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『Googleサービスがまるごとわかる本 最新版』で知った『MindMup』を使ってみる [パソコン・ネット]

『Googleサービスがまるごとわかる本 最新版』で知った『MindMup』を使ってみる

『Googleサービスがまるごとわかる本 最新版』(三才ブックス)が、Amazon kindle Unlimited 読み放題のリストにあったので読みました。改めてGoogleプロジェクトの壮大さには驚くばかりですが、その中に記載されていたアプリ『MindMup』を使ってみました。



Googleアプリ/サービスだけでパソコンもスマホも完結できる!?


このブログをご覧になっている方で、Googleサービスと無縁である、という方はまずいらっしゃらないと思います。

検索窓のGoogleはもちろん、Yahoo!も、Googleが開発した検索エンジンです。

Google日本語入力は、MicrosoftIMEをすでに凌ぎ、有料のAtokと人気を二分しています。

ブラウザのGoogle Chrome国内シェアは、Chrome 78.0、Chrome 79.0、Chrome for Android、Chrome 49.0で合計53.58%と、過半数を占めています(https://webrage.jp/techblog/pc_browser_share/)。

そして、Googleアカウントを取得することで、Google Chromeのアクティビティ管理(使用履歴や「お気に入り」Cookieなどのデータ)、メーラーのGmail/Inbox、データ保存やアプリ起動などができるGoogleDrive、画像や動画の保存/編集ができるGooglePhoto、スケジュール管理ができるGoogleカレンダー、Youtubeの履歴機能・動画公開、お気に入りの場所を検索や保存できるGoogleマップなどのサービスがネット上で提供されます。

そして、もちろんそれらはパソコンであれ、タブレットであれ、スマホであれ、端末を問わずデータの共有・一元管理がなされます。

とくにWindowsマシンやMacなど、スマホOS以外の端末は、検索以外のサービスがブラウザを通して提供されるため、はじめからハード・ソフトとも機能を削り、Chrome上でほぼすべての作業を行うOSであるChrome OS(オープンソース開発バージョンはChromium OS)も登場。

比較的廉価でシンプルなChromebookというChrome OS搭載マシンがあることもご紹介しました。

ChromebookのAcerCB3-111-H14M、そして旧マシンのChromebook化
 
本書『Googleサービスがまるごとわかる本 最新版』では、そのGoogleの各サービス紹介と使い方が図解で示されています。

「なんだ、Googleだったら、今もなんとなく使えているから、改めて本など見なくても大丈夫だよ」

と思われますか。

もちろん、今不自由なければ、その限りでは何よりです。

ただ、せっかくの高機能アプリ、高機能サービスでも、その一部しか知らなかったばかりに、アプリでたちどころにできることが「できない」と思い込んでそこで止まったていたり、もしくは手動で作業したり、有料の高いアプリを買って作業したりしていたら、もったいないですよね。

Googleアプリ/サービスでいったいなにができるのかを、一通り確認ぐらいはしておくことで、ネット上の自己実現で「回り道」をしなくてすむ「気づき」があるかもしれません。

Chrombookファンで、できればGoogleで完結したいと思っている私も、実はそれがあったのです。

Google Drive上で動かすアプリで、MindMup2.0といいます。

MindMup2.0とはなんだ


名前通り、マインドマップです。

アイデアを視覚的にメモしておくアプリです。

文脈構成を考える時に、変更があってもドラッグ・アンド・ドロップで書き込んだノード(項目)をいかようにも動かすことが出来ます。

たとえば、これは昨日の記事のマインドマップです。

2020-02-04 (15).png

この吹き出しの中に、アイデアや文章などを入れていくのです。

Windowsの初期や、その前のMS-dos時代は、文字列だけのアウトラインプロセッサというものがその役割を果たしていました。

現在もそれはありますが、どちらかというと論理的構成を固める場合に用いられるもので、アイデアを次々並べる初期の段階では、マインドマップのほうが、より適しているのではないかと思います。

ただ、WindowsやMac上で動かすマインドマップは、無料のものもないわけではないのですが、初心者でも使いやすいものは有料になってしまいます。

そこで、おすすめしたいのが、Google Drive上で動くアプリである、MindMup2.0です。

使うまでのダウンロードとインストールの手順を簡単に書きます。

Googleドライブを開いて「新規」⇒「その他」⇒「アプリを追加」をクリック


2020-02-04 (7).png

アプリ選択画面から検索窓に「MindMup」と入力して「接続」をクリック


2020-02-04 (8).png

2020-02-04 (9).png

アプリ接続完了後は画面を閉じ『MindMup2.0』追加を確認


2020-02-04 (16).png

クリックでMindMup2.0の編集画面起動


202002040548.png

です。



グーグルが目指すのはワンストップサービス


Chromeだけで完結するには、WindowsやMacに比べると対応アプリの数が少なすぎると思っていたのですが、改めてリストを見ると、自社で開発したり、有力アプリの権利を買収したりして、日々対応アプリを増やしています。

