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日色ともゑ、『大草原の小さな家』『喜劇怪談旅行』など舞台、映画、テレビドラマで活躍 [懐かし映画・ドラマ]

日色ともゑ、『大草原の小さな家』『喜劇怪談旅行』など舞台、映画、テレビドラマで活躍

今日は日色ともゑさん(1941年6月4日~)の誕生日です。おめでとうございます。日色ともゑは、高校卒業後、劇団民藝俳優教室入所。その後は正式座員となり、1967年にNHK朝の連続テレビ小説『旅路』のヒロインに抜擢されてからは、舞台とともにテレビや映画でも活躍しています。



大草原の小さな家



たくさんの作品に出演されているので、どれを選ぶべきか考えましたが、やはり作品のネームバリューを考えると本作を外すことはできないでしょう。

『大草原の小さな家』(Little House on the Prairie)は、アメリカで1974年~83年まで放送され、日本でもNHKで1975年~1982年に放送されました。

19世紀のアメリカ西部開拓時代、ウィスコンシン州の大きな森に住むインガルス一家の父親のチャールズ(柴田侊彦)、母親のキャロライン(日色ともゑ)、長女メアリー(石川弘美)、次女ローラ(佐藤久理子)、三女キャリー(冨永みーな)、愛犬ジャックは馬車で豊かな土地を求め西部へと旅立ちました。

一家はカンザス州の大草原に辿り着き、新生活はスタート。

その後、様々な困難を乗り越える姿を通して、家族愛や人間愛の尊さを描いています。


今も、関連ツイートはたくさんあります。

声優は交代していますが、日色ともゑさんのイメージが強いという方が多いですね。





ご覧になりましたか、大草原の小さな家。

『加山雄三のブラックジャック』えらばれたマスク


あの顔が世界一の美女なんです

日色ともゑさんは、『加山雄三のブラックジャック』(1981年、松竹/テレビ朝日)の第4話『えらばれたマスク』に出演しています。

本作については原作と比較してこきおろす論調があるのですが、タイトルに「加山雄三の」とついているように、若大将がブラックジャックになったものです。

そして、画廊の坂東次郎という「もうひとつの顔」をのぞくと、ストーリーは原作に比較的忠実です。

今回の原作は、「『選』ばれたマスク」と、漢字表記です。

香港から来日した富豪の剛助(山内明)は、実の息子であるブラックジャック(加山雄三)に会いたがっていますが、加山雄三とその母親・康子(日色ともゑ)を捨てた過去があるので、ブラックジャックは今も実の父を許していません。

ブラックジャックは、代理人ということになっている坂東次郎(加山雄三)として、剛助(山内明)と会いますが、ブラックジャックと親子としての再会は断ります。

山内明は、親子としての再会は諦めましたが、皮膚がんの後遺症で、顔がボロボロになった元ミスユニバースの妻・蓮花の顔を整形し、世界一の美女に戻してくれ、といいます。

ブラックジャックは、剛助(山内明)に、康子(日色ともゑ)を愛していたのかどうかを確認し、剛助(山内明)の「もちろん」という答えを聞いたたうえで、手術を引き受けました。

要するに、母親に対する愛おしみと、父親に対する恩恵と憎しみの入り混じった複雑な思いを、ドラマは描いているわけです。

そして、包帯を取る日になりますが、包帯の中から出てきた蓮花の顔は、康子(日色ともゑ)の顔に整形されていました。

剛助(山内明)は、約束が違うと怒りますが、坂東次郎はこう言います。

「ブラックジャックにとっては、あの顔が世界一の美女なんです。あなたにはわからないんですか」

日色ともゑさんの顔が、これほど輝いて見えた回はありません。




喜劇怪談旅行


喜劇怪談旅行

『喜劇怪談旅行』(松竹)の主演はフランキー堺です。

瀬川昌治監督による『喜劇〇〇旅行』シリーズ11作中の10作目にあたります。

シリーズを通して、国鉄(現JR)のどこかの路線でフランキー堺は働いています。

今回は、紀勢本線の港町太地駅の駅長として赴任して来ました。


部下の駅員は、かつての先輩だった乗客係の坂口庄作(三木のり平)と、その息子・大作(森田健作)、幸田(林ゆたか)、杉山(三城康裕)など。

フランキー堺の妻はすでに亡くなっているのですが、フランキー堺にだけは見える幽霊(日色ともゑ)で出てきます。

タイトルの「怪談」というのは、要するにこの幽霊妻のことを指しています。

夫が心配で、亡くなってもあの世に行けないという設定です。

フランキー堺は真面目で仕事熱心で、仕事があまりできない三木のり平をいつも叱っているのですが、入れあげている食堂の女主人・由美(野川由美子)が、実は三木のり平の内縁の妻だったため、密かに失恋してしまいます。

