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佐藤竹善、コカ・コーラのCMソング『I feel coke』で一世を風靡 [懐かし映画・ドラマ]

佐藤竹善、コカ・コーラのCMソング『I feel coke』で一世を風靡

今日は佐藤竹善さん(1963年5月5日~)の誕生日です。おめでとうございます。世に出る大きなきっかけになったのは、1987年~1989年にかけて流れたコカ・コーラのCMソング『I feel coke』。「さわやかテイスティ I feel coke」のキャッチフレーズで一世を風靡しました。(画像は1986年CM『I feel Coke』より)



コカ・コーラCM


コカ・コーラのCMは長い歴史を誇りますが、その都度洒落たコピー、旬のタレント起用、そして人々が口ずさみやすいCMソングを提供してきました。

1960年代


私にとってもっとも古い記憶は、加山雄三が出演。調べてみると1968年から出てるんですね。


コークと呼ぼうコカ・コーラ、スカッとさわやかコカ・コーラ。

いずれも、このときうまれたコピーです。

お母さんの小桜葉子が、美容体操や自然食を広める活動をされていたので、息子が添加物と砂糖のたくさん入ったコーラのCMを宣伝するのか、と冷やかす人もいましたが、加山雄三のCMによってコカ・コーラはポピュラリティを獲得したと思います。


ピンキーとキラーズも印象に残っています。

1960年代らしく、商品名連呼型のCMですが、今陽子がメロディにのせて明るく歌うので、つい一緒に歌ってしまいそうです。


この頃は、スターが出てきて商品を連呼して視聴者が憧れて商品を手にする、古き良き時代でした。

1970年代のコカ・コーラCM


1970年代になると、ここから一歩進んで、たんなる商品の連呼ではなく、いまふうにいえばコンテンツとしての完成度を高め、ドラマ性やドキュメンタリーとしての体裁をとるなどしたイメージ重視のCMに発展しました。

私が印象深かったのは、朱里エイコが力強く歌う『コカ・コーラ、潤いの世界』編です。

といっても、朱里エイコは歌だけで、映像は有名人が出演しているわけではなく内容重視。

気持ちが暖かくなるような若者の笑顔と躍動のシーンを描き、「生活に生きがいを持っている人々の喉の渇きを癒す清涼飲料」(https://www.cocacola.co.jp/stories/history-6)というモチーフを映像で表現しました。


どうですか。今見ても、完成度の高いCMだと思います。

そして、1980年代、100周年に『I feel coke』


1980年代前半は、公式サイトによると、「短いキャッチフレーズに特徴があ」ったといいます。

「Yes Coke Yes」と「Coke is it!」がそうです。

所得水準の伸びで、若年層など観光マーケットが海外に拡大された「国際化の時代」が横文字オンリーのコピーの誕生につながったのだと思います。

「Yes Coke Yes」は、60年代のように森繁久彌や矢沢永吉など既存のスターをCM本編に起用しましたが、そうした出来上がったスターだけでなく、新人の早見優のCM起用も忘れられません。


ハワイ育ちの早見優のプロモーションと、国際化社会の先駆けとなるコピーの相乗効果があったCMです。

そして、1986年。

「コカ・コーラ」誕生100周年記念を受けて登場したのが、『さわやかテイスティ、I feel coke』です。

日本語と英語が入ったコピーです。

『コカ・コーラ、潤いの世界』編同様に、生活に生きがいを持っている人々の喉の渇きを癒す清涼飲料というモチーフにより、市井の人々編と、ケン・ブレニスら、若い俳優やモデルを起用したものとが作られました。


私は、数ある『I feel Coke』の中でも、その後者のものが一番だと思っています。

伊原剛志がローラースケートを後ろ向きに走ってひっくり返ったり、ケン・ブレニスがキャッチボールで暴投したりなど、若者たちが生きていることが楽しくて仕方がないことがわかる「バカをやってる」シーンの後に、出演者たちの笑顔が続き、ラストは松本孝美の笑顔で締めています。

世代的に同じなのですが、私はちょうど結核を患って人生を儚んでいた(笑)時期だったので、復学も就職もせず、ブラブラしながらこのCMを見て、ああ、自分もこの仲間に入りたいが、入れるものだろうか、なんて思っていました。

