SSブログ

キャシー中島に杉田かおるが“女優ダメ出し”した『雑居時代』 [懐かし映画・ドラマ]

キャシー中島に杉田かおるが“女優ダメ出し”した『雑居時代』

今日はキャシー中島さん(1952年2月6日~)の誕生日です。おめでとうございます。ハーフのモデルとしてCMデビュー以来、若干の中断はありましたが、ほぼ50年にわたって芸能界で活躍されています。そんなキャッシー中島さんも、かつては杉田かおるさんから女優ダメ出しをされたこともあったとか。(冒頭の画像はチャンネルNeco放送時より)



キャッシー中島さんの歩み


キャッシー中島さんは、アイルランド系アメリカ人の父親と、日本人の母親に生まれたとされていますが、本人曰く、「片親で育った」そうです。

CMモデルから、レポーターや司会者、コメンテーターなど、芸能界では長く活躍されています。

無名の時に1度結婚し、ある俳優とも同棲期間があったともいいます。

その後は、勝野洋と結婚して3人の子供に恵まれました。

ただ、娘さんを肺がんで亡くしたり、ご自身も皮膚がんを経験したりしています。

ずっと昔ですが、ドラマ『柔道一直線』でおなじみの桜木健一を特集する番組で、話の流れから桜木健一自身が「(自分は)片親で育ちましたから」と告白すると、その番組に出演していたキャッシー中島が、「私も片親。(同じ境遇のよしみで)結婚しちゃおうか」なんて番組内で“求婚”していたのを見たことあります。

キャッシー中島という人は、ざっくばらんで、でも陰翳に富んだ人生なのかな、なんて思いましたが、当たらずと言えども遠からず、かもしれませんね。

女優ダメ出し事件


さて、キャッシー中島が最近マスコミで話題になったのは、子役時代の杉田かおるから、「お姉ちゃん、演技下手ね。もう女優やめたら」と女優ダメ出しを食らい、「別に女優やらなくてもいいや」と思ったので「うん、そうするね」と言って本当にしなかったと告白したことです。


インタビューを読むと、当時はホームドラマが全盛で、自分の出る幕はないと思っていたそうなので、別に杉田かおるに言われなくても、積極的にその方面に進むつもりはなかったようです。

2人が共演したドラマは、『雑居時代』というドラマの『第24話、鬼千匹』(1973年3月13日放送)という話です。

主人公のカメラマン大場十一(石立鉄男)は、大学の月謝を稼ぎたいからとモデル志願の女性(キャッシー中島)と、彼女と同じ寮に住む秀子(浅野真弓)の実家である伊豆の旅館に撮影に行きます。

