充電式コードレス電動ドライバーでPerforma 6260を解体してみた [パソコン・ネット]

充電式コードレス電動ドライバー(お宝通販)を買いました。主にジャンクパソコンの解体用です。ということで、届いたその日に早速、Performa 6260という1996年夏季限定モデルをハードオフに出そうと、ハードディスクを抜くために使いました。

充電式コードレス電動ドライバーとはなんだ
充電式電動ドライバーとは文字通り、ケーブルレスで、ネジの脱着を電動で行います。
これまでは、ネジぐらい手作業じゃないとだめだろう、電動なんて贅沢品だ、と自分に言い聞かせてきましたが、たとえばノートPCひとつとっても10箇所以上のネジ止めがされている場合があり、時間がかかるとそのうち、どこに使っていたネジかわからなくなってしまうので(汗)、作業効率化で使うことにしました。

公式サイト(https://item.rakuten.co.jp/otakaratuuhan/pt2000401/?s-id=ph_pc_itemname)より
今回購入したのは340gなので、持っていても重さが気になりません。
電動ドライバーと一口に言ってもピンからキリまであるのですが、安物でいいやと思いながらも値段では2180円 (税込)。
一応キリではありませんでした。
もっと安いものはあったのですが、ビット・アタッチメント44点セットだったので決めました。
つまり、ドライバーを44本持っているのに等しいわけです。
正直、いくら安物でいいと言ってもこれぐらいは欲しい。
もっと安いのですと、4点セットなんて言うのもありましたが、さすがにそれは少なすぎでしょう。
本体ビット部分はマグネットが内蔵されており、ビットの着脱も簡単です。
Performa 6260とはなんだ

Performaというのは、マッキントッシュが、MS-DOS5.0のリリースされた1992年から、インターネットが普及する1997年ぐらいまで売っていたローエンドのデスクトップパソコンのブランドです。
MS-DOSというのは、Windowsの前のOSです。
MS-DOSが5.0になって完成度が高くなっただけでなく、搭載するハード(PC/AT互換機)の安価なマシンが市場に次々投入された頃で、高級志向のマッキントッシュも、ローエンドマシンをリリースして対抗したわけです。
Performa 6260は、当時妻が使っていたLC475というマシンのリプレイスだったのですが、購入は私の判断でした。
理由は、オプションでTVチューナーがつけられたのです。
当時は、ビデオをデジタル化し、さらに言葉は文字に起こしてデータベース化するのが私の理想でした。
しかし、時は流れ、デジタル化デバイスは安価で購入でき、文字起こしやデータベース化はスマホでGooglekeepを使えばある程度可能になり、何よりPerforma 6260はmacOS9.1までしか対応していないので、どう考えても役割を終えたマシンと確認。
いつもなら、解体して新しいマシンの部品に流用する「ドナー」にするところですが、あまりに古すぎるので、まるごと処分したほうが価値が残ると思い、中を簡単に掃除してハードディスクだけを抜くことにしました。
Performa 6260を分解
Performaシリーズ、もう持っている方は……たぶんいらっしゃらないかもしれませんが、一応段取りをご紹介します。
完全バラバラは、フロントベゼル、リヤパネル、筐体後部の3箇所からはずすのですが、今回の目的のハードディスクドライブはフロントベゼルをはずして取り出します。
まず、筐体後部のネジを開けて、