市井の人々編は、警察官がコカ・コーラを飲みながら警らしていたり(飲まねえよ)、結婚式で花嫁はじめ列席者が飲んでいたり(着物にこぼしたら大変だ)など、ツッコミどころもあるのですが、そこがまたご愛嬌で、出演者がこれでもかこれでもかと笑顔を振りまくので、コーラ1本でそんなに幸せになれるのかあ、と見ているうちにCMに引き込まれ胸いっぱいになる展開でした。



『I feel Coke』といえば佐藤竹善


今ネットを検索しても、「バブル期のコカ・コーラのCMは最高も最高。まさに爽やかテイスティ。ポイントは何と言っても佐藤竹善です!」(https://middle-edge.jp/articles/PAF6a)など、絶賛するページが次々出てきます。

もっとも、『I feel Coke』という楽曲自体は佐藤竹善には権利がないそうで、CMの方も、上田正樹編や山本潤子編などがあります。

しかし、やはり『さわやかテイスティ、I feel Coke』は、佐藤竹善の世界という印象が強いですね。

Free as a Bird -CORNERSTONES 5- - 佐藤竹善
Free as a Bird -CORNERSTONES 5- - 佐藤竹善

コカコーラ(Coca Cola) ティッシュケース・ホルダー 赤 9×26×13cm Coca-Cola ティッシュケース PJ-TC01 0009486-0001
コカコーラ(Coca Cola) ティッシュケース・ホルダー 赤 9×26×13cm Coca-Cola ティッシュケース PJ-TC01 0009486-0001

コカ・コーラCMソング データブック

コカ・コーラCMソング データブック

  • 出版社/メーカー: ジェネオンエンタテインメント
  • 発売日: 2005/09/10
  • メディア: 大型本



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コメント 13

pn

誰が何と言おうとも早見優だよ早見優、コカ・コーラは早見優(^^♪
それはさて置き若大将のポスター、手が小さくない?
by pn (2020-05-05 12:30) 

skeptics

CMにも歴史あり文化の反映ですね。
考えさせられます。
by skeptics (2020-05-05 14:34) 

mio

松本孝美さんって今どうしていらっしゃる
んでしょうね?父がこの方の大ファンで
CMが流れる度に「清楚で美人だ」と絶賛
していたのが懐かしいです。

当時、爽やかなイケメンの事を「コーラの
CMに出てきそうな子」とか「Coke is it」
と呼んでいました。
by mio (2020-05-05 14:49) 

marimo

佐藤竹善さんというと”Sing Like Talking”の人
という情報しかしりませんでした(;^_^A
by marimo (2020-05-05 14:54) 

そら

コカ・コーラは自分も勿論知ってる商品です。当たり前に手にしてましたけど、歴史があって面白いですね。お洒落で爽やかなイメージは、CMで作り上げてきたんですね。
by そら (2020-05-05 16:22) 

そらへい

加山雄三、自作の「旅人よ」をコーラのCMに提供していましたね。
私がコカコーラを初めて飲んだのは中学生の頃
薬臭い匂いにうっときながらも
粋がって飲んでました。
by そらへい (2020-05-05 16:44) 

よーちゃん

コカ・コーラのCMはまさしく時代を映す鏡ですね。
竹善さんのCD、1枚だけもってます~!
by よーちゃん (2020-05-05 16:45) 

ヨッシーパパ

コカコーラは、それまで、サイダーやリボンシトロンぐらいしか知らなかった時代に入ってきた新しい飲み物でした。
コカコーラを飲むことがファッションでした。
by ヨッシーパパ (2020-05-05 19:09) 

ヤマカゼ

堰を切ったように次々に懐かしいのがでてきますね。
このフレーズ今も忘れていません。
by ヤマカゼ (2020-05-05 19:48) 

mau

脂っこい食べ物の時はつい、コーラを合わせたくなります。CMの爽やかなイメージも影響してるのかな?
by mau (2020-05-05 21:56) 

ナベちはる

コカコーラのCM、時代ごとの人気者を映し出していますね。
by ナベちはる (2020-05-06 00:26) 

Rinko

佐藤竹善さんのお誕生日だったんですね。
コカコーラのCMはどれも爽やかで、普段全く飲まないのに思わず手に取りたくなります^^;その辺りはさすがですね。
by Rinko (2020-05-06 08:42) 

まるたろう

自分はI feel Cokeの時といえば、
佐藤竹善氏を真っ先に思い出します。
Sing like TalkingのCDは結構持っていますので、
久しぶりに聞いてみたくなりました。
by まるたろう (2020-05-08 22:17) 

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