慣れれば、もうマイクロソフトオフィスも、アドビのAdobe Creative Suite/Cloudも、他の有力アプリも不要になるかもしれません。

もちろん、Chrome上では、OfficeOnlineもAdobe Creative Cloudも使えますよ。

一方で、これはだめだな、というサービスはさっさと廃止されます。

代表的なものが、Facebookに敗れたGoogle+や、画像管理サービスのPicasaです。

LINEを運営するネイバーも、しょっちゅうサービスの変更がありますが、ネットの世界は新陳代謝がはやいですね。

ただ、Googleがワンストップサービスを目指すことだけは変わらないと思うので、GmailやGoogleフォトなどを利用してとっくに個人情報など抜かれているユーザーのみなさん(笑)は、むしろ逆にGoogleを自己実現に効率よく利用してしまおうというぐらいの、したたかで前向きな気持をもたれてもいいのではないでしょうか。

その意味でも、本書のようなリファレンスマニュアルに目を通しておかれることをおすすめいたします。

Googleサービスがまるごとわかる本 最新版 三才ムック vol.987 - 三才ブックス
Googleサービスがまるごとわかる本 最新版 三才ムック vol.987 - 三才ブックス

Googleサービスがまるごとわかる本 最新版 三才ムック vol.987

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  • 作者: 三才ブックス
  • 出版社/メーカー: 三才ブックス
  • 発売日: 2018/06/28
  • メディア: Kindle版



Googleサービスがまるごとわかる本 [決定版] (三才ムック)

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  • 出版社/メーカー: 三才ブックス
  • 発売日: 2019/09/28
  • メディア: ムック



nice!(215)  コメント(13) 

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コメント 13

pn

タブレットやめたら出先であれこれやる気無くなったからなぁ。まあ中華タブにした時点ですでに無かったけど(^_^;)
by pn (2020-02-04 10:20) 

marimo

Google+に一時期登録していろいろ画像をアップしていましたが・・・やはりFacebookにはかないませんでしたね。Picasaにも画像を大量に保存していたので、廃止になると聞いてあわててPCに戻しました。
常に見直しをしていく姿勢はあっぱれかと思いますが、廃止
になると厄介だなというイメージになってしまいました。

by marimo (2020-02-04 10:39) 

なかちゃん

時間は自分で作るものとは思うのですが、やっぱり時間が無さ過ぎて新しいことにはチャレンジできそうもありません。
時間が作れる頃には既にボケていたりして(^^;

by なかちゃん (2020-02-04 12:57) 

ヤマカゼ

マイクロソフトオフィスは自宅でも使ってます。
必要なくなる日が来るとは、すごいですね。
by ヤマカゼ (2020-02-04 18:00) 

Boss365

こんにちは。
Google検索。Googleマップと制覇してきたので・・・
Google Chrome OSの可能性は高いですね。
YouTubeもGoogle系かな?安定度抜群の動画サービス。
これに優秀なアプリ類があれば最強な感じです。
「ワンストップサービス」が可能になれば・・・
利用者は大変便利と感じます!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2020-02-04 18:26) 

ヨッシーパパ

マインドマップを利用して、記事を書かれているなんて、作家のようでカッコ良いですね。
by ヨッシーパパ (2020-02-04 18:49) 

mau

そうなんですよね。パスワードの自動入力とか便利なものほど漏れてるってことですよね。
by mau (2020-02-04 21:54) 

ぱんだ

Chromeはクラウドサービスが充実していてどの端末からでも同じ環境で利用でき便利ですよね。ただ便利さと危険は”表裏一体”なのも気を付けなければいけないですww
by ぱんだ (2020-02-04 22:54) 

ナベちはる

文字ばかりだと、振り返ったときに必要な単語を探さないといけなかったりしますが、視覚的に判るとすぐに思い出せて良いですね。
by ナベちはる (2020-02-05 01:06) 

Rinko

Kindle Unlimited始めたので探して読んでみようかな~と思いました^^
by Rinko (2020-02-05 07:57) 

犬眉母

Googleは、無料のサービスという
新しいビジネスモデルを確立しましたね。
by 犬眉母 (2020-02-05 15:00) 

そらへい

グーグルアプリでPicasaのサービスがなくなったのは残念です。いまだに代替えアプリが見つかりません。グーグルフォトでは補いきれないものがありました。
アウトラインプロセッサ類いはうまく使えた試しがありませんが、MindMup2.0試しにインストールしてみます。
by そらへい (2020-02-05 20:10) 

十円木馬

IT勤務時代、仕事でMindMupの効用を知り、幹部社員は全て使うように義務付けました。
マインドジェット(株)から出ているMindManagerを
使っていましたが、頭の整理には最高のツールだと思っています。
by 十円木馬 (2020-04-13 15:36) 

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