今日は伊藤沙莉さん（いとうさいり、1994年5月4日～）の誕生日です。おめでとうございます。伊藤沙莉さんといえば、先月から始まったNHKドラマ『いいね！光源氏くん』が話題です。はたして奇妙な居候・光源氏との関係はどうなるのでしょうか。（上の画像はNHK公式サイトより）
『いいね！光源氏くん』とはなんだ
もっぱら昭和の映画やドラマをとりあげてきましたが、今日は現在進行系のドラマをご紹介します。
よる23時30分開始という、昭和時代なら夜の番組の時間帯で放送されています。
女性コミック誌『FEEL YOUNG』（えすとえむ、祥伝社刊）で連載中の同名人気コミックが原作です。
が、正直、原作は私は読んだことがなくてわかりません。
普通、まんがの実写ドラマ化には反発がつきものですが、このドラマは好評なようですね。
たしかに、面白いのです。
烏帽子をかぶった男がSNSに熱中するなど、荒唐無稽なことを大真面目にテンポよく演じている「ゆる～く笑える千年の時を越えた“いけめん”居候コメディ！！」（NHK公式サイト）なので、つい見てしまいます。
『源氏物語』の登場人物である光源氏（千葉雄大）が現代にタイムスリップし、雑貨メーカーの企画課に勤務するOL（伊藤沙莉）の部屋に居候します。
伊藤沙莉は、いずれは過去に帰る人だからと我慢して告白しないでいると、そのうちに千葉雄大は車にはねられて消えてしまいます。
心配していると、今度は、やはり『源氏物語』の登場人物である頭中将（桐山漣）が出現して居候をはじめます。
その上、インスタグラムを見ると、光源氏は無事でしたが、いつの間にか海の向こうで楽しくやっている様子。
伊藤沙莉は、スマホを上手に扱う桐山漣をたきつけて、和歌の詠み合いでつながった千葉雄大と再会します。
しかし、2人も居候させておくことはできず、伊藤沙莉はキャバ嬢の妹（入山杏奈）にどちらか（といいながらできれば桐山漣）引き取ってくれる人を探してもらい、ホスト（神尾楓珠）に預けたところ、なんと頭中将（桐山漣）はナンバーワンのホストになってしまいました。
一方、伊藤沙莉は、光源氏（千葉雄大）のことが心にあるくせに、ツンデレで婚活を始めます。
ご覧になっていない方にとっては、さぞバカバカしい展開だと思いますが、ああ、令和の時代の若者ドラマというのはこういうのがウケるのか、と、時代の息吹を感じるようで、毎回楽しく視聴しています。
とにかく、テンポが良いですね。このようなコラムの論評もあります。
「今、20代の女優で1番上手いのは伊藤沙莉だ。と、断言したくなるほど彼女の演技は刺さる。ハズレがない。コメディからシリアスまで両方成立させる技術力と、すぐそこのコンビニで買い物をしているような親近感。場面ごとにクルクル変わる表情を見ているといつの間にか感情移入し、全力で応援してしまう。」
率直に言って伊藤沙莉のルックスがいいのです。美女という意味ではなく、いうなれば“ちょっとだけブス”というあたりの評価。
と、書くと、ルックスの評価はセクハラと言われますか。表現がまずかったかな。
でも、それは視聴者が感情移入できるかどうかという点で、すごく大事なことなんですね。
要するに美女でない者であるがゆえの、些末な怖気づきとか、妙なこだわりとか、そういうところが「あるある」と、少なくない人に親近感を抱かせるのです。
ラブコメの面白さとは、そういうところにありますよね。
上記のコラムでは、彼女の魅力を「普通力」とも表現しています。
源氏物語とはなんだ
『源氏物語』は、平安時代中期に成立した、紫式部による日本の長編物語（全54帖）です。
全3部ありますが、3部のうちの後半の十帖は宇治十帖といって、文学の世界では独立した研究対象になっています。
光源氏は、『源氏物語』の主人公。
頭中将は、源氏の正妻の葵の上の5歳以上年上の兄になります。
つまり、2人は義理の兄弟というわけです。
こうしたドラマが話題になることで、文学作品に興味を抱くようになるかもしれませんね。
