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高橋悦史、政治家も浪人もライトコメディーも演じた男の色気 [懐かし映画・ドラマ]

高橋悦史、政治家も浪人もライトコメディーも演じた男の色気

今日は、高橋悦史さん(1935年8月2日~1996年5月19日)の生まれた日です。文学座出身で、舞台、岡本喜八監督作品、山本薩夫作品、さらにテレビドラマなど数多く出演しました。作品も時代劇や政治・歴史もののような重厚なものから、ライトコメディーまで幅広く演じました。(上の画像は以下のOGPより)




高橋悦史とは誰だ


高橋悦史は大阪出身です。

立教大学(野際陽子と同期)在学中から演劇を始め、卒業後は、TBSラジオ劇団養成所⇒NHK俳優養成所⇒文学座付属演劇研究所⇒文学座研究生⇒文学座座員になりますが、研究生時代に映画やテレビから声がかかります。

文学座座員に昇格した1967年には、岡本喜八監督の『日本のいちばん長い日』の青年将校役に抜擢されました。


以後、文学座舞台、岡本喜八監督作品、山本薩夫作品、さらにテレビドラマなど数多く出演しました。

ママはライバル



『ママはライバル』(1972年10月04日~1973年09月26日、大映テレビ/TBS)は、『おくさまは18歳』『なんたって18歳!』に続いて、当時シリーズ化されていた岡崎友紀主演のライトコメディ第3弾です。

パイロットで、ヤモメ暮らしの父親(高橋悦史)と、明るい少女・早乙女ツバサ(岡崎友紀)。

ツバサは学校では人気者でしたが、青海マリ(純アリス)という美少女がツバサのクラスに転校してきたため、マリに人気が集中。

面白くなくなったツバサ(岡崎友紀)にはさらにショッキングなことが。

パパが結婚したいと紹介した相手が、なんとマリでした。

このシリーズは、担任の先生の妻(おくさまは18歳)、勤務先会社の社長令嬢(なんたって18歳!)など、岡崎友紀が自分の身分を隠していて、あやうくバレそうになるドタバタが売り物でした。

本作は、「結婚しても高校だけは卒業させたい。学校ではママということは内緒だよ」というパパの意向で、秘密の主体者は純アリスへ。

母親として、学校でも何かと岡崎友紀にマウントを取りたがる純アリスに対して周囲が不思議がると、「この人はマ……いえいえ、絶対に(母親とは)認めなーい」と、毎回岡崎友紀が葛藤するのが定番のストーリーでした。

昭和の古き良き時代を象徴するようなライトコメディーです。

ヤヌスの鏡



やはり大映ドラマの『ヤヌスの鏡』(1985年12月4日~1986年4月16日、フジ)は、サスペンス調の学園ドラマ。

主人公の小沢裕美(杉浦幸)は二重人格の少女です。

母親の由紀子(杉浦幸・2役)は、高校生の時に交際相手(高橋悦史)の子を妊娠しますが、男から捨てられてしまい、裕美を出産後に入水自殺。

以来、祖母(初井言榮)は由紀子を否定し、裕美に対しても暴力や折檻なども行うことで、裕美はガラスや陶器類の割れる音、裕美自身や誰かがぶたれたり、お香の匂いがしたりすると人格が変わり、凶暴なユミに変身するようになります。


高橋悦史は、その「裕美を捨てた男」ですが、捨てた理由は、初井言榮に「財産目当ての野良犬」と罵られたためでした。



鬼平犯科帳



中村吉右衛門版の『鬼平犯科帳』で、高橋悦史は与力の佐島忠介役を演じました。

『鬼平犯科帳』は、実在の人物である火付盗賊改方長官・長谷川平蔵を主人公とする捕物帳です。

高橋悦史にとっては遺作となったのですが、最後の収録はすでに闘病中で、入院先の宇都宮から京都まで移動して撮影に参加したそうです。

たしかに、痩せて顔色もドーランで隠していたように見えます。

登場シーンは極力少なくして、1日で撮了出来るように撮影スケジュールを調整したとか。


再放送のたびに亡くなったことを惜しむツイートが入ります。



数多くの作品に出演



高橋悦史は、それ以外にも、映画は『日本のいちばん長い日』(1967年)『肉弾』(1968年)『戦争と人間 第一部 - 第三部』(1970年~1973年)『愛の化石』(1970年)『金環蝕』(1975年)『不毛地帯』(1976年)『日本の首領』(1977年)『青春の門 自立篇』(1977年)『柳生一族の陰謀』(1978年)『皇帝のいない八月』(1978年)『日本の黒幕』(1979年)『凶弾』(1982年)『小説吉田学校』(1983年)『熱海殺人事件』(1986年) などなど、もうたくさん出演しています。

