石立鉄男の代表作といえば、ユニオン映画のドラマシリーズ [懐かし映画・ドラマ]
6月1日は石立鉄男さんの命日です。
Facebookの昭和グループでは、石立鉄男ドラマについて振り返る投稿が複数ありました。
石立鉄男さんを有名にしたのは、何よりも1971年~1978年にかけて放送された主演ドラマです。
その間に放送された7作は、今もチャンネルNECOに枠を持って繰り返し再放送されています。
松木ひろし脚本、石立鉄男主演で制作され、ユニオン映画という制作会社が作り、水曜もしくは日曜午後8時に放送されたドラマです。
ジャンル的にはホームコメディですが、いわゆるセットドラマと違い、現実に存在する町を舞台として、ふんだんにロケのシーンがあります。
おひかえあそばせ(1971年4月7日~1971年9月22日、全13話)川崎、宮本信子/岡田可愛
気になる嫁さん(1971年10月6日~1972年9月20日、全40話)成城学園、榊原るみ
パパと呼ばないで(1972年10月4日~1973年9月19日、全40話)佃島、松尾嘉代
雑居時代(1973年10月3日~1974年3月27日、全26話)成城学園、大原麗子
水もれ甲介(1974年10月13日~1975年3月30日、全25話)豊島・鬼子母神、川口晶
おふくろさん(1975年4月6日~1975年9月28日、全21話)世田谷・赤堤※この作品のみ日本テレビ製作、吉沢京子
気まぐれ天使(1976年10月6日~1977年10月19日、全43話)早稲田、大原麗子/酒井和歌子/坪田直子
気まぐれ本格派(1977年10月26日~1978年9月20日、全38話)神楽坂、山口いづみ/水沢アキ
左から「タイトル」「放送期間」「舞台ロケ地」「ヒロイン」です。
このOGPのように、舞台となったロケ地巡礼は、ファンの間では行われていて、私はほとんどリアルタイム放送時にまわりました(笑)
『おふくろさん』というドラマは、東京世田谷区の四谷軒牧場というところがロケ地でしたが、そのドラマだけはリアルタイムではなく20年後に行ったものの、牧場はつぶれていて、ファミレスになって隣に牛魂碑がたってました。
石立鉄男シリーズ関連のツイートは、もう数えきれないほどあります。
半世紀も前のドラマなのに、今もファンから愛されているのです。
このドラマのひとつの特徴は、いわゆる「テレビ映画」でした。
16ミリフィルムを使って、映画のように撮影されました。
どういうことかというと、
映画の撮影方法は、役者はひとつのシーンを何度も演じ、そのたびにひとつのカメラで、別の視点から撮ります。
役者は、同じ演技を続けなければならないので大変ですね。
下手な役者は、演じるたびに変わってしまうのです。
高峰秀子が、加山雄三のことをそう言っていました(笑)
ただ、その方が自然に撮れます。
たとえば、『パパと呼ばないで』は、上のOGPのように、主要な登場人物(大坂志郎)でも背を向けていますが、次のカットでは酒を飲みながらセリフを言っています。
これは、このシーンを少なくとも2度演じて、カメラの位置を変えて撮っているということです。
最初は大坂志郎の背中から、もう1度は大坂志郎の横から撮っているわけです。
一方、テレビ局のスタジオドラマは、セットの前に固定した3台のカメラを置いて撮ります。
この方法ですと、NGを出さなければ、1つのシーンを3つの視点で1発で撮れるわけです。
ただし、その場合、全員の顔を撮るには、固定された3台のカメラに役者は背を向けられないので、飯台の座り方は、手前の一辺には誰も座りません。
石立鉄男シリーズとは、ユニオン映画という、日本テレビが出資して日活のスタッフが入って作った下請け制作会社です。
野球中継がない時に放送する雨傘番組、映画で言うなら「プログラムピクチャー」でしだか、良質な演者やスタッフで評価を高めていった作品だと思います。
未見の方は、チャンネルNECOでもDVDでも、ぜひご覧ください。
パパと呼ばないで DVD-BOX I - 石立鉄男, 石立鉄男, 杉田かおる, 大坂志郎, 三崎千恵子, 松尾嘉代, 富士真奈美
雑居時代・Blu-ray - 石立鉄男, 大原麗子, 山口いづみ, 杉田かおる, 大坂志郎, 冨士真奈美, 川口晶, 川崎敬三, 千野皓司 他
水もれ甲介 DVDコンプリートBOX 下巻 - 石立鉄男, 村地弘美, 原田大二郎, 森繁久彌, 左幸子, 名古屋章, 石立鉄男
気まぐれ本格派【Blu-ray】 [ 石立鉄男 ] - 楽天ブックス
Facebookの昭和グループでは、石立鉄男ドラマについて振り返る投稿が複数ありました。
石立鉄男さんを有名にしたのは、何よりも1971年~1978年にかけて放送された主演ドラマです。
その間に放送された7作は、今もチャンネルNECOに枠を持って繰り返し再放送されています。
石立鉄男ドラマシリーズとは何だ
松木ひろし脚本、石立鉄男主演で制作され、ユニオン映画という制作会社が作り、水曜もしくは日曜午後8時に放送されたドラマです。
ジャンル的にはホームコメディですが、いわゆるセットドラマと違い、現実に存在する町を舞台として、ふんだんにロケのシーンがあります。
おひかえあそばせ(1971年4月7日~1971年9月22日、全13話)川崎、宮本信子/岡田可愛
気になる嫁さん(1971年10月6日~1972年9月20日、全40話)成城学園、榊原るみ
パパと呼ばないで(1972年10月4日~1973年9月19日、全40話)佃島、松尾嘉代
雑居時代(1973年10月3日~1974年3月27日、全26話)成城学園、大原麗子
水もれ甲介(1974年10月13日~1975年3月30日、全25話)豊島・鬼子母神、川口晶
おふくろさん(1975年4月6日~1975年9月28日、全21話)世田谷・赤堤※この作品のみ日本テレビ製作、吉沢京子
気まぐれ天使(1976年10月6日~1977年10月19日、全43話)早稲田、大原麗子/酒井和歌子/坪田直子
気まぐれ本格派(1977年10月26日~1978年9月20日、全38話)神楽坂、山口いづみ/水沢アキ
左から「タイトル」「放送期間」「舞台ロケ地」「ヒロイン」です。
チャンネルNECO 石立鉄男アワー (今はそういう枠名ではなくなったようですが…) 『おひかえあそばせ』が放送中ですね??