後を追ったのが、キャッシー中島を紹介した芸能事務所池プロの社長(山本紀彦)、石立鉄男が雑居する屋敷の娘たち(川口晶、杉田かおる)です。

旅館で行われたショーで、傷痍軍人の一人劇を演じた旅芸人(玉川昭二)は、キャッシー中島を昔捨てた実の父親でした。

父親は契約が残っていたのにその旅館をさりますが、キャッシー中島はモデルにはならず、伊豆で父親がまた戻ってくるのを待つというストーリーです。



杉田かおるらが素晴らしすぎただけ


今回改めて観ましたが、たしかに熱演というほどでもありませんが、ドラマの足を引っ張るようなトンデモ芝居をしたわけでもなく、セリフも棒読みというわけではありません。

石立鉄男と山本紀彦はもう息のあった名コンビですし、杉田かおるはもちろん、浅野真弓も当時から勘の良い役者です。

その中に、女優としての実績も皆無の彼女が、ポンと入ったのです。

プロの役者たちといきなり同列に比べるのはさすがに気の毒でしょう。

私が最初にこの話を見たのは中学生でしたが、キャッシー中島の彫りの深い顔とヴォリュームあるスタイルはインパクトがありました。

CMとはまた違ういろいろな動きや表情を披露して、売出し中の彼女が出演したメリットはあったと思います。

気さくで陰翳に富む人生を送られたコメンテーターとして、キャッシー中島さんにはこれからもご活躍いただきたいと思います。

「石立鉄男」生誕70周年 雑居時代 デジタルリマスター版 DVD-BOX PARTI【昭和の名作ライブラリー 第1集】 - 石立鉄男, 大原麗子, 冨士眞奈美, 杉田かおる, 川口 晶, 山口いづみ, 大坂志郎, 川崎敬三, 浅野真弓, 山本紀彦, 千野皓司, 平山晃生, 手銭弘喜, 小山幹夫
「石立鉄男」生誕70周年 雑居時代 デジタルリマスター版 DVD-BOX PARTI【昭和の名作ライブラリー 第1集】 - 石立鉄男, 大原麗子, 冨士眞奈美, 杉田かおる, 川口 晶, 山口いづみ, 大坂志郎, 川崎敬三, 浅野真弓, 山本紀彦, 千野皓司, 平山晃生, 手銭弘喜, 小山幹夫

いちばんよくわかるキャシー中島のハワイアンキルト

いちばんよくわかるキャシー中島のハワイアンキルト

  • 作者: キャシー中島
  • 出版社/メーカー: 日本ヴォーグ社
  • 発売日: 2013/01/21
  • メディア: 大型本



nice!(202)  コメント(11) 

nice! 202

コメント 11

かずのこ

大原麗子さんが奇麗でした。
by かずのこ (2020-02-06 09:31) 

kou

杉田かおるやキャッシー中島のような破天荒な女優さんは少なくなりましたね。
個性があると思えば薬物を使用してたり。
昔のドラマが懐かしいです。
by kou (2020-02-06 11:09) 

なかちゃん

キャッシー中島、残念ながら名前しか存じません。
どの程度の下手な演技なのかは分かりませんが、ホントに下手なのか?あるいは杉田かおるの舌が過ぎたのかですね。
ボクは素人ですが、杉田かおるにしてもそんなに上手いとは思えません(^^;

by なかちゃん (2020-02-06 12:54) 

Boss365

こんにちは。
キャシー中島さん、女優のイメージないですが・・・
会話上手で好感持てるタレントです。
杉田かおるさんの発言は鋭い指摘ですね。
空気を読まない子供・天才子役なので仕方ない感じです。
キャシー中島さん、以前プロ並みのキルト制作されてました。
才能豊かなので・・・
厳しい芸能界?で現在も活躍されていと推測です!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2020-02-06 13:33) 

pn

肉を摘まんでダメ出しして無敵だな杉田かおる(笑)
by pn (2020-02-06 14:57) 

こんちゃん

今やキルト界の大御所だそうです。
この頃は多分高校受験でテレビをあまり見ていない時期でこのドラマもほとんど記憶にないです。
川口のスパムフライは四角く棒状にカットしたものに衣をつけて揚げてあります。スパムの味がちょっと薄く期待した味ではなかったです。
by こんちゃん (2020-02-06 17:58) 

ヨッシーパパ

若い頃は、セクシーなお姉ちゃんと言う印象でした。
by ヨッシーパパ (2020-02-06 18:44) 

tomi_tomi

こんにちは。昨年いっぷくさんの雑居時代をみて忘れていたものを思い出したように毎日毎日ネットで雑居時代をみてます。子供のころ大原麗子さんに憧れていたことを思い出しました。ありがとうございました!
by tomi_tomi (2020-02-06 18:52) 

mau

ハワイアンキルトで大成功した感じの方です。
by mau (2020-02-06 22:19) 

ナベちはる

>プロの役者たちといきなり同列に比べるのはさすがに気の毒

プロと言われる人たちの中にいきなりポンと身を置かれて、不安になったのではと思います…
by ナベちはる (2020-02-07 00:25) 

エンジェル

キャッシー中島さん、雑居家族に出演されていたんですね。女優というよりタレントのイメージが大きいです。今はハワイアンキルトで成功されていますよね。お嬢さんを亡くされて気の毒です。
by エンジェル (2020-02-07 11:47) 

Facebook コメント

Copyright © 戦後史の激動 All Rights Reserved.
当サイトのテキスト・画像等すべての転載転用、商用販売を固く禁じます