「拍手はいらないっつーの、うるさくてしゃあねぇ」の東けんじ [懐かし映画・ドラマ]
東けんじさん(1923年12月17日~1999年1月7日)の生まれた日です。昭和世代の人には、Wけんじという漫才コンビで一斉を風靡したおなじみの人です。小市民的なリアクションと体の柔らかを生かしたユーモラスな動き、栃木弁を隠さないギャグなどを駆使した漫才を披露していました。(画像はGoogle検査画面より)
今のテレビを見ていると、芸人と称するタレントが、MCだのひな壇陣笠だので、多くの番組に掛け持ち出演していますが、その人たちの芸人としての「本業」を披露する番組が少ないように思います。
昭和時代は、テレビで寄席や名人会の中継があったり、今唯一残っている『笑点』のような、芸人が芸人として出演できる番組がいくつも放送されていたのです。
その中で、関東漫才界のスターとして活躍していたのが、Wけんじです。
レンズの入っていないロイド眼鏡を掛けた方が東けんじです。
ワッ、Wけんじ師匠、通称ダブケンですね。最晩年の頃、一回見たことがありますが、凄く面白かったです。見どころは東けんじ師匠のあの容姿からは想像し難いムーンウォーク?ですね。 https://t.co/K6LYF5ui0d
— すながっち1976 (@nxzqzMy2q66WGNY) May 31, 2019
その名の通り、東けんじと宮城けんじ、という幼馴染の2人の「けんじ」による漫才コンビ、ということになっていました。
実際には、東けんじが1923年栃木県生まれ、宮城けんじが1924年宮城県生まれと、全く別のところで生まれ育ち、宮城けんじの本名は「けんじ」でもなく、あくまで営業用の名前とギミックでした。
漫才のパターンは、宮城けんじが一つのテーマでなにか話していると、東けんじが頷いたり、茶化したりして笑いを取ります。
ボケとツッコミがはっきりした「きれいな漫才」といわれました。
特徴は、東けんじの小市民的なリアクションと、体の柔らかさとギャグ。
舞台中央に向かう時、東けんじは、わざわざ宮城けんじの前を通って向かって右のポジションに立ちます。
そして、「東さんよ」「なんだい、宮城さんよ」で始まるやりとりは、後年、志村けんが田代まさしと「爺さんよ」「婆さんよ」というやり取りで「翻案」されました。簡単に言うとパクりました。
茶化す時はゼスチャー付き。
派手なものは、いわゆるムーンウォークをしたり、両脚を前後に広げて床につけ上半身をストンと落としたりと、全盛時はかなりアクロバティックでした。
そしてギャグは、「やんなっ!」「なっ。オー!」「拍手はいらないっつーの、うるさくてしゃあねぇ」など。
栃木弁を隠さない芸風は、今はU字工事を思い浮かべますが、東けんじがその先駆者だったろうと思います。
昭和40年代は売れっ子で、芸能雑誌に登場していました。
【昭和の芸能】「テレビの当たり屋コメディアン忘年座談会」昭和41年
— 萬象蒐@レトロ (@bansho_akane) July 7, 2019
当時の『平凡』誌より、立川談志、ルーキー新一、加藤英文(茶)、なべおさみ、Wけんじ(宮城けんじ、東けんじ)。『大正テレビ寄席』など当時の寄席番組で常に顔を合わせていた面々だが、既に4人が物故者となった。@retoro_mode pic.twitter.com/OLZB3YBQeL
漫才協会の画像つきツイートが、昭和世代には懐かしいです。
21東喜美江(二代目) 22新山トリロー 23志賀晶 24榎本晴夫 25宮城けんじ 26松鶴家千代若 27リーガル秀才 28東京平 29松鶴家千代菊 30東けんじ 31あした順子 32昭和のいる(つづく) #manzai #漫才 pic.twitter.com/KQXMphzrqP
— 漫才協会 (@manzaikyokai) August 17, 2016
Wけんじの結成前は、三波伸介、玉川良一といった、これまた昭和のコメディアンとしておなじみの人たちと、おとぼけガイズというトリオも組んでいたそうですが、
欽ちゃんの前の視聴率男と
— オダブツのジョー (@odanii0414) August 23, 2019
いえば、先代の三波伸介さん
だよなあ。 pic.twitter.com/9axbszTjDg
Google検索画面より
そのへんは私もリアルで拝見したことがありません。
1度見たかったですね。
Wけんじさん、昭和世代の方は覚えておられますか。
昨日の件
昨日の、警察がスルーした「外部者が玄関内鍵を勝手に設置した件」の記事について続きです。
弁護士ドットコムに相談したところ、次のような回答でした。
勝手に家に入って、内鍵を取り付けられたとしたら、またいつ入られるかわからない状況と思いますので、看過するのは適切ではないように思われます。勝手に家に入られて頼みもしないものを仕込まれれば、それを被害者と言わずに何というのかって話です。
警察に捜査をお願いできないか、もし取り合ってもらえないようでしたら、各都道府県に設置されている公安委員会の苦情申出制度を利用されてもいいと思います。
これは警察官の不適切な対応について、書面で苦情を申し入れる制度です。
昨日は伏せましたが、思い当たるフシのある先方とのことは個人間の問題で、当事者以外の近隣の人は誰も知らないことなので、個人名でも出さない限り、その内容自体は書いてもその人のことは特定できず違法でもありません。
というか、本来ならそこまで書かないと、第三者的には経緯がわからないですよね。
むうぴょんこさんが書かれたとおりで、「加害者の示威+脅迫行為」にあたるだろうと私も思っています。
それだけに、警視庁の不作為は容認できないので、公安委員会には苦情を送付しました。
たぶん後日改めて書く機会があると思います。
警察の対応に納得行かないときは、泣き寝入りせず公安委員会に苦情を申し出ましょう。
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2019-12-17 10:00
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コメント(10)
誰かとゴッチャになってるんだよなぁ、他のWが付くコンビなのか?子供の頃の記憶が曖昧すぎてほぼ覚えてないσ(^_^;
by pn (2019-12-17 10:27)
取り分けて獅子てんやわんやが好みです。
by beny (2019-12-17 12:53)
Wけんじ、なんとなく覚えています。^_^
by ヨッシーパパ (2019-12-17 18:38)
名前だけはよく知ってます。
この頃の漫才はハチャメチャだったのも覚えています。
by kou (2019-12-17 19:45)
Wけんじさん、残念ながら記憶にありません。この時代にムーンウォークとはすごいですね。
by ヤマカゼ (2019-12-17 23:09)
ムーンウォークはマイケルが最初かと思ってました
by mau (2019-12-18 00:15)
>栃木弁を隠さない芸風は、今はU字工事を思い浮かべますが、東けんじがその先駆者だったろうと思います。
今では「新しそうに見える」ものも、探せば元になるものがあったり、既に出ていたりするかもしれませんね。
by ナベちはる (2019-12-18 00:37)
公安委員会に苦情申し立てできるんですね。覚えておきます。
by Rinko (2019-12-18 07:47)
お互い口元が近くで話してますね。
本当に嫌いな人とは漫才はできませんね(笑)
by 犬眉母 (2019-12-19 22:03)
wけんじさん、南伸介さん、玉川良一さん
皆さん、懐かしいですね。
とくに玉川良一さん、久し振りにお顔と名前を拝見しました。
by そらへい (2019-12-22 14:44)