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児島美ゆき、68歳フルヌード披露のキーワードは「ハレンチ学園」と「高倉健」か [懐かし映画・ドラマ]

児島美ゆき、68歳フルヌード披露のキーワードは「ハレンチ学園」と「高倉健」か

児島美ゆきさんが68歳のフルヌードを披露したことで話題です。かつて、自分にとって「黒歴史」だった『ハレンチ学園』について「60歳を過ぎて何かが吹っ切れた」そうですが、高倉健さんとのことも告白して、ますます自分を解放できたのかもしれません。(下の画像はDVDより)



児島美ゆきの胸の内


「実は以前からお話はいただいていたんですよ。でも、今回の一番のきっかけはコロナです。私は大金を寄付したりすることはできないけれど、『何か私にできることはないかな』と考えていたんです。そんな折、若い女友達や旧知のカメラマンの山岸伸さんに『美ゆきさんにしかできないことがあるじゃないですか!』と背中を押していただきました。こんな時代だからこそ、おじさまたちに少しでも明るい気分になっていただきたいと思って(笑い)」

と、書かれている記事がこれです。


Web掲示板では賛否両論ありますが、まあ私に言わせれば“根っこは同じ”。

つまり、全くの否定派、無関心派なら、そもそもいちいち記事にアクセスしてコメントまで書かないから(笑)

これまでの、児島美ゆきさんの芸能活動が頭に残っていて、何らかの関心があるのでしょう。

その原点といえば、やはり『ハレンチ学園』を挙げないわけにはいかないでしょうね。

ハレンチ学園



青春喜劇 ハレンチ学園』(1970年、日活)は、児島美ゆき(当時は児島みゆき)さんのデビュー作であり、出世作でもあります。

同作は、当時『少年ジャンプ』に連載されていた永井豪の同名のまんがを映画化したものです。

性的描写、そして教育現場の(権威を茶化した)描き方という2つの「タブー」に触れたため、PTAや教育委員会から批判がありました。

最終的に作者は疲れてしまったようで、最初はエッチな学園マンガに過ぎなかったのに、後半は、ハレンチ学園を教育界の恥だと目の敵にする大日本教育センターを登場させ、ハレンチ学園と殺し合いの戦争になるというトンデモないストーリーに。

児童がバタバタ戦死する救いのないバイオレンスな展開で締めくくってしまいました。

しかし、映画はその後半は一切描かず、前半のエッチな部分をナンセンスにまとめています。

あらすじ



私立聖ハレンチ学園の先生方は、どうみても普通ではありません。

西部劇かぶれの教師・マカロニ(宍戸錠)。

口の周りにひげを生やし、虎の毛皮を着て、原始人のような風貌をしているヒゲゴジラ(藤村俊二)。

丸越デパートと表示されているエプロンをフンドシにして、その上には何もはかない(一応広告塔)丸ゴシ(小松方正)。

小さなテントのような紅白のパラソルを身にまとうパラソル(由利徹)。

harenchisensei.png
『ハレンチ学園』より

そのほか、園長に上田吉二郎、赴任してきた新卒の若い女教師にうつみみどり(現うつみ宮土理)、作者の永井豪をモデルにしたベレー帽を被った教師・木戸に大泉滉、職員に左卜全、PTA会長に三遊亭歌奴時代の三遊亭圓歌などが出ています。

生徒は、その後、テレビ版でも同じ役を務めた柳生みつ子の児島みゆき(現児島美ゆき)、その父親がなべおさみ、母親(父親ではない)がミッキー安川、祖父が十朱久雄……。

男子生徒の中心的存在の山岸八十八に雷門ケン坊、精肉店を営む八十八の父親が石井均、母親が小桜京子、その他、小松政夫も出ています。

考えてみると、出演者は当時の売れっ子喜劇人を揃えています。

でもストーリーは大したことありません(笑)