伊藤沙莉とは誰だ
本格デビューは、2003年のドラマ『14ヶ月～妻が子供に還っていく～』（2003年7月7日～9月8日、YTV/NTV）。
『名探偵コナン』の灰原哀のような、大人だけど薬によって子供になってしまった女性の役です。
ですから、本人は子役なのに、大人の佇まいでなければならないのです。
もう17年たってますから、当然現在は子役ではないわけですが、天才子役と言われた人たちのほとんどが成人後は消えてしまうのに、今回のような話題のドラマのヒロインほか、映画、CMなどに引っ張りだこなのがすばらしい。
まだご覧になったことのない方は、ぜひ『いいね！光源氏くん』をご覧になってください。
全員、片想い - 伊藤沙莉, 中川大志, 桜田通, 森絵梨佳, 広瀬アリス, 斎藤工, 知英, 佐津川愛美, TAKUYA, 新川優愛, 志尊淳, 千葉雄大, 清水富美加, 橋本マナミ, 横浜流星, 星由里子, 加藤雅也, 永田琴, 宅間孝行, 原桂之介, 藤井道人, 山岸聖太, 永田琴, 宅間孝行, 原桂之介, 藤井道人, 山岸聖太
荒唐無稽だろうが何だろうがテンポが良いと見やすいと思います、変な粗に突っ込む暇もなくストーリーが進むと見入ってしまう(^^♪
by pn (2020-05-04 10:15)
ひよっこの米屋の米子で初めて遭遇しました。
コマーシャルに出ていたりこのドラマに出ていたり、活躍がなぜか嬉しいです。子役からだったんですね。
by hagemaizo (2020-05-04 10:27)
このドラマはいつも録画して相方と観てます。
伊藤沙莉さんは綺麗系でなく、声も独特ですが気になる女優さんです。
by kou (2020-05-04 10:32)
こんにちは。
私は宵っ張りなので、なんとなくチャンネルをまわしていると、このドラマをやっていて、とても面白くてハマっています。男の子もかわいいけれど、 伊藤 沙莉のうまい演技に引き込まれますね。それとやはりコミック原作なのは、発想がすごいです。これからどんな展開になるのか楽しみです！
by coco030705 (2020-05-04 12:11)
こんにちは。
私のこのドラマはまってます。伊藤沙莉さんのテンポのいい演技が素敵です。
by やまびこ３ (2020-05-04 15:08)
このドラマはちゃんと見たことは無いのですが、面白そうな感じでした。
伊藤沙莉のルックスについて言いたいことはすごく良く分かります。同じ様な感想を持ちました。すごく美人でも超かわいい訳でも無いのに主役を演じると言うことはうまく言い表せられない魅力があるんでしょうね。
by こんちゃん (2020-05-04 15:47)
美人ではないけどいい味出している女優さん、上白石萌音さんもそういう感じでしょうか。
by ヤマカゼ (2020-05-04 16:44)
ハスキーボイスで、決してアイドル顔ではありませんが、演技は上手ですね。
by ヨッシーパパ (2020-05-04 18:51)
「これは経費で落ちません！」でも、いい味出してましたね～
by arigatoh1000 (2020-05-04 21:14)
最近は、漫画が贋作のもの多い気がします。
by mau (2020-05-05 00:01)
先日、偶然にこのドラマを見たのですが、「こういう人、普通にいそう」や「あるある」で面白かったです。
あと、突然俳句を詠むシーンが割と多くて「え、そこで読むの？」というのも…（笑）
by ナベちはる (2020-05-05 01:10)
ゴールデンタイムに放送できましたね。
by skeptics (2020-05-05 14:35)
伊藤沙莉さん、ドラマの脇役で凄くいい味出していますね。
なかなかいそうでいないキャラクターの女優さんです。
今度は『いいね！光源氏くん』で主役ですからね。
by そらへい (2020-05-05 16:48)