テレビドラマは、NHKの大河ドラマがなんと7作に出演。ABCの必殺シリーズは『必殺仕舞人』(1981年)『新・必殺仕舞人』(1982年)『必殺仕切人』(1984年)など3作。

NHK連続テレビ小説は『鳩子の海』(1974年~ 1975年)『おしん』(1983年~1984年)などに出演しています。

つまり、いろいろな役を演じているわけですが、上のOGPにある岡本喜八監督の『吶喊』における藩士役は、私が印象深い作品です。

常に男優としての色気がある人でした。

高橋悦史さん、覚えておられますか。




生と死の隣合わせに… - 高橋 悦史
生と死の隣合わせに… - 高橋 悦史
愛の化石 - 浅丘ルリ子, 高橋悦史, 渚まゆみ, 垂水悟郎, 川地民夫, 寺尾 聰, 石原佑利子, 清水将夫, 田宮二郎, 岡本愛彦, 鈴木岬一, 川野泰彦
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コメント 12

ナベちはる

あらゆるジャンルのドラマであらゆる役を演じたとなると、そこにいるだけで存在感や華を感じそうです。
by ナベちはる (2020-08-03 00:55) 

萌田かずきち

高橋悦史さん大ファンでした。
ヤヌスの鏡、懐かしいですね。父親役忘れてました(苦笑)。
鬼平の佐嶋が滅茶苦茶好きです。
幕末ファンなので、仙台藩だとカラス組や額兵隊とか好きです。カラス組細谷十太夫役は嬉しいですね。とても観たいです(*´ω`*)。
by 萌田かずきち (2020-08-03 04:21) 

ヤマカゼ

昭和のテレビに多く出演していましたね。
よく見かけた俳優さんで覚えています。
by ヤマカゼ (2020-08-03 06:11) 

kou

『鬼平犯科帳』は昔から好きで今もたまにBSで再放送を観ていますが、高橋悦史さんははまり役ですね。家庭、学園ドラマはあまり好きで無かったので他の作品は何となく覚えている程度ですが、いろんな役を器用にこなす良い役者さんですね。
by kou (2020-08-03 06:15) 

pn

仕舞人っすねー、お命ご用心ですよ(笑)
by pn (2020-08-03 06:20) 

shiho

高橋悦史さん、わぁ~!懐かしい。
by shiho (2020-08-03 07:15) 

やおかずみ

コメントありがとうございます。興味深く読ませていただきました。
by やおかずみ (2020-08-03 09:38) 

念仏親父

渋い俳優さんでしたね。
正月の時代劇「忠臣蔵」(浅野内匠頭が東で、大石内蔵助が松方弘樹)では、赤穂浪士の中心的存在でした。
DVDで、何故か毎年1回は、観ています。
by 念仏親父 (2020-08-03 11:39) 

Rinko

良く見る俳優さんだったのに、どの作品に出ていらしたのか思い出せませんでした。
そうか!「ヤヌスの鏡」や「鬼平犯科帳」!^^
by Rinko (2020-08-03 15:33) 

sana

高橋悦史さんね!
お顔と名前はよく…大人の男性で、ごく普通の役も出来るけど、いつもどことなく色気がある方でしたね。
「ママはライバル」のパパだったんだ…!
それは忘れてました^^;
by sana (2020-08-03 15:53) 

そらへい

高橋悦史さん、そんなに前に亡くなっていたのですね。
演技に熱が入ると鼻の穴が膨らむのが
印象に残っています。
by そらへい (2020-08-03 20:50) 

エンジェル

もちろん覚えていますが、何に出演されていたか例によって思い出せません(汗)でもいつも寡黙で渋い役柄だったと思います。
by エンジェル (2020-08-04 09:14) 

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