学園旅行と称して、生徒から多めに金を巻き上げ、盗んだ移動スーパーマーケット車両で目的地につき、先生たちは芸者遊びに明け暮れるという滅茶苦茶なストーリーです。

うつみみどりは、私が子供の頃のロンパールームのお姉さんなので、愛川欽也夫人になってからしかご存じない方とは、多少異なる思いがあるかもしれません。

うつみ宮土理

うつみ宮土理

本作では、かなり露出していました。若かったんですね。

うつみ宮土理

児島みゆきは、このとき18歳ですから、そりゃ、はつらつとしてますよね。

児島みゆき

児島美ゆきさん自身は、『ハレンチ学園』について、最初はお色気女優のレッテルを貼られたようで「黒歴史」だったそうですが、今は吹っ切れたといいます。


「60歳を過ぎて何かが吹っ切れたんです。どんな役であれ、50年近くたっても私のことを覚えていてくれるなんて素晴らしいって。黒歴史はまだ“白”とまでいきませんが、“ピンク”ぐらいにはなってきたかな。これからはもっと仕事もしたいし、恋もしますよ」

昭和世代の方、ハレンチ学園は、ご覧になりましたか。



高倉健との関係を暴露したら悪役になった件



児島美ゆきさんの「恋」といえば、高倉健さんとの「半同棲」についても触れなければならないでしょう。

数年前、田中邦衛さんが仲介して、高倉健さんと繋がりを持ち、しばらくお付き合いをしたと、児島美ゆきさん自身が暴露して話題になりました。

それによると、高倉健は交際していた時はデレデレ甘えていたのに、噂になったら、コソコソ逃げ出すように沙汰止みになったそうです。

その暴露に対して、高倉健「信者」からは批判があったという話です。

一般論として、男女の秘め事はペラペラ話すものではないと言われます。

ただし、この件に限って言えば、私は批判した人たちは本当に高倉健を理解したいわけではなく、薄っぺらいミーハーではないかと思います。←ミーハーを全否定しているわけではありませんがもったいないということ。

そもそも芸能人同士の付き合いです。

いずれ口外され宣伝に使われるもあり得る、と覚悟しないで軽率に手を出した、高倉健の脇の甘さの問題があります。

そして、高倉健の「コソコソ」の話は今回が初めてではなく、かつては倍賞千恵子のときにもありました。

関係が芸能リポーターに見つかったら、予告もなくあっさりと関係を自然消滅させてしまったという話です。

なぜそうするのかという真意はわかりませんが、たとえたんなる無責任で不誠実な男に過ぎなかったとしても、それが事実ならそれはそれでいいのではないでしょうか。

私はそんなことぐらいで、高倉健の映画を見たくなくなった、ということにはなりません。

いったい、一人の男に過ぎない俳優にナニを求めているんですか?

たしかに、私も子供の頃は、ご贔屓の女優やアイドルのスキャンダルに“シュン”としたことをこのブログでも書きますが、齢を重ねた現在は、むしろ、自分の興味ある人の「面白困ったエピソード」は知るとワクワクしますね。

なぜなら、その人の素晴らしい仕事ぶりや人柄を、その「振り幅」から確認するのが、真にその人を理解することにつながると思うからです。

以前も書きましたが、元南海ホークスの門田博光さんが、野村克也監督について、「おっさん(野村克也監督)は勝てば自分の手柄、負ければ選手のせい」などと、夕刊紙のインタビューで野村克也監督のたな卸しをしていたので、当時いわれていた「不仲」は本当だったのか、と思いながら読んでいたところ、最後に、「でももし若返ってユニフォームを着ることができたら、またおっさんと野球がやりたいな」と結んでいました。

門田博光さんは、あえて野村克也さんの悪口をいうことで、マスコミが書いている野村克也さんの欠点がたとえ事実であっても、そんなことに関係なく私は野球人として野村克也さんを認めるのだ、ということがいいたかったのだと思います。

