特撮の女王といえば初代『オバケのQ太郎』の声をあてた曽我町子 [懐かし映画・ドラマ]
きょうは曽我町子さん(1938年3月18日~2006年5月7日)の生まれた日です。『オバケのQ太郎』のQ太郎の声を当て、女優としては特撮テレビ映画に数多く出演。マニアからは“特撮の女王”といわれました。(上の画像は、左https://pbs.twimg.com/media/D3rx5jJV4AAaXOS?format=jpg&name=900x900、右は『泣いてたまるかVol.1』左下はhttps://matome.naver.jp/odai/2138251971319935601、右下はhttps://www.youtube.com/watch?v=cNqoO_yESeY、中央はhttp://kikimimi.shop-pro.jp/?pid=112653169 より)
曽我町子とは誰だ
曽我町子は、声優関連の養成を目的とした東京アナウンスアカデミーを卒業後、NHKの児童番組『みんな一緒』でデビュー。
注目を集めるようになったのは、『オバケのQ太郎』でした。
その後、派手な衣装と、エキゾチックな素顔を生かしたメイクによる特撮ドラマの悪役にポジションを獲得しました。
ベタだが曽我町子さん。
— サモすけ@趣味垢 (@samosuke2460) January 13, 2020
悪の魔女やら女王と聞くと真っ先に思い浮かぶ。#このツイート見た人はあなたの好きな特撮の敵を答えなさい pic.twitter.com/aAPWBQfma7
Wikiには、かなり仕事に厳しい方で、かつ悪役にやり甲斐を感じていたようです。
プロ意識が高く、仕事に対する姿勢は非常に厳しかった。台本・衣装等でスタッフが手を抜いたと思ったらすぐに注意を促し、用意された衣装に納得がいかないと自前で用意する程であったという。レギュラー出演した『恐竜戦隊ジュウレンジャー』では、台本に納得できずに一度は降板を申し出たこともあったとインタビュー記事で語っている。出演した作品はたくさんありますが、エポックとなった3作品をご紹介します。
悪役を演じるにあたっては、悪の魅力を前面に押し出すことを意識していた。後に『徹子の部屋』に出演した際に曽我はこれらの特撮系の仕事に触れ、「疲れるけど、楽しいわよ」と振り返っている。
オバケのQ太郎
1965(昭和40)年発売の『#オバケのQ太郎』絵本。Q太郎の声をアテた #曽我町子 女史は生前「大人向けのドラマの現場でも、Q太郎の声色で演るよう指示されたりして厭だった」と語っていた。★曽我町子インタビュー https://t.co/uGVVHtKqNJ pic.twitter.com/k1oT4LGqFl
— 昭和レインボー (@ShowaRainbow) March 10, 2020
『オバケのQ太郎』(1965年8月29日~1967年6月28日、東京ムービー/TBS)で、Q太郎の声をあてたのが曽我町子であるのは有名な話です。
それにしても、昔のヒーローは(今もそうかも知れませんが)女性の声が多かったですね。
子供の頃、Q太郎(曽我町子)、ブーフーウー(大山のぶ代、三輪勝恵、黒柳徹子)、鉄腕アトム(清水マリ)、宇宙少年ソラン(朝井ゆかり)、ゲゲゲの鬼太郎/いなかっぺ大将(野沢雅子)などなど、主人公である少年の声がいずれも女性だったので、どうしてなんだろう、と疑問に思ったものです。
曽我町子さんは、この作品で名前は出たものの、曽我町子=Q太郎というイメージが定着してしまい、そこからの脱却に悩んだようです。
泣いてたまるか/やじろべえ夫婦
『泣いてたまるか・やじろべえ夫婦』より
『泣いてたまるか』(1966年4月17日~1968年3月31日、国際放映/TBS)は、渥美清が毎回全く異なるストーリーと役柄で出演した一話完結のドラマ。
なにか大きな自己実現があって、ハッピーエンドというわけではなく、「こんな人がいて、こんなことがあって、でも相変わらずこんなふうに暮らしています」という地味な物語です。
その第2話『やじろべえ夫婦』(1966年6月5日放送)に、曽我町子が出ています。
おもちゃ会社で働く渥美清は、おもちゃを作るのが大好き。
しかし、月給を新しいおもちゃの開発につぎ込んでも当たらず、職場は解雇され、いろいろな仕事を転々としますが結局長続きせず。
曽我町子は渥美清の妻ですが、実家の父親(伊志井寛)が、甲斐性のない渥美清に見切りをつけ実家に戻して別れさせたがっています。
が、渥美清はオモチャがあたったわけでもないのに、妻を連れ戻してしまう話です。
何かがあって連れ戻したわけでもなく、また連れ戻して何があるというわけでもない、キリのいい結末になっていない話なんですが、曽我町子自身は、渥美清や伊志井寛など先輩俳優と仕事をして、女優として生きていく決意をしたともいわれている作品です。
5年3組魔法組