基盤を引き出して、掃除します。

次に正面。下の方にラッチがあるので、ここに硬いものを突っ込んで、てこのようにして先をぐっと持ち上げるとフロントベゼルはとれます。

フロッピードライブには24年分のホコリが溜まっていました。

これは、スプレー式のダストブロワーではなく、掃除機で吸い取りました。
きれいになったところで、その下にあるハードディクスドライブを取り出しますが、

ネジがついているので、電動ドライバーであけます。

そして取り出します、

容量が800MBなのは仕方ないとして、規格はSATAではなくIDEです。

結構マウントがきつくて、ここも電動ドライバーの出番ですね。
ダミーで捨てても良いハードディスクをかわりに入れておいて、このハードディスクからは入っているデータを読み込みます。
ただし、IDE対応の外付けHDDケースや変換ケーブルは持っていないので、ヤフオクで探してみます。
まとめ
マックはWindowsマシンにくらべて分解がむずかしいイメージがありましたが、それほどでもなさそうです。
もっとも、部品はある程度新しいマシンでないと流用はむずかしいので、20世紀のマシンはそのまま処分したほうが良いかもしれません。ただ、ハードディスクは抜いておいたほうが良いでしょうね。
別の人が使ったとしてもデータを見られないようにするだけでなく、データだけを手元に残しておくこともできるからです。
ネジの数が多くなる分解・修理は、電動ドライバーの使用をおすすめします。
メインマシンを退いたビンテージマシンをお持ちの方、管理や処分はどうされていますか。

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懐かしいマッキントッシュありがとうございました。
by 風太郎 (2020-02-20 09:13)
マックは持ったことが無いですがいかにも懐かしい姿ですね。
3.5インチフロッピーが見えているね〜
そうですね。多いホコリは掃除機で取って奥の方などにダスターすればいいですね。
あと、細かいところは無水エタノールを綿棒に漬けて拭くといいと思います。
by HOLDON (2020-02-20 10:05)
これくらいのサイズだとバッテリーの持ちはどうです?
by pn (2020-02-20 11:16)
昔々からのパソコンは、我が家にもいくつもあります。
ただ、自分で分解とかはまだチャレンジしてません。
そういう工具は、ボクもいくつか持ってます。電動ドライバーもなかなか便利ですからね。
ボクの場合は農機具の整備に使うので、電動タイプとエアで動かすタイプとです(^^)
by なかちゃん (2020-02-20 12:41)
あの頃のMACはビビりながら使ってましたね、いつ爆弾マークが
出るかヒヤヒヤしながら使ってました^^;
MS-DOSはVer.5は僅かでVer.4からVer.6に移行した感じが
NECのPC-9801シリーズで使ってました。
by kinkin (2020-02-20 13:08)
いっぷくさんは器用なので羨ましい。私もLC520 を何とかしたいと思ってるんですが…面白い使い方を考え中です(苦笑)
by 扶侶夢 (2020-02-20 16:58)
MS-DOS、フロッピーディスクといった懐かしい用語に出会いました。私はNEC-98シリーズでした。
by 我流麺童 (2020-02-20 18:36)
パフォーマ、懐かしいですね。
2代目は、iMacのカラーがたくさんあるものです(ライトグリーンのような色でした)。
by ヨッシーパパ (2020-02-20 18:46)
僕も30年来のマックユーザーです。
MS-DOSやWindowsは仕事でしか使った事がありません。
今有るマックで一番古いのはカラクラⅡかな?
LC475も探せば有る筈。。。
僕は倉庫に積み上げてます、古いマック。
by まさおか (2020-02-20 20:35)
メーカー製のPCを解体するとは器用ですね。ちょっと前にmac bookをみたのですがメチャ高いですね。16万以上で、なんで今時この値段?と思いました。今はwin10に12Tを3台積んでますが、1枚40Mの写真データを扱うとあっという間に空きがなくなっていきますね。とほほです。
by ヤマカゼ (2020-02-20 22:13)
インパクトドライバーとドリルドライバー、どちらがいいのか。
考えさせられますね、考えさせられます。
by skeptics (2020-02-20 22:37)
24年分のホコリ、年数が年数なので相当な量がありますね。
少し掃除の仕方を間違えると全部がダメになってしまいそうで、怖いです…
by ナベちはる (2020-02-21 01:07)
MS-DOSにマッキントッシュ!
そのネーミングを聞いただけでタイムスリップできそうです。^m^
by Rinko (2020-02-21 08:22)
ずいぶん安くてコンパクトな電動ドライバーですね。
PCやオーディオの利用などならこれくらいの方が
使いやすそうですね。
by そらへい (2020-02-22 23:16)