私は、人間を理解するというのは、こういうことなんだとぽんと膝をたたきました。






日本の社会は、とかく亡くなった人を嘘くさい美談一辺倒で偲び、少し時間が立つと逆に極悪人のようにこれでもかと虚実を織り交ぜて貶めるパターンですが、どうしてもっと、ありのままの表と裏を重層的に語り、その人の人格や存在感をまるごと振り返ることができないのかなあと思います。

裏があるから表が光るのです。短所があるから長所が伸びるのです。

物事はすべからく弁証法的なものだと思います。

日本人の社会は、その点が未熟で不器用ではないかという気がします。

ハレンチ学園 コレクターズDVD <デジタルリマスター版>【昭和の名作ライブラリー 第32集】 - 児島美ゆき, 大辻伺郎, 小林文彦, 井上昭文, 郷鍈治, 桂小かん, 左卜全
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実録・鯨道11 [DVD] - 堀田眞三, 児島美ゆき, 立花理佐, 本宮泰風, 岡崎二朗, デビット伊東, 松田ケイジ, 武蔵 拳, ガッツ石松, 綿引勝彦, 田代まさし
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GORO昭和51年8月号 アグネス・ラム 児島美ゆき

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  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2020/05/21
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コメント 13

marimo

大胆な学園ものが放映されていたのですねw
今だったら抗議電話が殺到しそう(;^_^A
by marimo (2020-05-21 09:02) 

おっつぁん

お色気女優が、天下の映画スターには釣り合わないとか
格や身分差別の気持ちがあると思います。

by おっつぁん (2020-05-21 13:28) 

みうさぎ

まぁ人間ですから神様ではないので
68才のフルヌード良いんじゃあないかな
綺麗に修正してくれているでしょうし
クスッ
高倉健さんの意外な面知りましたわっ
俳優さんはイメージがありますから
そんな一面があって当然ですね
(´艸`*)
笑うイメージは全くないですが
なるほど 為になりましたわっ

by みうさぎ (2020-05-21 16:21) 

テリー

高倉健と児島美ゆきが、半同棲でしたか、確かに、昔は、今ほど、うるさくなかったですね。

by テリー (2020-05-21 17:06) 

ヨッシーパパ

ハレンチ学園は、毎週楽しみにしていました。^_^
by ヨッシーパパ (2020-05-21 18:46) 

pn

確かマガジンでデビルマン連載するからハレンチ学園やめちゃったんじゃなかったけかな?
その割にすぐジャンプでマジンガーZが始まったとか何かで読んだ気が(^_^;)
by pn (2020-05-21 19:12) 

kou

ハレンチ学園のテレビ放映はこちらではしてませんでしたが、映画については当時通っていた小学校で観に行かないようにと指導がありました。でも何人か観に行き、学年総会で教師から名指しで怒られていました。懐かしいです。
by kou (2020-05-21 19:58) 

犬眉母

格好いい役の人が、私生活も格好よかったら
面白くないですしね。
案外、気の小さい人なのかもしれません。
人格者ではなくても、むしろ脇が甘いほうが
人間的魅力があるし、俳優としても面白いと思います。
by 犬眉母 (2020-05-21 22:19) 

mau

作品どおりの人だと勝手に解釈して騒ぐ人はいつでもいますね。
by mau (2020-05-21 22:31) 

yokomi

まっ、いろんな事を知るにつれて、理解が深まるもんですよね(^_^)v
by yokomi (2020-05-21 23:47) 

ナベちはる

68歳でフルヌードとは、挑戦的ですね。
by ナベちはる (2020-05-22 00:39) 

pigumon

『ハレンチ学園』 懐かしいですね
当時は 無茶苦茶観たかったのですが(笑)
家族の居る手前 観る勇気が無かったです(笑)
でも 今も
68歳の フルヌード
観る勇気無いです(笑)
でも ちょっと観たいかな〜

by pigumon (2020-05-22 03:14) 

そらへい

ハレンチ学園の先生方、いずれも一癖も二癖もある
錚々たるメンバーですね。
よく揃えたものです。
by そらへい (2020-05-23 16:14) 

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