健康になりたい! きれいになりたい! 長生きしたい! それなら、お風呂で温めなさい!! [ヒートショックプロテイン]
『健康になりたい! きれいになりたい! 長生きしたい! それなら、お風呂で温めなさい!!』(伊藤要子、インプレス、Kindle版)を読みました。ヒートショックプロテイン(HSP)を産生するマイルド加温健康法について、基本編、活用編と2冊に分けて解説されています。
今年も書きます
ヒートショックプロテインについては、このブログでほぼ年に1度、新しい書籍が出るとご紹介してきました。
運動不足で、あれこれの健康法を続けることが面倒な私にとって、唯一実践している健康法が、このヒートショックプロテイン・マイルド加温健康法です。
長い常連の方は「またかよ」と思われるかもしれませんが、新しい方もいらっしゃるので、まあ2000字ほどでまとめますからお付き合いください。
マイルド加温を行った2日後に、健康診断や献血を行うと、血液状態がいいなあと実感できます。
具体的には、善玉コレステロール値が上がり、尿酸値や血糖値(ヘモグロビンA1C、グリコアルブミン)は下がることを経験しました。
もちろん、その都度の測定値に基づいたあくまでも私の主観であり、エビデンスはありません。
ただ、血糖値などはもともと高くなかったのでわかりませんが、善玉コレステロール値は慢性運動不足のためか、40mg/dlという、正常値の最下限だったこともありました。
それが、マイルド加温を行ってからは、とくに運動量も食生活もかわらないのに、60mg/dl以上に上がりました。
何より、マイルド加温療法というのは、ただ入浴するだけなので、さほど強い決意がなくても続けられます。
というより、慣れると気持ちがいいので続けたくなります。
具体的に、どういう健康法かというと、42度のお風呂に10分温まり、体温を38.5度にするだけです。
平熱がもっと低い人はもう少し低くても良いそうです。
42度が熱ければ40度でもいいそうです。
要は、お風呂で全身を温めて平熱よりも2度上げることです。
するとどうなるか。
ヒートショックプロテインというタンパク質が全身で産生され、それが、体内の傷ついた細胞を修復したり、酵素の働きや免疫力を促進させたり、逆に寿命が来た細胞を新陳代謝のじゃまにならないように自死させたりします。
平熱よりも2度高い状態が、ヒートショックプロテインをもっとも活発に作り出すそうです。
たとえば、肉・魚介・野菜などの食材を、50度のお湯に通したり洗ったりすると、菌が減少したり鮮度が蘇ったりすることが話題になったことがあります(低温スチーミング調理)。
あれも、50度のお湯にさらされることで、食材がHSP(ヒートショックプロテイン)を産生しているといわれています。
要するに、人だけでなく、動物も植物も、生物はみなヒートショックプロテインによって生体防御を行っているということです。
その研究の第一人者が、伊藤要子博士(一般社団法人HSPプロジェクト研究所 所長)です。
トップページ https://t.co/88MergrmwV
— 畠中由宇・相互フォロー100% (@hata_follow) December 17, 2019
最近は、テレビでもおなじみですね。
やべぇ、伊藤要子すげぇ∑(゚Д゚)
— たいくん?? (@28___VIPJ) July 28, 2014
TVタックルでたか! pic.twitter.com/poXpW0Sw9P
食べたり、薬を飲んだり、運動したりしないのに「健康法」というと、なにかいかがわしい民間療法と思われがちですが、伊藤要子博士は、抗がん健康食品会社顧問のようなナンチャッテ博士ではなく、ずっと研究一筋で学位をとられた研究者です。
公式サイトを拝見すると、最近はがん治療との併用にチャレンジしているようですね。
基本編と活用編の2冊ともAmazonUnlimitedで
『健康になりたい! きれいになりたい! 長生きしたい! それなら、お風呂で温めなさい!!』は、基本編と活用編の2冊に分かれています。
どちらも、AmazonUnlimited(Kindle電子書籍定額読み放題)で読むことが出来ます。
基本編には、上記のようなヒートショックプロテインのマイルド加温健康法についての解説が書かれています。
