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貴乃花が孤立を深めているとマスコミは書きたてるが? [スポーツ]

貴乃花と息子の花田優一の確執に乗じて、実父の二子山親方や花田虎上らとの間に溝ができたことまでも含めて、もっぱら貴乃花の「気難しさ」に還元する中傷が、女性週刊誌を中心につい先日まで活発でした。

たとえば先日は、リアルライブなるサイトに、『両親だけでなく妻、息子まで…貴乃花「絶縁」の歴史』なる記事が更新されました。

以下、貴乃花は貴乃花、そのお父さんは貴ノ花と書きます。まぎらわしいですが、よろしくおねがいします。



記事によると、「貴乃花はこれまでにも家族との「絶縁」を繰り返してきた」と書かれています。

1.1998年ごろ整体師に洗脳され、実父で師匠の二子山親方(11代目)と交流を断ち、絶縁状態と報じられた。
2.兄の花田虎上こと花田勝(3代目若乃花)と相撲への向き合い方を巡って確執が高まった
3.母の藤田紀子とは2001年に二子山親方と離婚してギクシャクし、兄との不仲を強い口調でたしなめられたことで絶縁状態になった
4.河野景子の姿勢を問題視する声もあったが、実際には貴乃花のモラハラ的な行動があって離婚した

記事はそう述べた上で、「さまざまな事情はあるのだろうが、父、兄、母、妻、子と周囲との関係を次々と終わらせる貴乃花には、やはり気難しい部分があると言えそうだ」と、悪意に満ちたまとめ方をしています。


「絶縁」の一言にまとめていますが、貴乃花は父親・元貴ノ花の最期を看取り、葬儀も喪主だったはずです。

ですから記事は、そもそも前提となる事実認識を間違えています。

それに、親兄弟との絶縁、妻との離婚、子の勘当は、それぞれ別の事情です。

「お別れした」現象だけで、それを一緒くたにすること自体、粗雑な観察です。

たとえば、親兄弟は、貴乃花が好き好んで肉親になったわけではなく、生まれ持っての「ほしのもと」です。

つまり、かりに親兄弟がどんなにひどい人だったとしても、貴乃花には何の責任もないのです。

むしろ、親子という関係で見れば、貴乃花は絶縁することでしか、肉親からは逃れることは出来ない立場なのです。

離婚については、自分が選んだ相手ですから、その限りで責任はあります。

ただし、人間関係は相手あってのことですから、離婚に至った齟齬について貴乃花一人の責任とすることはおかしいでしょう。

しょせん他人なのですから、結婚前にわかることは一部ですし、結婚してから変わってしまうこともあります。

その場合、別れてやり直したほうがお互いのために良いことだってあるじゃないですか。

子については、貴乃花には親としての責任があります。

メディアで叩かれ放題のダメなやつ・花田優一ですが、話題になっている貴乃花との齟齬自体は貴乃花に軍配が上がったとしても、そもそもそんな不実で責任転嫁してちゃらんぽらんな息子を育ててしまった、父親としての不明は恥じるべきです。

つまり、貴乃花は毒親だった可能性があります。

ただ、その措置について、勘当することがいちがいに悪いこととはいえません。

そして、私の持論ですが、毒親は毒親に育てられるということです。

貴乃花がなぜ毒親になったのかを見ようとしないで、貴乃花の「気難しさ」の責任で思考停止している記事は、低級だと私は思います。

藤田紀子さんを誤解していたかも


では、貴乃花の両親である、先代貴ノ花と藤田紀子が悪いのでしょうか。

先代貴ノ花については、貴乃花を失望させた「あの事件」の責任は免れないでしょう。

それは、上記の記事が書いている、「整体師」云々ではありません。

貴乃花と若乃花の、兄弟対決による優勝決定戦の時に、貴ノ花が貴乃花に対して、「わかってるな」と、負けることを求めたことで、父を尊敬していた勝負師の貴乃花は、師匠として父親として、二重に失望してしまったという件です。


(同僚力士だった)悟道力「実際どうだったのって聞いたら(貴乃花は)、「いやあ、まあ、100番とって負けない相手に、決定戦で負けると思いますか?」っていうのが、貴乃花の一言ですよね。

貴乃花を絶望させたのは、貴ノ花だったのです。

そして、引退してから、「本当は相撲は嫌いだったけど、弟に付き合えって言われたからイヤイヤやったんだ」と、相撲をコバカにしたことを語ったのが、花田虎上です。

こんな父と兄ですよ。そりゃ、貴ノ花は意固地になるでしょう。

では、貴ノ花はそんなにひどい奴かというと、そうともいえないのです。

貴ノ花夫妻は、上掲の動画チャンネルオーナーの貴闘力さんがどん底の生活をしていたのを、入門前の中学生の時から引き取り、我が子同様に育ててくれたそうです。

入門前ですよ。飯だけ食って、中学出たらトンヅラするかもしれない、親戚でもない悪ガキを我が子と区別せず育てたのです。

貴ノ花の兄の元横綱先代若乃花こと花田勝治さんが、韓国で隠し子を作ったときも、弟子という名目で引き取って面倒見ていたのは貴ノ花・藤田紀子夫妻です。

もともと貴ノ花夫妻の部屋は藤島部屋といいましたが、藤島部屋は「八百長をしない部屋」として清廉潔白な部屋だったそうです。

だからこそ、貴乃花のような真っ直ぐな大力士が誕生したわけですが、「八百長はやめましょう」とという旗を掲げたのは、おかみさんの藤田紀子さんだったそうです。

私も含めて、世間は彼女を誤解していたのではないでしょうか。

本当は、河野景子なんかよりも、ずっと立派なおかみさんだったのです。

たぶん、花田虎上は、ちょっと無責任でちゃらんぽらんではありますが、父親の貴ノ花の気の優しいところを受け継いでいるのではないかと思います。

つまり、花田家の1人1人は、決して悪い人たちではないのです

では、どうして貴ノ花・藤田紀子夫妻は離婚し、家族はバラバラになってしまったのでしょうか。

誰のせいなのでしょうか。

前出の貴闘力は、動画で一度だけ名前を出しました。

「勝治」

そう、貴ノ花の兄である元横綱若乃花こと花田勝治さんです。



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二子山部屋の合流から崩壊が始まった!?


