人気急上昇の「占い師のけんけんTV」で、谷原章介さんの観相をリクエストしているのは、ネガティブな動機を感じましたね。だってそうでしょう。彼は「正論」しか言っていない。だから癪に障るので、叩く根拠が欲しいということではありませんか。
叩く根拠やあら探しのリクエスト
「占い師のけんけんTV」ってご存知ですか。
有名人や、事件・事故の加害者の一般人まで診断する観相学です。
面相学と区別していて、プロフィールとか、報道などをもとにして占断しているので、どこまでが観相学かはあやしいですけどね。
要するに、けんけんさんの人間論考にすぎないのではないかと思いますけど。
それはともかくとして、You Tubeチャンネルは、視聴者のリクエストで占断する人を選んでいるようです。
それで、今までは、悪目立ちする人を選んできました。
事件・事故の加害者とか、放言・悪政の政治家とか、スキャンダルが話題になっているタレントとか、そういう人たちです。
ですから、悪い人を通じて「悪い観相」を知るためのリクエストだと思いました。
されを知ることで、悪い人とは付き合わないようにするための……。
でも、必ずしもそうとはいえないタレントの名前が出てきました。
俳優の谷原章介さんです。
彼は、どちらかというと正論、まあひねくれた書き方をすれば、「綺麗事」のコメントで、今まで、誰が聞いても失言とか、スキャンダルとか、そういうことは一切なかったはずです。
つまり、リクエストした連中は、「綺麗事」が気に食わなかったことになります。
それって、人間の汚い面ですね。
つまり、「正しいすぎる人」を叩く根拠がほしいのです。
もしくは、ウイークポイントを知りたいのです。
なんて卑劣な動機なんでしょう。
さすがに呆れました。
で、けんけんさんはどう答えているかというと、面相的にはほとんど問題なし。
占い師としては、むしろ「友だちになりたいタイプ」と言っています。
「騙すより騙される側かな。口元いいですよね。嘘をつくというよりは、何も考えないで言っているだけだと思います。ぼくのもとに、それほど観相学のリクエストが来るほど悪人じゃないですし、なんでこんなに、この人ひどく言われるのかなって気がしますね。冷淡で他人ばどうでもいいタイプ?冷淡じゃないですよ。おそらく優しいんですよ。優しさが見えない感じじゃないですかね。みなさんねー、観相学リクエストしますと言いながら、自分が思ってることとか、感じてることを(リクエストで)書いてくれるんですけども、他人はどうでもええ、クール、というのが多いですね。ロボットみたいとか、言葉に気持ちがこもってないとかなんですけど。でもそんな悪くなくって、悪く言うと『軽い』っちゅうか。テキトにペラペラ喋ってるという感じですね」
リクエストした連中。ざまーみろ。
正論を潰したくなるネガテイブ思考
谷原章介さんは、俳優としてだけでなく、司会やコメンテーターとしても活躍中。
そのコメントが、うすっぺらいだの、サイコパス(!)だのといわれているといいます。
サイコパスなんて、軽々しく書くもんじゃないですよ。
私は、谷原章介さんはきちんとしたコメントをしていると私は思います。
だいたい、観相学で弱みを知ろうという発想がおかしいよね。
だって、けんけんさん自身、面相だけでなく、その人の所作言動すべてを見るのが近代観相学といっています。
つまり、顔のこことここをみて、こうならこんな性格、とわかるものではないのです。
その人の歩みとか、過去の報道など徹底的に調べて、自分で考えて、自分で答えを出すということ。
観相学というのは、少なくともプロセスは、占いではなく人間論考なんです。
つまり、けんけんさんに依存していないで、自分の目と頭で考えろということです。
悪口を言える根拠を探してもらおうなんて、とんでもないことだよ。
2007年3月、谷原章介さんは、いしだ壱成さんの元妻で元タレントの三宅えみさんと結婚。
実子も含めて6人の子の親となっているわけですが、Wikiによると、芸能リポーターから、「いしださんのお子さん」という言い方を再三されて、「私の子ですが何か?」と返したエピソードも書かれていますね。
これね、なかなか言えることではないですよ。
これを読んでいるあんたも、連れ子と実子を育ててご覧なさいって。
とにかく、正論を言うやつは、いじわるしたくなる。
大衆よ。このネガティブ思考。なんとかなりませんか
とくに日本人は横並び思考なので、正論ばかり述べる「立派な人」は許せなくなるんでしょうね。
馬鹿さかげんさも横並びでないと気がすまないのでしょう。
谷原章介さんが明らかなヘマをした時、そのときは遠慮なくきちんと批判すればいいでしょう。
大衆、はっきり書くとB層がこんなふうだから、日本は停滞しているのです。
政治家やマスコミだけのせいにはできないと私は思いますよ。
日本人大衆B層よ。しっかりしろ。
まあ、私もB層かもしれないんで、自戒を込めて書いているつもりですけどね。
人間は間違い得るものです。
でも私は、谷原章介さんを陥れたいとは思わないけどね。
ヤキモチとかコンプレックスとか、負の感情とするのはもったいないよなと思います。
先日なくなったアントニオ猪木さんみたいにね、ジャイアント馬場さんへの嫉妬を、自分を高めるために使うならいいんです。
コンプレックスもそう。
コンプレックスがあるからこそ、向上心も湧いてくる、ということはあると思うのです。
ですから、嫉妬もコンプレックスも、否定はしません。
いかなる価値として存在するかですよね。
「きちんとしている」誰かを叩く、というのは不毛だと思います。
この記事を読まれたみなさんは、いかが思われますか。
運を呼び込む顔をつくる観相学 - 浄幸, 岡井
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