私は、伊藤要子先生の書籍は積極的に読んで、一応マイルド加温健康法については“知ってるつもり”でしたが、熱すぎるお風呂は、細胞が死んでしまうし、ヒートショックプロテインが逆に出にくくなることを、新たに本書で学びました。
今までは、熱ければ良いのだろうと43~4度の風呂に入ることもありました。
あくまで理想は42度なんですね。
活用編では、具体的な健康改善、「がん治療との併用」にもかなりの紙数を割いています。
実際に、健康法を実践している方の所見も書かれていますが、怪しい抗がん健康食品のバイブル本と違うのは、決して都合のいい話ばかりではなく、がん治療が容易ではないことがわかる内容になっていることです。
それでも、QOL(患者の生活の質)が向上したり、より少ない抗がん剤の投与で大きな効果を得られた報告なども書かれているので、有用な情報を得たい方には一読をお勧めします。
活用編については、後日改めてレビュー記事を書かせていただきます。
マイルド加温健康法をすでにご存じの方は、実践されていますか。
夜はアルコールが入っているし、朝は顔を洗うのが面倒なので、40度ぐらいの朝風呂に入っています。
by 風太郎 (2019-12-18 10:07)
またかよと言うよりも忘れた頃に書いてくれるのでありがたい。
とは言う物のついカラスの行水で(^^ゞ
by pn (2019-12-18 12:59)
なんだか温泉でゆっくりしたくなりました♨
お風呂はいいですねー。
by ピストン (2019-12-18 13:42)
こんにちは。
「ヒートショックプロテイン」は興味深いです。
長生きに執着ないけど、健康ではいたいですね。
今日から「理想は42度」設定、試してみます。
現在41度ですが、結構熱いような気がします!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2019-12-18 17:26)
真冬でもシャワー派なのですが暖房サウナモード使うのでお湯溜めて1人しか使わない時が殆どの為湯船に浸かることを水道代がもったいな~と感じてしまう。でも善玉増やすのに今宵からお湯張って入ります。
そんな贅沢なことではないなぁー健康の為だと思えば安いものだと思いました。健康はお金では買えませんから実践してみます。
by みうさぎ (2019-12-18 17:40)
私は、基本的に、烏の行水でしたので、それを改めて、数年前から、入浴中に20分だけ読書をするように心懸けています。^_^
お陰様で、司馬遼太郎の著作はほとんど読み尽くしました。
by ヨッシーパパ (2019-12-18 18:34)
うちはまさに42度に湯温を設定して入ってますv(o^-')
以前何かの記事でがん細胞を繁殖?させないためには高い体温が必要だと知りました。なのでなるべく体を冷やさない方がいいんだなぁ・・・とは思っていました。このままお風呂の湯温は変えずにおきます!!
by エンジェル (2019-12-18 21:47)
最近、仕事がキツく温泉に行きたいと思っていたのですが、やっぱり理由があるのですね。もっぱらシャワーのみです。
いい事教えていただきました。
by ヤマカゼ (2019-12-18 23:12)
最近は寒くてお風呂がすぐに冷めちゃいます。42℃は難しそうだなぁ
by mau (2019-12-18 23:38)
41℃には設定していますが、健康的なことを考えると42℃がいいのですね。
by ナベちはる (2019-12-19 01:09)
この暑い沖縄でお風呂と言えば「シャワー」のことで、湯舟に浸かるという人は稀なんですが・・・私は25年以上毎日湯舟に浸かる生活をしています。それで風邪ひかないのかなー!インフルエンザも罹った事ないです。
そう言えば、しんなりしたレタスをお湯で洗うとシャキっとするのはこの原理なのでしょうね。
by Rinko (2019-12-19 08:15)
冬場は42度もそんなに熱くないと思います。
by 犬眉母 (2019-12-19 22:01)
そう難しいことでは無さそうなので
「マイルド加温健康法」試して見ても良さそうですね。
by そらへい (2019-12-22 14:38)