— uran (@urawauran) October 10, 2020
石立&ユニオンシリーズがロケ地を巡る切っ掛けの一つだったので、記念すべき第1作のメインロケ地を3年前、当アカウント最初のツイートにしました??#おひかえあそばせ #石立鉄男 https://t.co/aNBWoIOegI
このOGPのように、舞台となったロケ地巡礼は、ファンの間では行われていて、私はほとんどリアルタイム放送時にまわりました(笑)
『おふくろさん』というドラマは、東京世田谷区の四谷軒牧場というところがロケ地でしたが、そのドラマだけはリアルタイムではなく20年後に行ったものの、牧場はつぶれていて、ファミレスになって隣に牛魂碑がたってました。
1月18日からチャンネルNECOでまた石立鉄男ドラマ「気まぐれ天使」(全43話)の再放送が始まるらしい。https://t.co/EDIKVQnjnA
— カエル岩 (@kaeruiwa1963) January 9, 2021
エドちゃんさ「おひかえあそばせ」ってドラマをチャンネルNECOで初めて見たんだけど大坂志郎さんが主人公でその娘たちに石立鉄男さんが絡む面白そうなドラマ??????もう第4話だった????誰か見てた?????? pic.twitter.com/QIdExPbSJf
— TIME TUNNEL & エドちゃん?? (@iOFBe1lH77tzqS7) August 25, 2020
石立鉄男シリーズ関連のツイートは、もう数えきれないほどあります。
半世紀も前のドラマなのに、今もファンから愛されているのです。
テレビドラマを映画のように撮影
このドラマのひとつの特徴は、いわゆる「テレビ映画」でした。
16ミリフィルムを使って、映画のように撮影されました。
どういうことかというと、
『#パパと呼ばないで』は16ミリフィルムの「テレビ映画」。1台のカメラで役者は同じシーンを何度も演じ、その都度角度を変えて撮ります。大坂志郎は背を向けているのに次のシーンでは顔が見えます。スタジオセットドラマは手前の一辺を開けて座ります(寺内貫太郎一家)今日は石立鉄男さんの命日です。 pic.twitter.com/42A1JXUyzm
— 富士壱太郎@ネット著述屋 (@fuji_ichitarou) June 1, 2021
映画の撮影方法は、役者はひとつのシーンを何度も演じ、そのたびにひとつのカメラで、別の視点から撮ります。
役者は、同じ演技を続けなければならないので大変ですね。
下手な役者は、演じるたびに変わってしまうのです。
高峰秀子が、加山雄三のことをそう言っていました(笑)
ただ、その方が自然に撮れます。
たとえば、『パパと呼ばないで』は、上のOGPのように、主要な登場人物(大坂志郎)でも背を向けていますが、次のカットでは酒を飲みながらセリフを言っています。
これは、このシーンを少なくとも2度演じて、カメラの位置を変えて撮っているということです。
最初は大坂志郎の背中から、もう1度は大坂志郎の横から撮っているわけです。
一方、テレビ局のスタジオドラマは、セットの前に固定した3台のカメラを置いて撮ります。
この方法ですと、NGを出さなければ、1つのシーンを3つの視点で1発で撮れるわけです。
ただし、その場合、全員の顔を撮るには、固定された3台のカメラに役者は背を向けられないので、飯台の座り方は、手前の一辺には誰も座りません。
石立鉄男シリーズとは、ユニオン映画という、日本テレビが出資して日活のスタッフが入って作った下請け制作会社です。
野球中継がない時に放送する雨傘番組、映画で言うなら「プログラムピクチャー」でしだか、良質な演者やスタッフで評価を高めていった作品だと思います。
未見の方は、チャンネルNECOでもDVDでも、ぜひご覧ください。
パパと呼ばないで DVD-BOX I - 石立鉄男, 石立鉄男, 杉田かおる, 大坂志郎, 三崎千恵子, 松尾嘉代, 富士真奈美
雑居時代・Blu-ray - 石立鉄男, 大原麗子, 山口いづみ, 杉田かおる, 大坂志郎, 冨士真奈美, 川口晶, 川崎敬三, 千野皓司 他
水もれ甲介 DVDコンプリートBOX 下巻 - 石立鉄男, 村地弘美, 原田大二郎, 森繁久彌, 左幸子, 名古屋章, 石立鉄男
気まぐれ本格派【Blu-ray】 [ 石立鉄男 ] - 楽天ブックス
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