ラストは、野川由美子に、前妻そっくりの女性(日色ともゑの二役)を紹介され、前妻は安心してあの世にいきます。

いかにも昭和らしいストーリーですね。

日色ともゑさん、どんな作品を覚えておられますか。

旅立ち - マイケル・ランドン, カレン・グラッスル, メリッサ・スー・アンダースン, メリッサ・ギルバート, ---
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加山雄三のブラック・ジャック DVD-BOX(3枚組) - 加山雄三, 秋吉久美子, 藤岡琢也, 松村達雄, 今井里恵, 田中邦衛, 番匠義彰, 渡邊祐介, 山根成之
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コメント 12

Rinko

そうでした!そうでした!
大草原の小さな家のお母さんの声の方^^
大好きな番組でした~。今でもすぐにあの声が浮かんできますよ^^
by Rinko (2020-06-04 09:58) 

青い森のヨッチン

最近放送されたNHKの大草原の小さな家ではお母さん役が日色さんからサザエさんのタイコ役の小林さやかさんになっていますね。
こどものころにリアルタイムで放送していたオリジナル版は見たことがないのですが日色さんのお声ならぴったりですね。
by 青い森のヨッチン (2020-06-04 14:39) 

ヤマカゼ

若いころの写真をみました。少しだけ三田寛子さんに似てますね。
by ヤマカゼ (2020-06-04 17:36) 

kou

大草原の小さな家、大好きな番組でした。懐かしいな~。
ブラックジャックはあまり漫画とイメージがかけ離れていて観てませんでした・・・。
by kou (2020-06-04 18:06) 

ヨッシーパパ

「大草原の小さな家」は、夕食の前に見ていた様に思います。
当時は、外国人に対する憧れが強かったので、楽しみに見ていました。
by ヨッシーパパ (2020-06-04 18:51) 

skeptics

庶民的な美しさが倍賞千恵子さんと似てますね。
考えさせられます。
by skeptics (2020-06-04 19:14) 

pn

おおお大草原の小さな家懐かしい!脳内で主題歌が流れてます。ひーろーがーるーそぉらにぃぃぃ(子門真人の声を当てて下さい)。
たしか3女の小さい頃は二人で演じていたって話聞いたけど当時これっぽっちも気付かなかった(笑)
by pn (2020-06-04 20:16) 

sana

あっ、そうでした!
「大草原の小さな家」のお母さん役、ぴったりでしたね。ぴったり過ぎて、あの女優さんの声のように混同してたけど、日本語だもんね^^;
確か…沢村貞子の自伝の朝ドラ化で、お母さん役でした。「女は泣いちゃいけない、泣いてたらおまんまがたけないよ」という言葉が印象に残ってます^^
by sana (2020-06-04 21:22) 

mau

大草原の小さな家、ドラマも小説も大好きでした。
by mau (2020-06-04 22:36) 

ナベちはる

「大草原の小さな家」は、名前を聞いたことがあるぐらいです。
by ナベちはる (2020-06-05 00:37) 

扶侶夢

『大草原の小さな家』はよく観ていましたが、吹替えが日色ともゑさんだとは知りませんでした。
私としては日色ともゑさんと云えば、やはり「旅路」ですね。林芙美子の「うず潮」樫木文枝の「おはなはん」そして日色ともゑの「旅路」が朝ドラの“はしり”三本柱です。
by 扶侶夢 (2020-06-05 17:56) 

そらへい

やはりNHK朝ドラ「旅路」ですね。
高校生の頃なので、試験で早く帰ったときとか
夏休みなどで見ていたのだと思います。
by そらへい (2020-06-06 20:26) 

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