曽我町子さんの魅力が詰まりすぎた作品、それが『5年3組魔法組』(*´ω`*) pic.twitter.com/fktxjrEX1i
— ぼびらこたま (@bobirakotama) February 13, 2020
『5年3組魔法組』(1976年12月6日~1977年10月3日、東映/NET)は、数多い曽我町子さんの特撮出演作品の中でも、代表作と呼んでいいのではないかと思います。
5年3組の5人組は、あることがきっかけで、おかしな魔法の7つ道具が入ったMJ(まじ)バッグを魔女ベルバラ(曽我町子)から預かり、魔法を使ったいろいろな出来事を経験する話です。
魔女は狂言回し的役割ですが、いざというときは5人組を助けるなどしっかりストーリーをまとめています。
なぜか途中で降板しましたが、担任の先生が団しん也でした。
昭和の時代は、こういうファミリーでも楽しめる子供向けレギュラードラマが必ずあったのですが、今はどうなんでしょうか。
曽我町子さん、なにか作品は覚えておられますか。
オバケのQ太郎 1 (てんとう虫コミックス) - 藤子・F・ 不二雄, 藤子 不二雄A
渥美清の泣いてたまるか DVD-BOX1 - 渥美清, 小山明子, 四方晴美, 黒柳徹子, 津島恵子, 左卜全, 弘田三枝子, 渥美清
5年3組魔法組 DVD-BOX デジタルリマスター版 - 増田康好, 曽我町子, 団しん也, 江村和紀, 尾崎ますみ
俳優を誇れる俳優が少なくなりました。
顔が二枚目だというだけで、
場当たり的で深みがない演技をやっている俳優、
いやだね~。
by 風太郎 (2020-03-18 09:58)
我らがヘドリアン女王(笑)と言えば星雲仮面マシンマンのボールボーイですね、特撮なのに声だけの贅沢な使い方(*´▽`*)
by pn (2020-03-18 13:52)
こんにちは。
曽我町子さん、女優でのお顔・印象は薄いですが・・・
Q太郎の声や被り物?姿でダミ声の悪者は記憶あります。
女性の声優さん、メインを張ってますね。
中性的な声の方が・・・
アニメ等の架空のキャラクターには馴染み易い可能性あり?
昔は、女優さんからの声優さんが多い気もします!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2020-03-18 15:50)
その名前とオバQの声は、私の中で一致しますが、それ以外はさっぱり知りませんでした。
by ヨッシーパパ (2020-03-18 18:40)
サモすけさんの4枚の写真、多分見ていたのかも知れないですが全然わかりません。
by ヤマカゼ (2020-03-18 19:53)
曽我町子の顔と名前はよく覚えていますが、お化けのQ太郎以外どんな作品に出ていたか全く覚えていません(^^;
by エンジェル (2020-03-18 22:22)
「恐竜戦隊ジュウレンジャー」がちょうど"世代"にあたる年代ですが、曽我さんは存じ上げませんでした。
by ナベちはる (2020-03-19 00:49)
[5年3組魔法組]見てましたよ!私も当時5年3組でした。曽我町子さんは とにかく個性的な方でしたね。
アニメ[花のピュンピュン丸]に出てくる ケメ子の声も曽我さんでした。
[泣いてたまるか] の写真を拝見して いわゆる?素顔の曽我さんの方が びっくりするくらい特撮映画の印象が強いです。^^
by ゆうのすけ (2020-03-19 00:59)
「ミクロイドS」のマメゾウと白黒の「サイボーグ009」の007もそうですよね(*´ω`*)。何故かアットホームなとこがあって憎めない悪役・へドリアン女王が、印象深いです。
by 萌田かずきち (2020-03-19 02:09)
顔や声が武器になるのも天賦の才です。
by skeptics (2020-03-19 04:25)
オバケのQ太郎の声の方ですか!
特徴的な声でしたよね。久しぶりにQちゃん観たくなりました^^
by Rinko (2020-03-19 07:42)
オバケのQ太郎は、よく観ていました。
が、しかしどんな声だったかは全然憶えていません。
ドラえもんもそうだったし、その他にもいろんな女性の方がヒーローの声をやっておられますね(^^)
by なかちゃん (2020-03-19 08:28)
「オバQ音頭」っていう曲が入ったソノシートを持っていました。
大人になってからは、レインボーマンの敵、魔女ゴッドイグアナ役が記憶に新しいですね(^^♪
by レインボーゴブリン (2020-03-19 18:22)
お名前は存じ上げませんでしたが…顔を拝見してあっと思いました。特撮もの結構見てたんだなぁ
by mau (2020-03-19 18:29)
曽我町子さんが、オバQの声を担当されていたのは知っていますが、特撮ものにたくさん出演されていたのは知りませんでした。
by そらへい (2020-03-22 20:30)