞くけどシュウ酸の関係で結石体質には苦々しいところがある
24名無しのひみつ2021/06/22(火) 18:07:55.88ID:Q9MVXJ3I>>25
>>3
結石が楽しみだな
26名無しのひみつ2021/06/22(火) 20:23:37.75ID:sjna3WvZ
カテキンはコロナウイルスにも予防効果があることが分かっている
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「26」は、それこそ試験管レベルでそんな話もあるというだけで、お茶を飲んだらコロナにかからないなんてことはないと思います。
「24」にも書かれているように、緑茶に含まれるシュウ酸は腎臓でカルシウムと結合し、結石を作ります。
結石は普通、便として排出されますが、カルシウムが不足した状態でシュウ酸を取りすぎると、血中に吸収されて腎臓にいき、そこで血中のカルシウムと結びついて結石になってしまうリスクが有るということです。
他には、茶に含まれるタンニンの一種のカテキンが、野菜に多く含まれる「非ヘム鉄」と一緒にとると、鉄分の吸収を妨げるともいわれています。
冒頭の厚生労働省のページによると、「緑茶をお茶として飲用した場合、1日8杯までは安全であると考えられます。」（カフェイン約400 mg以下）と記載されています。
まあ、「摂り過ぎ」はそんなに気にしなくてもいいでしょう。
国立がんセンターも
いささか旧聞ですが、緑茶に関しては、こんな報告もありました。
国立がん研究センターが、約9万人を対象に緑茶を飲む頻度と死亡の関連を調査したところ、
緑茶を習慣的に飲む人ほど、病気などで死亡する危険性が低下することが国立がん研究センターの調査で分かったことを報じているのはテレビ朝日です。
「緑茶であらゆる病気を直して不老長寿だ」と意気込んで飲むのはいかがかと思いますが、食後や休憩、歓談の際に口にする緑茶は、健康によさそうだ、ということを知るだけでも、よい話ではないでしょうか。
いかがですか。緑茶はお好きですか。
食べる緑茶バイブル―ガン・成人病・便秘・ダイエットに効果抜群!! - 桑野 和民
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さっぱりと飲めるのが特徴なので、あまり健康とか
考えて飲みたくないなと思ったり。
by tai-yama (2021-06-25 00:16)
＞緑茶をお茶として飲用した場合、1日8杯までは安全
緑茶を1日8杯は、カフェインを意識しなくてもなかなか飲めなさそうに感じます。
by ナベちはる (2021-06-25 00:32)
おはようございます。
緑茶は好きです♪ 海外で水の飲みすぎ（早のみ大会？）で亡くなった人がいましたが、飲み過ぎは注意が必要かもですね＾＾；
by SGD楓 (2021-06-25 04:58)
緑茶は良いと言われてますよね。カテキン量沢山入ってるの飲むと便秘になるのでたまに差し入れで飲む程度昔は食事にお茶を急須で良く親が入れてくれたけど大人になったらそう言う習慣なくなりました。沢山飲んだら身体に利くと言う偏りも良くないですね。バランス良くお茶したいですね。
by みうさぎ (2021-06-25 06:20)
ほうじ茶と玄米茶が好きです（笑）
by pn (2021-06-25 06:26)
お茶は、緑茶とほうじ茶とウーロン茶は飲みます。どれもほどほどにという感じの量ですが、何かを期待して飲むことはないですね。
麦の入った系統はあまり得意ではありません。昔は麦茶もゴクゴク飲んだのに、どこら辺で変わったのやら（＾＾；
by なかちゃん (2021-06-25 06:57)
濃い茶ほとんど毎日飲んでますが、本当に効果があるのか気になっていました。
by ヤマカゼ (2021-06-25 07:12)
緑茶は身体によさそうなイメージがあります。
どんなものにも言えますが、まずはバランス良く・・・が一番かと思います(^。^)
by Rinko (2021-06-25 08:49)
自分としては〇〇を食べたらはもう体にいいとか気にしません。
毒以外んだったら何食べても飲んでもいいと思うようになりました（笑）
自分は糖尿病なんですがあれがダメこれがいいではなくて結局は食べ過ぎ飲み過ぎが一番ダメですね～
by 青い森のヨッチン (2021-06-25 09:42)
最近はゴボウ茶も飲んでいます。効果ありますかね。
by JUNKO (2021-06-25 15:28)
我家はお茶関係は結構飲んでます。アニーパパが朝はほうじ茶、夜は緑茶を必ず入れてくれます。お茶の担当はパパなんですｗさすがに８杯は飲みませんが、５杯ぐらいは飲んでますよ♪
by エンジェル (2021-06-25 22:48)
金沢あたりで購入したほうじ茶が驚くほどおいしかったです。お茶の袋を一旦開けてしまうと、日に日に風味が落ちて行くのが難点…保存技術の向上に期待しておりまする。
by Caelum (2021-06-27 20:26)