藤島部屋は、二子山親方こと花田勝治さんの親方定年により、二子山部屋を引き受けさせられました。

藤田紀子さんは、最後まで反対したそうです。

高いお金を払ってまで、二子山部屋なんかいらない。

藤島部屋として、今まで通りやっていきましょうと。

貴闘力さんの動画によると、二子山部屋は、藤島部屋のような清廉潔白な部屋ではなかったようです。

しかし、気の優しい藤島親方こと貴ノ花は、それを断れなかったのです。

二子山部屋の力士たちが合流することで、部屋の風紀も、相撲に対する考え方も、従来の藤島部屋のようなスッキリしたものではなく、次第に澱んでいったそうです。

そうなると、すべての歯車が少しずつ狂っていくんでしょうね。

それまで八百長を禁じた藤島親方こと貴ノ花も、きっと二子山部屋の現役時代は八百長をやっていたのでしょう。

昔の所属部屋に合流したことで、気持ちが低きに流れたのかもしれません。

よりによって、父親を尊敬する勝負師の貴乃花に、兄に対して負けよと暗黙の指示をしてしまったのです。

もちろん、お金が動いたわけでもなく、両者の示し合わせもありませんから、2人の対決は正確には八百長ではありません。

しかし、八百長を示唆した時点で、父と子の信頼関係、相撲の師弟関係は壊れてしまったのです。

これ以外にも、花田勝治さんの人格は、決して評判はよくありません。

以前、輪島さんの前夫人が、暴露本を出したことをご紹介しましたが、輪島さんと花田勝治さんの悪口が半々ぐらいでした。

さきほど、「毒親は毒親に育てられる」と書きましたが、「毒」の原点は、貴闘力さんがポロッと述べたように、花田勝治さんではないかというのが、私の見方です。

いずれにしても、うわべの出来事だけで、貴乃花の人格批判で思考停止するカストリ記事を、私は支持できません。

みなさんは、いかが思われますか。

花田家の隠し子―アボジと呼ばせて - 花田 河成
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kou

全く見当違いのコメントですが、貴乃花の本当の父親は輪島ではないかと思っていました。
by kou (2021-03-11 23:34) 

pn

毒の血(と言うには語弊があるか)が流れ続けてる感じですかね靴屋の場合は。詳しく知らないけど靴作らずに絵を描いたり歌うたったり何やってんだろう(笑)
by pn (2021-03-12 06:22) 

我流麺童

結局は大金が動く相撲界の影が生活にも出てしまったと思うのですが・・・。
by 我流麺童 (2021-03-12 06:27) 

なかちゃん


息子・優一の話は意図的に見ない聞かないとしていますので、全然分かりません。何の苦労もしていないくせに親の七光りで出てきたアンポンタン・・・程度です。
貴乃花は今でも好きです。週刊誌の面白おかしく書かれた記事を一切信じないからですが(^^;

by なかちゃん (2021-03-12 09:27) 

エンジェル

高校時代から相撲はよく見ておりました。当時はお父さんの貴ノ花のフアンでした。しかもその子達、つまり貴乃花達は私の母校の幼稚園に通っていたので、その子達が力士になって益々応援するようになりました。私はやっぱり弟の貴乃花が好きでした。その純粋さは相撲の取口にもはっきり出ていたと思います。なのでいっぷくさんのこの記事には納得です!!息子の事はよく知らないのでわかりませんが・・・
by エンジェル (2021-03-12 09:44) 

Rinko

家庭それぞれの事情があり、語っている人の情報が全てだとは思えません。貴乃花家族についてもしかり。
でも、なんだかことごとく家族がバラバラになってしまって、、、寂しいですね。
by Rinko (2021-03-12 10:44) 

十円木馬

純粋に相撲が好きなので、敢えてゴシップ記事には関心を持たないようにしています。
初代貴ノ花が全盛だった昭和45年頃からの約10年間の相撲が好きでした。対北の富士戦の2度にわたる物言いは今でも脳裏に焼き付いています。貴ノ花に限らず、輪島VS北の湖戦の力強さ、粘り強さが懐かしいです。
by 十円木馬 (2021-03-12 14:16) 

チナリ

こんばんは。

私のブログのnice!の欄にいっぷくさんのお名前と画像が出ていたので、驚いたとともにとても嬉しかったです。

出すぎたことを書いてしまいますが、現在の体調はいかがでしょうか?

私も長期間ブログから離れてしまうことがあるので偉そうなことは書けないのですが、いっぷくさんのペースで無理をしないでいただければと思います。

by チナリ (2021-03-12 21:36) 

扶侶夢

私たちは物事を「誰々が悪い」とか「誰々の責任だ」とか一方的な判断をしがちですがそれは軽率な判断の場合が多いです。
いっぷくさんの “赤字の部分”がいつも心に刺さります。「毒親は毒親に育てられる」は言い得て妙ですね。
by 扶侶夢 (2021-03-13 05:04) 

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